離脱症状とは?抗不安薬を減らしたり止める際に注意したい症状!

離脱症状(りだつしょうじょう)とは
抗不安薬などの服用を中断、あるいは軽減した際に
出ることのある症状です。

目の治療においても、
心因的な原因による視力障害などの際や、
目の症状が原因で強いストレスを感じるなどして
自律神経の乱れなどを生じてしまった際には
場合によっては抗不安薬や抗鬱剤などが
処方されるケースもあります。

目の見え方に関する異常や病気は、時に大きなストレスと
なって人間に悪影響を及ぼしてしまうこともあるのです。

そんな場合に処方される可能性のある抗不安薬等ですが、
これらは、服用をやめる際に「離脱症状」と呼ばれる
状態に注意しなくてはならないのです。

私の治療経験談なども踏まえて、お話していきます。

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どのような状態?

精神的に作用する効果のあるものを、
中断したりすることにより発生する
禁断症状のことですね。

今回は抗不安薬などのお話をしていますが、
違法なものだったり、アルコールの類だったり
そういったものに関しても
同様の離脱症状が出ることがあります。

が、当サイトでは、目の健康・病気に関することを
まとめていますので、抗不安系のものに関する
離脱症状をベースにお話していきます。

症状が起きる原因は何?

精神的に作用する物質を
長期間、あるいは大量に摂取していた人が
その摂取をやめたり、量を減らしたりすることで
生じる精神的症状です。

原因としては、利用していたものを
やめること、あるいは軽減することによるものに
なりますね。

ただし、抗不安剤だとか、そういったものは
ずっと永遠に続けていて良いものではありません。
急いで服用を中止する必要はないですが、
それでも、必要ないにも関わらず、ずっと飲み続けている、
ということはプラスには働きません。

とは言え、上でも触れたように
それらの服用を急にやめたりしてしまうことによって
かえって体調の悪化を招いてしまうことがありますし、
目の症状に対して処方されていた場合
落ち着いてきていた心因的な部分も悪化する可能性が
あるために、注意が必要です

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どのような症状が出るの?

では、この離脱症状ではどのような症状が
出るのでしょうか。

症状としては非常に多くのものが存在し、
人によってどの程度か、どのような症状か、
本当に様々になります。

出る可能性のある症状としては、
・不安感
・倦怠感
・鬱状態
・めまい
・イライラ
・口の渇き
・手汗等
・睡眠障害
・痙攣
・頭痛
・吐き気
・体の痛み

など…様々です。
全ての症状が出るわけではなく、
人によって症状は様々です。

なお、今回書いているのは、
先ほども書いたように、抗不安薬による離脱症状に
なりますので、モノによってはさらに激しい症状が
出たり、症状の程度にも違いが出る場合があります

離脱症状は必ず出るの?

離脱症状と言うものは、必ずしも出るものではありません。
急に抗不安系統の治療をやめたとしても
症状が出ない人もいれば、
少し量を減らしただけで激しい症状が出るような人もいます。

これに関しては、その人の個人差も関わってくることなので
一概に言うことはできません。

また、どのぐらい服用を続けていたのか
どのぐらいの量を服用していたのか
どんな風に量を減らしたのか、など、
服用していた環境によっても、
離脱症状が出るのか、出ないのかは変わってきます。

個人差と、利用環境によって
その症状は大きく異なる、ということですね。
この症状は、必ずしも出現するわけではありません。

(デパスという抗不安薬をずっと服用していた人で、
あるタイミングですっぱり止めた人が知り合いにいますが
その方は離脱症状は出ていません。
ただ、ネットなどで調べるとデパスは恐ろしい…と、
離脱症状に苦しむ人も存在しており、
人の個人差や環境によって、その後の状況が
大きく異なることがうかがえます)

防ぐためにはどうすれば?

この離脱症状を出さないためにはどうすれば良いのでしょうか。

一番は、そもそも最初から服用しない、ということですが
抗不安薬は精神的な負担や、自律神経失調症などの治療に
老いてはとても有用なものですし、
無理に我慢することによって症状が悪化してしまうこともあります。

そのため、医師の判断に従って、
しっかりと経過観察をしながら服用、中断、中止の
判断をしていくことが大切になります。
治療に必要な時は、無理をせず利用することが大切ですが、
一度服用を始めたら、勝手に服用を中断したり、
勝手に減量したりしないようにし、
(医師に指示で、自分で量を調整しろと言われている場合は別です)は
医師と相談しながら、しっかりと対応していくことが大切になります

精神的な症状や自律神経の乱れなどが落ち着いたら
医師の判断で少しずつ減量していき、
最終的には服用をやめる、ということになるかと思います。

この”やめる際”の
止め方が一つの大事なポイントになりますね。
急激に服用をやめれば、離脱症状が出てしまう可能性は
高いですから、それは避け、少しずつ量を減らしていきながら
経過を観察するのが一般的な方法になるかと思います。

焦らず、自分の状態をはっきりと伝えて、
その上で医師の指示を仰ぐようにしていきましょう。

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治療方法は?

離脱症状がもしも出てしまった場合の治療方法としては
下記のような方法が考えられます。

・一旦、服用中止前の状態に戻す
・減量する量などを変更する
・しばらく様子を見ながら耐える
・出ている症状に対する対症療法

これらの対処方法が取られることになります。
抗不安薬の服用を中止、軽減した際の
離脱症状自体は病気ではありませんから、
怖がる必要はないのですが、
人によっては強い症状が出ることもあります。

離脱症状と思われる症状が出てしまった場合は
しちゃんと先生にそのことを伝えて、
しっかりと話し合い、対応していくようにしましょう。
ある程度の我慢が必要になる場合もあるかと思いますが
あまり無理しすぎない程度に
ゆっくりと軽減していくのが基本的な
対処法になるかと思います。

一旦軽減前の状態に戻したり、
少し我慢しながら安定するのを待ったり、
先生によって、本当に対応は様々だと思います。
よく話し合いながら対応していきましょう。

放置しておくと?

離脱症状自体は、基本的には、
いつかは消えるものになります。
放置しておいたからと言って、命に危険が及んだりだとか
そういうことではありません。
なので、「ちょっと不安感が強くなったなぁ」だとか、
自分で耐えきれる程度のものであれば、心配は
いらないかと思います。

ただし、自分では耐えきれないような症状が
出てしまったり、日常生活にも支障が出るような
症状が出てしまった場合に関しては
放置したりせずに、しっかりと先生に相談しましょう。

個人的なお話

目の病気・ビジュアルスノウの発症後、
砂嵐のようなものが見える症状で精神的に参ってしまい、
体調を崩しました。
その際にワイパックスが処方され、服用していましたが
現在は量を減らしています。

医師の指導のもと、少しずつ減らしているので
私の場合は、離脱症状と言われるような
症状は出ずに、順調に服用数を減らすことができています。

しっかりと医師の観察のもと、話し合って対応していくのが
一番ベストであるかと思います。

まとめ

抗不安薬は、その治療を終える時や
量を減らす時に、慎重さが求められます。
量を減らしたり、中止するということは
多少なりとも、何らかの症状が和らいだタイミングであると思います。

それが、離脱症状によってふたたび
不安定になって
しまっては本末転倒ですから、そのようなことに
ならないように、気を付けるようにしましょう!

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