化学眼外傷とは?化学物質が目に入ってしまった危険な状態!

病気・症状

化学眼外傷(かがくがんがいしょう)とは、
人間の身体の仕組みによる問題から発症する病気などではなく、
何らかの化学物質が目に入ってしまうことで発症する
外部要因的な症状になります。

仕事上で使っている薬剤だとか、
家庭用の洗剤だとか、
そういったものが目に入ってしまったことにより、
引き起こされる症状ですね。

場合によっては非常に危険なこともありますから、
細心の注意を払う必要があります。

では、この状態について解説していきます

化学物質が目に入った危険な状態!

通常、化学眼外傷に何もせずになることはありません。
何らかの科学的な薬品が目に入ることによって
発症します。

症状や危険度も、目に入る化学物質によって異なり、
場合によっては失明に至るようなケースもありますから、
もしも目に何らかの化学物質が入ってしまったような場合は、
厳重な注意が必要です。
ただちに眼科に足を運ぶようにし、
眼科医の指示に従ってしっかりと対処していきましょう。

原因は何なのか?

化学眼外傷の原因は、
単純に「化学物質」が目に入ったことによるものです。
職務上で使っている化学薬品などもそうですし、
身近で使っているような洗剤などが目に入ってしまうことでも
この状態を引き起こしてしまいます。

ただし、何もしていないのに化学眼外傷になることはありません。
そのため、仕事上とご家庭で洗剤やそのほかを利用する際に
細心の注意を払っていれば、この状態になることは
基本的にはありません。

とは言え、人間とは急にうっかりしてしまうこともある生き物です。
もしもの時にはどのように対応したら良いのか、
覚えておいても、損ではないでしょう。

目に洗剤などが入った場合の症状は?

では、目に科学物質が入ってしまった場合には
どのような症状が出てくるのでしょうか。
主に言われている症状としては

・炎症
・目の痛み
・目の違和感
・目が腫れる
・角膜が白く濁ってしまう(重症時)
・眼球とまぶたの癒着(重症時)
・白内障や緑内障の発症
・視力低下
・失明

などが存在します。

これらは、目に入った化学物質が何かによっても大きく変化するほか、
”どのぐらいの量”入ってしまったのか、という部分に
よっても大きく変化します。

目に入ってしまったものが”アルカリ”系統であった場合は
非常に危険で「失明」に至る危険性もあります。
また、「酸」の系統の場合も、目に重大な障害を
残してしまう可能性があるため、注意が必要です。

もしも化学物質が目に入ったら?

もしも化学物質が目に入ってしまった場合は
どうすれば良いのでしょうか。
まず、眼科に行くことも大事なのですが、
とにかく目に付着した化学物質を洗い流す、ということの方が
優先になります。

化学薬品専用の目の洗浄水があるような会社もありますが、
それがない場合は水道水を使って目を洗います。
目を開けたまま、水を流して、なるべく付着した
化学物質を落とすことが重要になります。
少なくとも10分以上は、目の洗浄を行うようにしましょう。

その後は、ただちに眼科を受診して、
医師の指示に従うようにして下さい。

なお、重症で、眼科に自らいけないような状態になってしまった場合は
救急車を呼んで、ただちに対応して下さい。
救急車を呼ぶのを躊躇する必要はなく、
そういう緊急時のために救急車はあるのですから、
しっかりと利用するようにして下さい。

とにかくまずは洗い流すこと。これが重要になりますから
いざと言う時のためにも、覚えておいた方が良いでしょう。

病院での治療はどんな感じ?

眼科に到着したら、治療を行うことになります。
ただし、この時の治療は、目に入った化学物質の種類や、
どのぐらいの症状が出ているか、などによって大きく異なります。
眼科を受診する前に「何」が目の中に入ってしまったのか。
これをはっきりと伝えられるように、薬品の名前を
把握しておくようにしましょう。

その後は治療が行われますが
治療方法も、目の症状は入った薬品により様々です。
目の洗浄のほか、点眼薬による治療、
角膜などへのダメージを確認するための検査など、
状況に応じて、眼科医の先生が判断して
治療していくことになります。

なお、重症の場合には、手術などを必要とする
ケースも存在します。
医師の診断に応じて、このあたりは変化します。

とにかく、目に薬品が入ってしまった場合に関しては
可能であれば10分以上洗い流し、その上で眼科を
受診することです。
あとは、先生の判断に従って治療を進めていくようにしましょう。

なお、化学物質の種類、量によっては軽傷で済み、
点眼薬などでの治療、数回の通院で何の後遺症も
残すことなく、治療を完了させることができますが、
逆に重症化するケースもあり、手術が必要になってしまったり、
最悪のケースでは失明することになってしまったり
する場合もありますから、注意をすることが必要です。

場合によっては後遺症が残る可能性

化学物質が目に入ってしまった場合に関しては
ザンネンながら「後遺症が残る」可能性も否定はできません。
目に入ってしまった化学薬品の種類、その量、
そして入ってしまった直後の行動、これらが鍵となります。

病院を受診すれば、最大限の治療は行われますが
場合によっては視力障害や視力低下、
最悪の場合は失明という結末になってしまう可能性も0ではありません。

そのため、一番は薬品が目に入らないように注意することではありますが、
もしも目に入ってしまった場合に関しては、しっかりと
状況を把握して、早めに眼科での治療を受けるようにすることが、
とても大切なポイントの一つになるのです。

放置しておくとどうなる?

何が目に入ったかにもよりますが、放置は非常に危険です。
工場などで利用されている薬品であれば特に危険ですし、
家庭用の洗剤などであっても、十分に危険を伴います。
放置しておけば、目に重大な視力障害を残してしまうことになったり、
最悪の場合は失明してしまいます。

仮に、目に入った直後に何の異常がなかったとしても、
後から何かの症状が出てくる可能性も否定はできません。
とにかく”何か”入ってしまった場合に関しては、
早急に洗い流した上で、眼科の治療を受けることを
強く、おすすめします。

予防するためには…?

予防するためには、化学薬品を使う際には、
細心の注意を払うことです。
人間、うっかりしてしまうこともありますが、
うっかりでは済まない、重大な結果を招く可能性も十分にあり、
決して甘く見てはいけないのです。

会社であれば、会社でしっかりと、そういう危険性については
説明されると思います。
慣れてきた頃が、案外一番危ないものですから、油断しないようにして
対応していきましょう。

また、自宅で洗剤などを用いる際にも、油断が思わぬトラブルを
招くことになる可能性は充分に考えられます。
油断することなく、しっかりと扱い、
洗剤などを使っている際に他のことをやったりだとか、
何かに気を逸らしたりしないようにすることがとても
大切なポイントになるのではないかと思います!

まとめ

目に薬品が入ってしまう…ということはとても危険なことです。
ただしこれは、他の病気とは違い、自分自身の注意で
しっかりと回避することができます。
病気の場合は、自分がどんなに予防していても、なってしまうときには
なってしまうものですが、薬品であれば、
扱い方などに細心の注意を払うことでカバーすることは
充分に可能なのです。

出来る限り、注意をするようにして、
例え、家庭用の洗剤であっても
「危険なものを使っている」という認識を持ち、
注意しながら扱うことは非常に重要になります。