サイト管理人は、ビジュアルスノウを2018年の春に発症しました。
今年で発症からちょうど7年を迎えたことになります。
今回も、7年のタイミングで現在の心境を
書いておこうと思います。
(あとで、自分自身でも確認することができますからね…)
最近の近況、現在思っていること、今後などについて
ビジュアルスノウの患者の一人として、書いていきます。
現在の症状は?
以前から変化はありません。
ビジュアルスノウの基本的な症状である
”視界の砂嵐”を中心に、
飛蚊症、光視症、残像、ブルーフィールド内視現象、
耳鳴り、めまい、首の痛み、肩の痛み、
閃輝暗点(稀に)などが続いています。
(めまい、首の痛み、肩の痛みは関連不明、
飛蚊症は発症前からありましたが、ビジュアルスノウ発症の時に
少し悪化しています)
視力に関しては、ビジュアルスノウ発症の際に
若干落ちてしまいましたが
最近は変化はない状態です。(回復もしていませんが、視力がさらに落ちたりもしていません)
この1年での変化は?
この1年での変化は特にありません。
特別、悪化した症状はありませんでしたし、
逆に、回復した症状もなく
”そのまま”の状態ですね。
新しく出て来た症状なども特になく、
ここ数年と同じように”特に変化はない”状態です。
現在の治療は?
特に眼科に通うようなことはしておらず、
めまい・耳鳴りを中心に定期的に診察を受けている内科(かかりつけ医)で
月に1度程度診察を受けているのみとなっています。
この点も、ここ数年は変わっておらず、
出ている症状に対する対症療法をしつつ、
日常生活を送る上で、できる限り支障がないような状態を
保っている形ですね。
めまいや耳鳴りに対してメリスロン、アデホス、
首の痛みや肩の痛みが酷いときのために痛み止め、
あとは市販の疲れ目対策の目薬などで対応しています。
これは”6年”(去年)を迎えた時から特に変化していません。
ビジュアルスノウ自体を治療する薬など、そういったものは
引き続き存在していないので、
こうして対症療法をしつつ”できる限り負担にならないように”
するしかありません。
”慣れ”の部分はここ数年は同じ
ビジュアルスノウになった直後、最初の1年は本当に大変でしたが
その後は症状の進行や変化も止まり、
現在ではすっかり、ビジュアルスノウに「慣れて」います。
症状自体は変わってはいませんが、
やはり、今も”慣れている”状況は続いていて
視界の砂嵐も見えますし、残像も見えますし、
飛蚊症や光視症もありますが、
それに上手く適応して、
ここ数年は”最初の1年間のように辛い気持ち”は
なくなっていて、精神的な負担からもかなり回復しています。
症状自体はもちろんありますし、
当然、この症状がなくなってくれれば、どんなに嬉しいことか、と
思ってしまうぐらいの症状ではありますが、
こんな症状でも”慣れる”ことができるというのは、
やっぱり人間の適応力の凄さのようなものを感じますね…。
完治への絶望は膨らむ
気に病んだりはしていませんが、
発症から年数が経過すればするほど、
”完治”への期待はどんどん薄れていく感じがします。
もう私もビジュアルスノウを発症してから7年を超え、
ここ数年は症状が安定して、
”慣れた”ことはせめてもの救いですが、
一方で、”もう治らないんだろうな”という感じは
年々強まっていっています。
”完治を期待するのは絶望的”…と言う思いが
どうしても強まってしまいますね。
症状自体は安定していて
人生に絶望したりは全然していないのですが
”いつの日か完治して…”という希望のようなものは
最初の頃と比べるとかなり薄くなってしまった…
そんな感じです。
もちろん、この先も何か症状が和らぐようなきっかけが
ないかどうかは、日常生活の中でも探してはみると思いますが、
なかなか難しそうかな…?という状況ではあります。
この先の付き合い方
ビジュアルスノウとの付き合いは、
当面はこの先も続いていきそうなので、
引き続き経過観察をしていきながら、日常生活を送る感じで
考えています。
もちろん、できれば治る方法も見つかって欲しいところですし、
まだ試していないような試せること
(ただ、リスクのあることは避けつつ)があれば
試してみたいとは思います。
とは言え、この数年間は症状が良くも悪くも
”安定”して、それ以上悪化するようなことは
なくなっているので、気持ち的にはかなり楽な状態で
過ごすことができていますし、
失明の恐怖だとか、そういう怖さも、
最初の1年は本当に感じていましたが、今はなくなりました。
この先も、何か症状が大きく変化するようなことはないことを
祈りつつ、上手く共存していくことができれば、と
今は思っています。
(症状が急に変化してしまった場合はまた厄介なので、
そういうことがないことを祈るばかりです)
まとめ
ビジュアルスノウになってから7年が経過した
今の、率直な気持ちをお話しました。
発症してからこの年数になってくると
”変化”もあまりなくなり、
良くも悪くも、停滞しますが、
症状の悪化が止まった状態になってくれたのは、
不幸中の幸い、と言った印象です。
もちろん、この先、急に回復するようなことがあったり、
何か治療法が見つかればそれはとても嬉しいことですが、
今のところ、”7年も経過したものが急に理由もなく治るとは思えない”ので、
あとは治療法が見つかるorこのまま変化なしで付き合っていく、の
どちらかになりそうです。