緑内障手術とは?内容やどんな時に必要になるのかを解説!

病気・症状

視野欠損を招き、
最終的には失明を招いてしまう可能性のある
恐ろしい病気が緑内障(りょくないしょう)です。

目の病気の中には
経過観察で良いものもありますが
治療をしなっければ最終的に失明に
至ってしまうような恐ろしい病気が
数多く存在するのも事実です。

緑内障もそういった病気のひとつになりますね。

何もせずに放置しておくと
最終的には失明してしまう可能性もある、
ということになります。

そんな緑内障の治療方法のひとつが
「緑内障の手術」になります。

これはどんな時に必要になるのか、
どのような内容なのかを解説していきたいと思います

緑内障の概要については別記事で
解説しています。こちらでは緑内障の手術についてを
解説していきます。

治療方法は基本的に2種類

大まかに分類すると、緑内障の治療方法は
基本的に2種類となります。

一つは「手術を行わない治療」
もう一つは「手術治療」になりますね。

まず、基本的には
”手術を行わない治療”で眼圧が下がるかどうか、
緑内障の進行を食い止めることができるのかどうか、
そのあたりを確認していくことになります。
治療内容としては点眼薬や内服薬を用いた
治療になりますね。
場合によってはレーザー治療などを
行うことになる場合もあります。

が、それでも対応しきれない場合などに
手術を行うことになる、という感じですね。
急性の緑内障発作を起こしてしまった場合は
別ですが一般的な緑内障の場合、
「はい、いきなり手術です」なんてことは
基本的にはなく、
経過を観察しながら決めて行く、ということになるのです。

手術の条件は?

緑内障手術をどのタイミングで行うのか。
これに、具体的な決まりはありませんし
法律もありません。
患者を診ている眼科の先生が、患者と相談しながら
決めて行く、というカタチになるかと思います。

一応、目安としては別の治療を行っても
効果が出ずに眼圧が高い状態が続く場合は
手術を行い眼圧を下げる、という
選択に踏み切るケースが多いかと思います。

他の点眼薬や内服薬、レーザーによる治療などで
眼圧が下がり、それで緑内障の進行が
止まっているのであれば基本的に
手術は必要ないでしょう。

また、急性緑内障発作の場合は
緊急的に対処しなければなりませんから
いきなり手術、ということになる場合もあります。

緑内障の種類や、
自分自身の症状の状態、
先生の判断などにより、
手術に踏み切るタイミングは大幅に異なるものになります。

ただ、眼圧が他の治療で
下がらない場合などは、
手術を行わないと緑内障の進行を
食い止めることはできませんから
先生が手術が必要だと判断した場合に関しては
嫌だとは思いますが、それに従わなくてはいけません。
手術を拒めば、緑内障が進行して
視野の欠損が結果的に広まってしまうことになるのです。

どんな風に手術をするの?

手術方法はいくつかあり、
どのような方法が取られるかは
病院の先生が判断します。
一番最適と思われる手術形式が
取られるかたちになりますね。

基本的な目的としては
目の中に貯まった房水と呼ばれる水を
排出させ、眼圧を低下させる、という
目的になります。

どのような方法で手術が行われるのかどうかは
事前に病院側から説明があると思いますから
しっかりと説明を聞き、
納得した上で治療を受けるようにしていきましょう。

手術は回復させるためのものではない

覚えておかなくてはいけないことは、
緑内障手術は”回復”させるためのものではありません。

他の病気の手術では
根本的な原因の治療を行ったりすることも
ありますが、緑内障に関しては
根本的な治療を行うものではなく、
あくまでも眼圧を下げて
症状の進行を抑えるための手術、ということになります。

と、いうのも、緑内障の症状は
ザンネンながら「回復」しません。
現代の医療では、緑内障によって欠けてしまった視野を
取り戻すことはできないのです。

緑内障の早期発見が大切と言われるのは
このあたりが理由になりますね。
手術をしても、見えなくなってしまった部分の視野は
戻らず、これ以上その症状が悪化しないようにする、
ということしか出来ないのです。

入院は必要なのか?

これは、病院や手術の形式などによっても
異なりますが、基本的に入院が
必要とされているケースも多いです。

1週間から数週間程度の
入院になるでしょうか。

これに関しても事前に必ず
説明があると思いますから
しっかりと先生の話を理解して
手術を受けるようにしましょう。

日帰りの手術などを行うことのできる
病気も世の中には存在していますが
緑内障治療の場合は、
なかなか難しい部分もあるかと思います。

手術後の後遺症は…?

緑内障手術に限らず、
どんな手術にもリスクというものがあります。
それは、緑内障手術であっても
例外ではありません。
医療ミスだとか、そういったもので
無くても、色々な症状が出る可能性がある、
ということは頭の片隅にでも
入れておけると良いのでは
ないかと思います。

・白内障
緑内障手術を行うと
白内障の症状が出る可能性があります。
これに関しては、緑内障手術と同時に
白内障手術を行って対処することもあるようです。

・眼圧の上昇
眼圧を下げるための手術なのですが、
眼圧が逆に上昇してしまうこともあります。
この場合はレーザーや点眼薬などで
経過観察が行われることになります。

・視力低下の進行
・視野欠損の進行
・充血
・異物感
・眼内炎
・低眼圧
・出血

どれも、必ず起きるわけではなく
可能性としては無事に手術が
終わる可能性の方が高いのも事実です。

ただ、”手術”という行為を行う以上は
こういったことも起きる可能性は十分に
あるお、ということを理解しておかなくてはいけませんし
術後の経過観察や
術後の行動の指導などがあれば
それらはしっかりと行わなくてはなりません。

また、症状が進行していればいるほど
こういったリスクは高まってしまいますので、
やはり、緑内障に限らず、
病気の治療は、早ければ早いほど
どのような治療を行うにしても有利に働く、
というのは紛れもない、事実になるかと思います。

手術は必要なの?

これは、上でも書いた通り、
場合によっては必要になる、というのが
答えになります。

進行がしっかりと抑えられていて、
点眼薬・内服薬などで対応が
出来るのであれば基本的に
手術は必要ないでしょう。

ただし、対応できない場合は
リスクがあったとしても、
手術に踏み切ることが必要になります。

緑内障は放置していれば
どんどん進行していきますし
他の治療が効果を出さない場合、
あとは手術しか、有効的な選択肢はありません。
確かにリスクはありますが、
目は非常に大切な部位になりますから
場合によってはリスクがあったとしても
手術を行わなくてはいけない場合もあります。

手術が必要かどうか?と
言われれば、
他の治療で効果が出ない場合は
絶対に必要です。

確かに上で紹介したようなリスクもありますが
経過観察などもしっかりと行っていれば
病院で対処することはできるものですし
当然、何も起きない可能性もあります。
”こういうリスクはある”ということを
覚えておく必要はありますが
”危険な手術”だと言うわけではありませんから
その点は安心して良いかと思います。

まとめ

できれば手術しないで済むことが一番ですし
緑内障にならずに済むことが一番ではありますが
緑内障は誰にでもその可能性がある病気であり、
完全に予防することはできない病気で
あることもまた確かです。

もしもなってしまった場合は
そのことをしっかりと受け入れて
向き合い、治療していく必要があるのも
事実になりますね。