細菌性角膜炎とは?原因・治療法・症状について解説します!

病気・症状

細菌性角膜炎(さいきんせいかくまくえん)。
名前を聞いたことがある方も、ない方も
いるかと思います。

角膜の炎症を引き起こす病気の一つで、
その名の通り「細菌」が原因の病気になりますね。

角膜の炎症を引き起こす病気は
細菌が原因のもの以外にもいくつか存在していますが、
この「細菌」に感染することにより
引き起こされるものが、もっとも多いとのことです。

では、この細菌性角膜炎とはどのような
病気なのでしょうか。
症状や原因について、しっかりと理解を
深めておきましょう。

どのような病気なの?

名前の通りの病気で、
細菌が角膜に感染することによって、引き起こされる病気に
なっています。
他にもアカントアメーバなどによる感染症がありますが、
こちらは細菌によるものですね。

緑膿菌、セラチア、肺炎球菌、黄色ブドウ球菌などにより
この症状が引き起こされるようです。
症状としては、主に目の不快症状などになりますが、
場合によっては視力障害などを起こす可能性も
あるため、病気に対しては、慎重な見極めが
大切になってきます。

原因は?

原因としては、前述した菌が角膜に感染したことにより
引き起こされる病気となっています。
ただし、これらの菌は色々な場所に生息しているため
”菌と完全に接触をしない”ということは実際問題不可能になっています。

ですが、通常の状態では、
これらの菌に触れたとしても、細菌性角膜炎を起こすことはありません。

では、どのようなことが原因となって、
細菌による感染症が起きてしまうのか。

原因の多くは
「コンタクトレンズの使用」によるものとのことです。
コンタクトレンズ自体が悪い、ということではなく、
不適切な利用方法でコンタクトレンズを利用してしまうと、
細菌に感染する原因になってしまう、ということになります。
長時間の装着や、十分に洗浄されていない状態での使用、
利用方法を守らない使い方などなど
そういった点が原因となり、目を傷めて細菌の感染を
引き起こしてしまう、とそういう流れになりますね。

コンタクトレンズを使っている場合は、
不適切な利用をしないように、注意しなくてはなりません。
コンタクト利用時の注意点の記事も参考に、
やってはいけないことをやってしまわないように、注意です。

ちなみに、コンタクトレンズを使っていない場合は
感染しないのか?と言われれば決してそうではありません
全身の免疫力が低下している状態の場合、
細菌への感染を引き起こしやすくなっており、
糖尿病やステロイド治療を行っている人は
注意が必要です。

この場合、コンタクトレンズに関係なく、
細菌性の感染を引き起こして、この病気を
発症する可能性もあります。

コンタクトレンズの不適切な使用や
糖尿病については予防しようと思えば
することもできますが、
ステロイド治療に関しては”どうしてもそれが必要な病気も
ありますから、その場合は、ステロイド治療を避けることはできません。
医師とも相談しながら、しっかりと経過観察を行い、
慎重に治療をしていくようにしましょう。

症状はどのようなもの?

細菌性角膜炎の症状はどのような症状になるのでしょうか。

症状としては
目の不快症状全般ですね。
なんとなく違和感を感じたり、
結膜の充血、かゆみ、痛み、ゴロゴロ、目やになどの
症状になりますね。

この時点では、目のあらゆる病気において
出てくることのある症状で、
軽いものだと考えてしまいがちですが、
症状がさらに進んでしまうと、
角膜が正常に機能できなくなってしまうために、
更なる症状が現れることになってしまいます。

その症状としては「視力障害」ですね。
モノが見えにくくなったり、光をまぶしく感じてしまったり…。
時に重度な視力障害を残すことになってしまうことも
ありますので、初期の症状がそれほど重いものでなかったとしても、
しっかりと治療をしていかなくてはならないのです。

おかしいなと感じたらどうすれば?

初期症状を見ても分かる通り、
「あ、これは細菌性角膜炎かも!」なんて自分で思うような人は
なかなかいないとは思います。
眼科に足を運んで、検査をして発覚する、ということになると
思います。

しかしながら、どんな目の病気、目以外の病気であっても
早期のうちに治療をしていくことは、とても大切なことになります。
そのため、前述した目の不快症状に、下記のような特徴が
ある場合は、早めに眼科で診察を受けることが大切になります。

・いつまで経っても目の症状が治まらない(続く)場合
・目の症状がどんどん悪化している場合
・治っても、再発を繰り返す場合
・視力障害が出てきた場合
・自分で症状に対して不安がある場合
・思い当たること(コンタクトを適当に使っていたなど)がある場合

こういった場合は、眼科に足を運び、
一度検査を受けた方が確実です。
似たような不快症状を持つ目の病気は色々とありますから
検査を行ってしっかりと原因を突き止めることは
とても、大切なことになるのです。

どんな風に検査をするの?

行われる検査は、眼科の基本的な検査になります。
細隙灯顕微鏡検査(さいげきとうけんびきょうけんさ)と呼ばれる
光を当てて、目の様子を確認する検査(痛みとかは全くありません)
検査の概要の記事を詳しくはご覧ください)や、
視力検査が行われます。

また、原因となる細菌を特定するため、
角膜から検体を一部採取する検査などが
行われる可能性もあります。
ほかに、目の状態の確認のため眼底検査(がんていけんさ)が
行われる可能性もありますね。

治療方法はあるの?

細菌性角膜炎の治療方法としては、
基本的には抗生物質が含まれる点眼薬の点眼による
治療になります。
そのため、必要以上に恐怖を感じたりする必要はなく、
むしろ、放置しておくことの方がはるかに怖いことです。

ただし、それによる効果が認められない場合や
重症の場合に関しては点眼薬だけではなく、
抗生剤の内服薬や、点滴などによる治療が
行われるケースもあります。
このあたりは医師の方が判断するかたちになります。

また、これは最悪のケースですが、
上記治療でも効果が見られずに角膜混濁などを
起こした場合や、放置していて、症状が重症化している
場合に関しては、手術治療、角膜移植(かくまくいしょく)が
行われることになる可能性もあります。
そうなってしまうと費用に関しても、かかることになってしまいますので、
異変を感じた場合には早めに眼科での診察を受けることが大切ですし、
それでもなお放置していれば、最悪の結果を招く可能性も
充分にあるということです。
角膜移植の詳細はこちらでご覧ください)

上記を見ても分かる通り、
やはりこの病気も
なるべく早い段階で治療を開始することが大切になります。
早い段階での治療であれば”点眼薬”による治療で済みますから、
おかしいな?と感じたらすぐに眼科に行くことも
大切になります。

これは、細菌性角膜炎だけではなく、他の病気においても同じことです。
ずっと放置しておけば、症状は悪化し、治療も難しくなる。
それが基本ですので、一度は眼科で検査を受けておきましょう。

まとめ

細菌による感染によって、失明にまで至るケースは
ほとんどないとは思いますが、ずっと放置を続けていれば
最悪の結果を招く可能性も0ではありません。
医師の診断を受けて、適切な治療を受けることが
大切になります。

また、コンタクトレンズなどを使っている方は、
面倒臭がらずに、適切にコンタクトレンズを利用
することを心がけましょう!
ちょっとの手間で、大きな病気を予防することができます!