ビジュアルスノウは、
知名度が低く、現時点ではまだまだ
治療が難しい病気です。
私も発症から既に1年半以上が経過しましたが
症状は消えていません。
症状の悪化はかなり緩やかになり
最近ではあまり変化も感じられないような
レベルになりましたが、
それでも、やはり消えてほしいと願うばかりです…。
そんなビジュアルスノウのような症状が
出てしまった場合には、
「何科」を受診すれば良いのか迷ってしまう人も
いるかと思います。
ビジュアルスノウになってしまった場合に
受診するべき科をご紹介していきたいと思います。
どこの病院に行けばいいの?
ビジュアルスノウになってしまった場合
もしくは「怪しいな」と感じる場合は
どこの病院に行けば良いのか。
それをこれから解説していきます。
自分の症状や感じ方によっても
異なる部分がありますので
そういった点も含めて
解説していくことができれば、
と思います。
もしも自分に怪しい症状が出ている!という方は
参考にしてみてください。
ビジュアルスノウのような砂嵐が見える
症状は、ビジュアルスノウ以外でも
発生することがあり、何の検査も受けずに
自分自身で断定してしまうことは
危険な行為ですから、その点に関しては
注意をしておくようにしましょう。
※ビジュアルスノウに関するその他の情報は
ビジュアルスノウ情報トップページの方からご覧ください!
基本は眼科
ビジュアルスノウかな?と思う場合
「視界に砂嵐」が見えるなど、
目の見え方に関する何らかの症状が
出ているかと思います。
飛蚊症や光視症、閃輝暗点などの
症状を併発することなどもあり、
目の不快症状などが出ることも多いです。
ただ、これらの症状は
ビジュアルスノウ以外の目の病気でも
出現することがあり、
まずは目に異常がないかどうか
検査して確認をしていく必要があります。
そのため、基本的に最初は眼科を
訪れるのがベストであるかと思いますし
私も最初はそうしました。
飛蚊症やそのほかの症状
砂嵐のように見えるものなどでも
目の他の病気が原因となっている可能性は
十分にあり、場合によっては
失明に至るような病気の可能性も
0ではありません。
まずは眼科で目の検査を受けて
異常がないのかどうか、ということは
しっかりと確認をしておいた方が良いでしょう。
脳神経外科
脳神経外科もひとつの選択肢ではあります。
最初は眼科の受診をおすすめしますが
頭痛などを併発している場合や
めまい、しびれなどの症状が出ている場合は
脳神経外科などを優先した方が
良い場合もありますし、
眼科で検査を行い、何の異常も出なかった場合は
続けて脳神経外科を紹介されたり
する可能性もあります。
目の症状は脳が原因で出てくることもあります。
場合によっては脳腫瘍や脳梗塞などでも
症状が出ることがあるのです。
ビジュアルスノウの場合は脳腫瘍だとか
大きなものではありませんが
原因は脳の一部機能と言われていますし、
その他にも閃輝暗点や、アリス症候群など
”脳に関係する”ものは多数存在しています。
そのため、目に異常があり、眼科では
検査上、異常が見当たらない場合は
脳神経外科を紹介される可能性もありますし
ビジュアルスノウのような症状が出ている場合
一度は受診しておいた方が良いでしょう。
個人的には眼科⇒脳神経外科の順番で
診察で良いと思いますが
上でも書いたようなめまいだとか吐き気だとか
そういう症状を伴っていたり
自分で心配な場合は、順番を
入れ替えても良いかと思います。
私も、眼科で異常がなかったため、
脳神経外科を受診し、
CTとMRIの検査を受けました
(その後は、私の場合は眼科中心に
経過観察をしています)
なお、ビジュアルスノウの場合は
CTやMRI検査では特に検査結果での
異常は出て来ません。
”原因不明”ということになるかと思います。
(ビジュアルスノウですね、と言われる
可能性は知名度などから考えても
低いので、自分から相談してみるのも
良いかもしれません。
相談する際には、ビジュアルスノウのことが
書かれた資料などを持っていくと良いでしょう
※最初は目の症状だけ伝えて
具体的な病名を出して
話をするのは検査後の方がいいと思います)
心療内科
ビジュアルスノウの症状は
精神的にも大きなダメージを
受けてしまう場合があります。
連日、原因不明の砂嵐に悩まされたり
耳鳴りや残像、めまい、片頭痛などを
併発したりするために
かなり日常生活の負担になってしまう
ケースも実際にあるのです。
そうなってしまうと、精神的にも
大きなダメージを受けることになってしまい、
自律神経失調症だとか
そういうものに繋がって行く可能性もあります。
精神的な疲弊を放置おしておくと、
どんどん症状が悪化してしまい、
ビジュアルスノウ以外の部分にまで
影響が出て来てしまう可能性は
十分に考えられます。
私も実際に最初は血圧が急上昇したり、
寝つきが悪くなったり、
動機のようなものが出たり、
そういう症状もありました。
このように、精神的な負担は
放置しておくと大変なことに
なってしまいますから、自分自身で
精神的な負担になっていると
感じるようなことがあれば、
なるべく早い段階で治療を
受けるようにすることをおすすめします。
もちろん、心療内科的な部分の治療が
ビジュアルスノウの根本的な解決に
なる可能性は低いとは思いますが
精神的な不調を放置しておくと
本当に大変なことになってしまう
こともありますから、
注意をしなくてはいけません。
症状が安定したら相性の合う場所で
検査などを一通り終えて、
特に大きな異常が見当たらなかった場合
ひとまず、命に関わるようなことは
ありませんし、失明の危険性も低いとみて
良いかと思います。
辛いことではありますが、
比較的安定したのであれば、
あとは、眼科でも心療内科でも
脳神経外科でも、症状を
しっかりと理解してくれて
自分が行きやすい場所を選ぶと
良いかと思います。
ビジュアルスノウの場合、
ビジュアルスノウ治療にぴったりの
科、というものはなかなかないかと思います。
先生が理解を示してくれなければ
治療も満足に進みませんし、
自分自身も不安になるだけだと思いますから
しっかりと、先生が理解をしてくれて
自分の行きやすい場所、それが
利用するべき科になるかと思います。
おすすめの順番は?
ビジュアルスノウと思われる症状が
出てきた場合、受診するおすすめの
順番はどんな順番か…
私の経験で言うのであれば
①眼科
②脳神経外科
になるかと思います。
まず、目の病気がないかどうかを眼科で
確認し、そこで異常が見つかればそのまま
治療、見つからなかった場合は
今度は脳に異常がないかを確認するために
脳神経外科を受診する、ということが
良いかと思います。
その後に関しては、
先生の対応次第で
眼科か、脳神経外科、どちらかで
必要な時に相談できるように
しておくと良いかと思います。
また、上でも書いたように
精神的な落ち込みが強くなってしまった場合は
①、②のあとに心療内科などを受診し
対応していくのがベストかと思いますね。
なお、脳系統の症状が
出ている(めまい、ふらつき、呂律が回らない、頭痛)場合は
脳神経外科を先にして、眼科を後にするのも
アリです。
このあたりは自分の症状と相談しながら、
が良いのではないでしょうか。
まとめ
ビジュアルスノウはまだまだ知名度が低く、
難しい病気である、ということも
事実になります。
そんなビジュアルスノウに対応するためには
理解してくれる先生の下で治療を行う、
ということもとても大事なポイントのひとつに
なってきますから、
しっかりとその点に関しては、
覚えておくようにしましょう。