色視症とは?物に色がついて見えてしまう症状!治療法は?

目の病気の中には、珍しい病気、
あまり知名度の高くない病気も多く存在しています。
知名度の低い病気の場合、
眼科の先生でもご存じのないこともまれにあり、
眼精疲労だとか、自律神経失調症だとか、
そういう診断をされてしまうこともあります。

色視症(しきししょう)もそのうちの1つです。
あまり認知度が高くなく、
ネットで検索してもあまり情報が出てこない病気の
1つです。

こちらでは、そんな珍しい症状の
原因・治療法・対策などについて
それぞれご紹介していきたいと思います。

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どんな病気?

色視症とは、物に色がついて見えてしまう、という症状です。
本来であれば、色がついていないのに、
色々な色がついてみえてしまう、というもので、
稀な病気です。
しかしながら、実際に存在する症状で、もしも出てしまった場合は
原因を特定して、しっかりと取り除いていくことが
大切になります。

目が原因の場合のほか、心理的な要因であったり、
そういったものが原因である可能性もあり、
難しい症状の一つです。

下記に、概要をまとめてありますので、
それぞれ、確認してみてください。

原因となるものは何なのか?

この症状を発症してしまう原因とは何か。
原因としてはいくつか挙げられていますが、
まだ詳しく解明されていない病気でもあり、
下記のようなもので発症する場合と、そうでない場合があります。

・白内障の手術後
・中心性網脈絡膜炎などの目の病気に伴う症状
・薬物への副作用など
・アルコールへの依存
・精神的な要因

などが挙げられています。
依存系統の原因も多いですが、
目の病気がトリガーとなったり、場合によっては
白内障の手術後に、この症状が発症したりすることも
あるため、注意することが必要になります。

白内障の詳細はこちらをご覧ください

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4種類存在する症状

色視症は、4種類ほど存在しており、
それぞれ、元々無色のものに、特定の色がついてしまう症状です。

赤視症、青視症、黄視症、緑視症の
4種類が挙げられており、
それぞれ、赤、青、黄色、緑に本来その色でないはずのものが
その色に見えてしまう、というものです。

原因はそれぞれ上のような症状になっており、
それぞれ色視症ですが、
原因が若干異なるケースがあるようです。

症状はどんな感じ?

症状としては、
「無色であるはずのものに、色がついて見える」という症状になります。
赤だったり、青だったり、これは人によって個人差があるようですね。

色がついていないものに色がついて見えてしまうため、
色の認識が難しくなってしまいますし、
日常生活にも、場合によっては支障をきたす可能性もあります。

症状が酷い場合、精神的な負担などにも繋がる可能性がありますから
早めに、眼科を受診することがポイントになります。

もしも怪しいなと感じたら?

もしも、上記のような症状が出ている
(本来ないはずの色が見える)場合は、眼科に相談するようにしましょう。
ただし、目が原因ではない場合、眼科ではなく、別の病院での治療に
なる場合もあります。
その場合は、眼科の医師の判断に従って、紹介された病院などでの
治療を進めることが望ましいかと思います。

また、症状が出た場合でも、原因がはっきりとして、
それが悪化したりすることなく、治ったのであれば、
しばらく経過観察をしてみても良いかと思います。
ただし、いずれの場合も症状が続いたり、悪化するようであれば
医師の診察を受けて、しっかりと原因を取り除くことが
大切になってきます。

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治療方法はあるの?

治療方法としては、基本的には「原因を消す」ことになります。
色視症には、上記のような原因がそれぞれあり、
その原因となっているものを、しっかりと処理することで
色視症の症状も消失します。
まずは、眼科の先生と話をして、目に異常がないかなどの
検査を行ったうえで、原因が何なのかを特定し、
その原因を取り除くことが重要になります。

白内障の手術後なのであれば、しばらくすれば
症状が消失したりすることもありますし、
目の病気が原因であれば、そちらの原因となっている
病気の方を治療することによって、
その症状を消すことが可能です。

精神的な問題であったり、
副作用であったり、アルコールが原因であった場合は
そちらの方の治療を行うことが、
色視症の治療に繋がります。

放置しておくとどうなるの?

放置しておいても、失明したりすることは基本的には
ないようですが、目の病気などが原因である場合は
放置しておくと危険です。

精神的な原因であったり、薬の副作用であったり、
そういう場合は、原因が取り除かれれば放置していても
時間の経過とともに症状は消えていくとは思いますが、
症状が長引くようであったり、悪化していくようであれば、
早めに眼科での治療を受けることをおすすめします。

考えられる原因によっては、心療内科など、
別の科での治療になる可能性もあります。

まとめ

それほど一般的に広まっている症状ではありませんが、
もしもこの症状が出てきてしまった場合に関しては、
悪化などする場合、放置することなく、
適切な治療を行っていくようにしましょう。

原因を取り除くことができれば、基本的に消失する
症状のようです。

しかしながら、それほど知名度も高くないため、
情報なども少ない事から、眼科などでも
別の判断を下されたりする可能性も0ではありません。
決めつけるのはよくありませんが、もしも眼科の先生の判断で
症状が回復しない場合は、この症状の名前を口にして
相談してみるのも、一つの方法ではあるかと思います。

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