ビジュアルスノウは、
視界の砂嵐をはじめ、
併発症状次第では、気になる症状がさらに多く、
非常に辛いものです。
場合によっては「耳鳴り」や「めまい」「首の痛み」、
「飛蚊症」「光視症」「ブルーフィールド内視現象」などの
辛い症状が出る場合もあり、
そういったものが重なると、さらに”日常的に気になる”ことが
増えてしまいます。
が、ビジュアルスノウの症状を気にしていると、
精神的に強い負担となってしまい、
今度はそれが原因で”別の症状”の引き金になってしまいます。
実際に私も、ビジュアルスノウの症状が出た最初の年は
ビジュアルスノウの症状が気になってしまい、
その結果、余計な症状まで出現してしまうことになりました。
では、そんなビジュアルスノウの症状を少しでも
気にしないようにするためにはどうすれば良いのでしょうか。
この点について、実際の経験談を元に解説していきます。
完全に気にしないようにするのはなかなか難しい
実際にビジュアルスノウになった経験から言うと、
”ビジュアルスノウの症状を完全に気にしないようにするのは
難しい”というのが、残念がら現実で、
”完全に気にしないようにする”というのは難しいです。
そういう方法があれば良いのですが、
ないものを”こうすれば大丈夫ですよ”と言ってしまうことは
できませんので、正直に書くと
”一瞬でビジュアルスノウが気にならなくなるような魔法のような
方法は残念ながら存在しない”と、言うのが答えになります。
ただ、それでもできるだけ”気にしない”ようにする方法は
ありますので、実際にビジュアルスノウになってからの
6年間(記事執筆時点)の経験を元に
色々とお話していきたいと思います。
趣味に触れたり、楽しめることをする
ビジュアルスノウの苦痛を少しでも和らげるためには
趣味に触れたり、自分が楽しめる時間を
とにかく増やすことです。
…と、言葉にすると簡単に聞こえてしまうかもしれませんが
実際にビジュアルスノウを発症した直後は、
私自身も、楽しいことをしていても”ビジュアルスノウの方が”
どうしても気になってしまい、
なかなかビジュアルスノウのことが頭から抜けない状態が
続いてしまいました。
ただ、それでも、”趣味の中でも、特に楽しいこと”を
している時間はある程度忘れることができたので、
とにかく”できる限り趣味や楽しいこと”で
頭を埋め尽くしていく、ということは非常に大事なことであると
感じます。
ちょっとやそっとで忘れることはなかなか難しいですが、
それでもとにかく、楽しいことで頭を少しでも埋めていく、
ということが大事になります。
無理しない程度に忙しくする
ビジュアルスノウのことを少しでも
頭から抜くためには、
”できる限り考えてしまう時間を無くす”ことです。
私もそうでしたが、
”何もしていない時間”は、どうしてもビジュアルスノウのことを
考えてしまい、それの繰り返しが
精神的な負担となり、”ビジュアルスノウだけなら本来発症しなくても
良かった症状”まで出てきてしまい、一時的に
かなり体調が悪い状態になってしまったことがあります。
そうならないようにするためにも、
”考えてしまう時間”というものがなるべくなくなるように
ある程度”他の事”をやっていたほうが良いです。
趣味の時間以外でも、仕事でもプライベートの用事でも
構いませんので、とにかく”空き時間を埋める”ことも、
ビジュアルスノウのことを少しでも忘れるための
ポイントになります。
実際、私はビジュアルスノウ発症直後、
仕事をしている際には一時的に
ビジュアルスノウのことを忘れるような時間もありました。
特に、忙しくしていればしているほど
良くも悪くも”考える時間がない”状態になるので、
無理をしない程度に予定を色々と詰め込んでしまうと
ビジュアルスノウのことを”忘れる”時間を
増やすことができるようになる(場合もある)かと思います。
もちろん、予定を入れ過ぎて自分自身がパンクしてしまうようなことは
避けなくてはなりませんが、
無理をしない範囲内で、ということを前提に
ある程度自分の予定を色々埋めて見ると良いでしょう。
睡眠をたっぷりと取る
ビジュアルスノウの症状は
就寝時にもそれなりに気にはなりますが
一度”寝て”さえしまえば、その間は
流石にあまり気にならなくなります。
(精神的に酷く落ち込んでいると夢見が悪くなることは
残念ながらありますが…)
また、睡眠時間を増やすことは、
ビジュアルスノウの症状によって精神的に
疲れてしまったりしている際にも、
回復の時間を増やすことになりますし、
症状に慣れるまでには眼精疲労なども引き起こしやすいため、
(見え方が変わるので、無理な見方をして目が疲れやすくなることがあり、
私も実際に、ビジュアルスノウ発症当初はかなり目に対して
ダメージにはなっていました)
睡眠時間を増やすことによって、その回復時間を確保することも
ポイントの一つになります。
ただ、寝ようとした際に暗い部屋だと結構、
ビジュアルスノウの砂嵐やチカチカが目立つことがあるので、
その点は耐えつつ、寝るしかありません。
(これも慣れるまではかなり不安にはなりますが、
”これで命を落とすことはない”と自分に言い聞かせつつ
慣れていくしかありません)
医師に相談することは当然大事
当然、医師に相談することは大事なことで、
不安を解消するためには、
自分の症状をしっかりと診察してもらうことも、
非常に大切です。
実際に私も、ビジュアルスノウの症状で
眼科や脳神経外科など、
色々な場所で診察を受けましたが、
医師と話をするだけでも、多少は楽になるものです。
また、検査などで”命に関わる病気の可能性はない”ということを
調べていくと、次第に安心感が増していきます。
例えば、ビジュアルスノウのような症状が出た場合だと、
”失明したりしないかな?”とか、
”脳に何か病気があるんじゃ…?”とか、
そういう心配をすることもあるかと思いますが、
しっかりと検査をすることで、
それらの可能性を潰すことはできます。
ビジュアルスノウ自体は、特定の検査で
”あなたはビジュアルスノウの反応が出ています”なんてことは
なかなかできませんが、
”他の可能性を潰す”ことはできますので、
心配なことがあれば、積極的に診察を受けていくことを
おすすめします。
実際、私もこれでビジュアルスノウ発症直後
”気にしてしまう”状況をある程度解消することができました。
例えば、”脳のどこかがおかしいんじゃないか”という心配は
MRIの検査などを受けて”異常なし”と分かったことで
安心できて、その部分に関しては気にしなくなりましたし、
目の方に関しても”失明とかするんじゃないか”という心配は、
眼底検査などを受けて”網膜剥離などが起きているわけではない”と
知ることができただけでも、
”かなり大きな安心感”に繋がりました。
こういう部分は非常に大事な部分で、
”一気にビジュアルスノウについて考えないようにする”のではなく
”1個1個できることから不安要素を潰していく”と、
だんだんと、わずかずつではありますが
”楽”になっていくので、心配なことがあれば
診察を受けることをおすすめします。
(万が一、異常があっても原因が分かればある程度安心しますし
早めに異常を突き止めれば治療が良い結果をもたらす可能性も
高まりますからね)
まとめ
実際の経験談から”できるだけ気にしないようにするための”
ポイントを解説しました。
残念ながら”一気に心配を0にする”みたいな魔法のような
方法はありませんが、
ひとつひとつ、自分にできることから
少しずつ不安を薄めていく、ということが大事になります。