光視症は、光が無い場所でも
急に光って見えたりする症状です。
その光の見え方は様々ですが、
チカチカするような場合や
イナズマのようにぴかっとする場合などなど
人によって、色々なパターンが存在します。
この光視症は生理的な原因(ストレスなど)で
あることも多く、
多くの場合は、心配する必要のないもので
あることも多いのですが
場合によっては他の目の病気(網膜剥離)などが
この症状を引き起こすこともあり、
その場合は放置しておくと、最悪の場合は
失明に至る可能性がありますから
注意が必要になります。
では、光視症の症状が悪化したり
増えた場合はどうすれば良いのでしょうか。
その点についてお話していきます。
※光視症の基本情報は別記事にまとめてありますので
そちらの方をご覧ください。
症状が悪化した場合どうすれば?
光視症の症状が横ばいで続いている場合、
原因がはっきりしていたり、既に検査を
しているのであれば、特別心配する必要は
ないでしょう。
しかしながら、症状が悪化した場合に
関しては別です。
過去に検査している場合であっても
一度も検査をしたことが無い場合であっても
警戒する必要は充分にあるのではないかと思います。
仮に、元々は生理的な原因で光視症の症状が
出ていたとしても”ずっとそう”とは限らないのです。
どういうことかと言うと、
生理的な光視症が出ている人が
網膜剥離を起こさないとは限らない、ということです
”症状が悪化した”
つまり、見える光が増えた、という状況は
何が別の原因が生まれた、という可能性も
充分にある、ということですから
注意が必要になります。
では、どのぐらい症状が悪化したのか
どんな感じに悪化したのか、パターンごとに
取るべき行動を
それぞれまとめていきたいと思います。
少し悪化した気がする・悪化した場合
まずは、症状が少し悪化した場合や
悪化した気がする場合。
これに関しては、しばらく様子を見てみても
良いかと思います。
”少し悪化した”と感じる場合、
まず、それが気のせいである可能性もありますし、
光視症にしても飛蚊症にしても
”いつも全く同じ症状”とは限らないわけですから
症状の良い・悪いは、若干前後します。
例えば、別の部分の体調を崩していれば
少し悪化するようなこともありますし、
精神的に、肉体的に疲れているようなことがあれば
それでも症状が一時的に少し悪化するようなことも
あるかと思います。
そのため、心配であれば検査を再度受けるのが
一番確実ではありますが、
慌てて眼科に救急でかかったりだとか
そこまでのアクションを起こす必要は
ありません。
後述するような悪化の仕方をしなければ
”急ぐ”必要はないでしょう。
だんだん悪化している場合
見える光がだんだんと増えていたり、
徐々に悪化しているような場合に関しては
注意が必要です。
悪化しているのが少しずつであっても、
長い時間をかけてだんだんと悪化している場合
”悪化している原因”がどこかにあるはずです。
網膜剥離などの病気の可能性も0では
ありませんし、そうでなくても、ストレスや
疲労など、そういったものが原因になって
どんどん悪化している可能性もあります。
少なくとも、悪化している場合、
何かしら原因があるはずですから
一度眼科で再度検査を受け、
相談することが大切になります。
場合によっては原因不明のことも
あるとは思いますが
それでも、何らかの治療方針は出してくれるかと
思いますし、万が一何か病気があった場合に
関してはそのまま放置しておくと
大変なこと(網膜剥離は最悪、失明します)に
なってしまいますから
悪化のペースがゆるやかであったとしても
”だんだんと見える光が増えている”だとか
そういうケースの場合に関しては
早めに検査を受けることをおすすめします
急激に悪化した場合
これは、非常に危険なパターンです。
既に光視症の症状が元々出ていて
過去に検査などをしている場合でも
急激に症状が悪化した場合、
確実に何らかの原因があるはずですし、
網膜剥離などの病気の可能性も高いです。
先にも書いた通り、
症状が少し悪化したり、少し良くなったり
そういうことはあっても
異常がなければ通常は
急激に悪化したりすることはありません。
急激に悪化した場合は何か深刻な変化が
起きている可能性もありますから
早めに眼科で検査を受けるようにすることを
おすすめします。
症状が良くなっている場合
これは、気にする必要はありません。
むしろ、症状が良くなっているのであれば
それは喜ぶべきことですし、
何らかの原因となっていたことが
取り除かれた、ということでしょう。
特に眼科に行ったりする必要はありませんし、
そのまま再発しないのであれば
ラッキー、ぐらいに思っておけば
良いかと思います。
光視症は、生理的なものであっても
100パーセント治らないわけではありませんから
ある日、急に症状が弱くなったり、
あるいは症状が消えたり、
そのようなことが起きる可能性も十分に
あるかと思います。
まとめ
光視症の症状が続いていて
一度も検査をしたことがない!という人は
まず検査を行うようにしましょう。
それが一番確実です。
前から続いていたり、検査済みの人は
特別気にする必要はありませんが
上にも書いたように
”急激に悪化してしまった場合”は特に注意が必要ですし
”ゆるやかに悪化している場合”に関しても注意が
必要なので、そういった悪化の仕方をしている場合に
関してはなるべく早い段階で眼科に足を運び
原因をハッキリさせておく、ということをおすすめします。
別の病気が隠れていて、それが悪化してしまってからでは
遅いですからね。