ビジュアルスノウは、発症後
しばらく症状が進行することもあります。
私も実際に、ビジュアルスノウを2018年に発症してから、
2018年中は症状が少しずつ進行しているような状態でしたし、
それが原因で「そのうち目が見えなくなるのではないか」と
不安に感じたこともありました。
ですが、2019年中には進行がほとんど分からなくなり、
この記事を書いている2021年現在、
進行はほぼ止まっている(少なくとも、症状が進んだことを
自分では実感することができないレベル)状態になりました。
2020年~はもう完全に変化がないような状態ですね。
こちらでは「あくまでも私の場合」のお話ですが、
ビジュアルスノウの症状がどのぐらいまで進行し、
どのぐらいで止まったのかを詳しくお話していきます。
最初は進行。ある程度で止まる
ビジュアルスノウの症状は
”発症直後はある程度進行し、ある程度の部分で止まる”
という感じになることが多いように思います。
私は実際にそうでしたし、
他の方の体験談なども、そうなっていることが多いです。
(ただし、データが少ないため、このあたりは
まだ、今後解明されていく感じになるかと思います。
ただ、私自身は症状進行⇒停止という流れでした)
発症当初は、ある程度のペースで、
視界の砂嵐や併発する症状が進行していき、
半年~数年後には、進行が止まる、という感じの
流れですね。
もちろん、不明な部分も多く、すべての人にこれが
当てはまるとは限りませんが、
そういう体験談は一定数(本当かどうか確認するすべはありませんが)
ありますし、私自身も(これは私自身のことなので、本当だと断言できます)
しばらくの間、悪化していましたが、進行が止まり、
ここ1年以上は症状自体に変化を感じません。
あくまでも「一つの目安」として、ですが、
私のビジュアルスノウの症状がどのように進行し、
どのように止まったのか、お話をしていきます。
視界の砂嵐
私は最初、視界のブレ(モノの上部が二重に見える)という
症状から始まり、視界の砂嵐に気づいたのは
その少しあとのことでした。
おそらく、認識できるようになるぐらい
砂嵐が増えたのが、その「気づいたタイミング」だったのだと
思います。
視界の砂嵐を自覚してからは、
徐々に悪化していき、日に日に砂嵐の度合いが
酷くなっていくので、
当初は「このまま砂嵐まみれになってしまって
何も見えなくなってしまうのではないか」という
不安も強く感じていたぐらいです。
しかしながら、この砂嵐の悪化は止まりました。
最初の1年ぐらいは徐々に進行していることを
実感できるぐらいには変化していたのですが、
その後はすっかりと停止して、
これを書いている現時点では、もう1年以上、
砂嵐自体は変化していません。
もちろん、治ってもいないのですが
当初のように「またひどくなった」と感じるようなことは
なくなり、だんだんと気にならなくなっています。
目が見えなくなるレベルまで砂嵐が酷くなることはなく、
しっかりとモノを見ることもできていますし、
「何も見えなくなってしまうほどに砂嵐だらけになってしまった」
という情報は、私は聞いたことがないので、
「何も見えなくなるぐらいまで砂嵐が増えてしまう」という
可能性は、非常に低いと考えられます。
また「症状の悪化」が止まったことにより、
だんだんと「慣れ」も出てきて
今では「砂嵐」は確かにあるのですが、
日常生活を送る上でそれを気にすることは
ほとんどなくなりました。
目の症状に「飛蚊症」というものもありますが、
それと同じで”ずっとその症状が続く”ことによって
だんだんと慣れてきた感じですね。
慣れてくると、かなり気にならなくなります。
併発症状の耳鳴り
ビジュアルスノウには、様々な併発症状も
出現します。
特に多いと言われているのが耳鳴りと片頭痛で
私の場合は「耳鳴り」の方が出ています。
(片頭痛自体はありません。閃輝暗点や首や肩の
痛みはありますが、私の場合は頭痛は出ませんでした)
耳鳴りに関しても、やはり、最初の1年は
悪化を自分で感じることができるぐらいには
徐々に悪化しており、
「このまま頭がおかしくなるぐらいの耳鳴りに
なってしまうのではないか」という強い不安に
襲われたものです。
しかしながら、耳鳴りに関しても、
ビジュアルスノウの砂嵐の悪化が止まり始めた
タイミングと同じぐらいのタイミングで
悪化が止まり始めて、
現在では、ここ1年以上、耳鳴りにも変化はありません。
砂嵐と違う点としては
「耳鳴りは日によってある程度症状が上下する」感じはありますが
(これは、気候とか他の条件も色々絡んでいることに
よるものだと思います)、平均して悪化していることは
最近はなくなり、この点でも穏やかに過ごすことができています。
ただ、やはり耳鳴り自体も「消える」ことはなく
最初にしばらく悪化して「止まった」部分で、ずっと
そのままになっている感じですね。
飛蚊症・光視症
併発症状として出やすいものにどちらも入る症状で、
私も両方出ています。
飛蚊症はビジュアルスノウになる前からありましたが、
ビジュアルスノウ発症後に悪化しました。
光視症の方に関しては、それまで一度も感じたことは
なかったのですが、ビジュアルスノウ発症後に
出てくるようになりました。
この2つに関しては、
「最初は悪化」していましたが、比較的すぐに悪化は止まり、
飛蚊症のほうは、しばらくしてからある程度落ち着き
ビジュアルスノウ発症前から元々あったぐらいの量に
戻っているように感じます。
一方の光視症のほうについても
発生頻度が少なくなっているように感じるため、
この二つに関しては、最初は徐々に悪化⇒悪化が止まる⇒ある程度落ち着く
という感じに推移しました。
この2つは、ストレスによって変化することもあるようなので
ビジュアルスノウの直接的なものではなく、
ストレスによって誘発されたのかもしれません。
残像視
私のビジュアルスノウの併発症状の中で
気になることの一つが「残像」です。
目で見たものが、数秒ですが、焼き付くようにして
視界に残ってしまう症状です。
これに関してはビジュアルスノウ本体の症状と
連動している感じで、
砂嵐と同じようにしばらく悪化し、
砂嵐の悪化が止まるタイミングで、この残像視の悪化も
止まりました。
私個人の感覚ですが、
ビジュアルスノウの症状=残像視の症状の
流れが完全に一致しているので、
(砂嵐が悪化すると、残像も悪化し、
砂嵐が止まると、残像の悪化も止まる感じ)
一番密接に関係している症状のように感じました。
耳鳴りや飛蚊症など、他の併発症状は
「ある程度」砂嵐自体の悪化とズレを感じるのですが、
残像だけは「完全に同じ」タイミングで悪化したり
するような感じがします。
あくまでも個人の感覚上のお話ではありますが…。
閃輝暗点
片頭痛の前兆と言われる閃輝暗点も、
最初は何度か出ました。
これも、ビジュアルスノウになるまで出たことがなかったので
「ビジュアルスノウの併発症状」あるいは
「ビジュアルスノウに対するストレスをきっかけに出てきた」の
どちらかだと思います。
が、これだけは「唯一」治った症状で、
ここ2年ぐらいはもう一度も出ていません。
これは、ストレスだったのかもしれません。
まとめ
併発している症状ごとに、多少推移は異なりますが、
「しばらく悪化が続く⇒悪化が止まる」というような
流れで、私の場合は推移しました。
失明に至るまで悪化するというお話は
聞いたことがないので、
しばらく悪化⇒止まる、になる可能性が
高いのではないかと思います。
引き続き、何か症状に変化があれば
また語りたいと思います。
⇒ビジュアルスノウ関連情報トップに戻る
※ビジュアルスノウ関連の他の情報は↑からご覧ください!