目の症状でも脳神経外科などを受診した方が良いケース

目の症状も、
原因は、必ずしも目とは限らず、
脳のほうに原因がある可能性もあるのです。

場合によっては、脳梗塞だったり、脳腫瘍だったり
そういったものが原因となって症状が
出ている場合もあります。
また、それ以外の命に関わるような病気で無い場合でも
脳が原因となっている病気は実際に存在します。

とは言え、目に異常がでてきたら多くの人は
最初、眼科を受診すると思いますし
私自身もそうします(実際に真っ先に眼科に行きました)

では、どのようなときに
脳神経外科などの受診を考えたほうが良いのでしょうか。
それをまとめていきたいと思います。

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脳系統の病院を受診したほうが良いケース

目の病気なのか、脳の病気なのか、
それとも精神面の問題なのか、
それは一概に判断することは難しいです。
一見、目の症状に思えても、
脳などから来ている可能性も0ではありません。

では、どのような場合に脳神経外科を受診したほうが良いのでしょうか。
怪しいケースをご紹介していきます。
もしも思い当たる部分などがある場合は
一度脳の検査を受けたほうが良い場合もあります。
眼科に行っている場合は眼科の先生とも相談しながら
よく考えて決断するようにしましょう。

怪しい症状を知る!

まず、どのような症状が”怪しいのか”それを知っておくことが
一つのポイントになりますね。
例えば、目に出ている症状が「目のかゆみ」だとか「目やに」だとか
「充血」だとかそういったものであれば、脳を疑う必要は
ほとんど無いかとは思います。

しかしながら、下記のような症状が出ている場合は
脳が原因となっている可能性もありますから
注意する必要があります。
(下記の症状が出ていても、=100パーセント脳の病気、
というわけではありません。
ただ、脳が原因で書きのような症状が出る可能性があるので
そのことは覚えておきましょう)

・視野欠損(視野の一部が見えなくなる)
・視力が急激に低下する
・片方の目が突然見えなくなる(その後回復する)
・粒粒が見える(飛蚊症とは別)
・閃輝暗点(突然ギザギザした光が見える症状)
・モノが二重に見える(複視)
・瞼が開かなくなってしまう
・モノの距離感が分からなくなったり、大きく見えたり
 小さく見えたりする(アリス症候群)

など、これらの症状が出ている場合に関しては、
もちろん目が原因である可能性もあり
必ずしも脳に異常があると言うわけではありませんが
注意はしておいた方が良いかと思います。

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眼科で原因不明の場合

まず、脳神経外科を受診する一つの目安は
「目に異常があるのに、眼科で異常が見つからない場合」ですね。

原因不明の場合でも、出ている症状に応じて
点眼薬が処方されたりだとか、何らかの治療は
行われると思いますが、それでも症状がなかなか改善することが
なかったり、症状が悪化したりする場合に関しては
脳神経外科などの受診も検討してみると良いと思います。
前述したような症状がある場合、それは目の病気ではなく
脳の方に何か原因がある可能性は充分にありますから、
念のため調べておいたほうが確実でしょう。

ただ、自分自身で脳神経外科に足を運ぶ前に、
眼科の先生が「これは脳のほうも怪しいな」と判断した場合は
脳神経外科への診察をおすすめされたり、場合によっては
紹介状などが出されることもあるかと思います。
そうなった場合は、どのような状態なのか、眼科側から
脳神経外科などに報告が行くので
より診察を受けやすくなるかと思います。

が、必ずしもそういった対応が行われるとは
限りませんから、もしも紹介状だとか
そういう話が無くてもしっかりと自分で判断し、
不安であれば脳神経外科などを受診するようにしましょう。

目以外の症状が出ている場合

脳が原因の症状である場合、
目以外の部分にも症状が出てしまう可能性もあります
そうなってくると、目のほうではなく、脳のほうに
原因がある可能性も高くなりますし、
注意したほうが良いかとは思います。

下記のような症状が出ている場合は注意です

・激しい頭痛 慢性的な頭痛
・めまいやふらつき
・ろれつが回らない
・言葉をうまく理解できない
・片方の身体の一部分のしびれ
・文字を上手く書くことができない
・意識障害
・記憶障害
・物事に対する意欲の低下

こういった症状を伴っている場合、
必ずしもそうとは限りませんが、
脳が原因で症状が出ている可能性があります。

また、身体の半分のしびれが急激に出てきただとか
明らかにおかしな異変の場合に関しては
場合によっては眼科よりも脳神経外科を先に
受診したほうが良い場合もあります
このあたりを判断するのは最終的に自分自身と
その周囲の人間になってしまいますが
しっかりとその時出ている症状から判断して
適切なほうを受診するようにしましょう。

自分で不安を感じる場合

目に出ている症状がかゆみだとか、
脳から出てくることはまずない症状であれば
心配する必要はありませんが
視力の低下や、チカチカした光など、
脳から出てくることもある症状を伴っている場合で、
自分自身で心配になってしまう場合は
脳神経外科などを受診してみても良いと思います

もちろん、前述したようなほかの症状が
無ければ、先に眼科を受診したほうが良いですが
原因が分かった、分からなかったに関係なく
もしも自分自身がどうしても不安になってしまうのであれば
脳神経外科を受診し、
検査を受けるなどしてしっかりと白黒はっきり
させておくと安心です。

色々不安になってしまって
大丈夫かな大丈夫かな…なんて考えていると
精神的にマイナスにしかならないですし、
自律神経などの乱れを生じてしまい
目とは関係のない部分で体調を崩してしまう可能性も
否定はできません。

そのため、色々不安になってしまうぐらいであれば
その可能性は薄かったとしても
「自分は大丈夫」であることを検査ではっきりと知ることで、
安心感を得ることもできますし
体調面においては、それだけでもプラスに
なるのではないかと思います。

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目の症状とは関係なくても…

目に出ている症状とは関係なくても、
脳は人間にとってもっとも大事な部位であると言っても
過言ではありません。
そのため、目の症状に関係なく、
定期的に検査などを受けられるのであれば
受けておいたほうが良いですし、
目の症状に関係なく、何か異常が出てきたら
放置してしまうようなことはなせずに、
しっかりと対応をしていくことが大切になります。

脳出血だとか、突然来てしまうものもあれば
脳梗塞のように、場合によっては前触れが見られるものもあります。
また、脳腫瘍のようにジワジワと進んでいくものもあります。

いずれにせよ、どの病気だったとしても、
放置しておけば重大な問題に発展してしまうものばかりなのは事実ですから
気をつけるようにしましょう。
目に症状が出ることもありますが
出ないこともあります。
目に症状が出ていない=脳の病気の心配はない、
ということではありませんから、その点に関しては
注意が必要です。

何か自分で異変を感じ取ったら検査を受けたほうが確実ですし
ある程度年齢を重ねたら脳ドックなどの検査を
受けておくようにすることも大切なポイントの
一つになるのです

まとめ

脳が原因で、目の症状が出ることは実際にあることです。
必ずしも目の症状が出るとは限りませんので、
そこのところは勘違いしないようにしなくてはいけませんが
もしも今回記したような傾向に当てはまる場合は
自分でしっかりと判断して必要であれば
脳神経外科を受診するようにしましょう。

脳の病気は、その時その時の判断が
大事になる場合もありますから
慎重に判断することが大切です!

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