ビジュアルスノウになってしまうと、
現時点では確実な治療方法が確立されていないために、
完全に完治させることは難しいと言われています。
私自身も、既にビジュアルスノウになってから
この記事を書いている時点で6年以上が経過していますが
完治はしていません。
ただ、ビジュアルスノウと付き合っていく上で、
”治療薬”の服用は必要なのかどうか、という点は
大事なことだと思います。
私が実際に6年間付き合ってみた経験をもとに
この点について詳しく解説していきます。
気になる症状の対症療法に限定した方がいい
ビジュアルスノウになった当初は
私も病院の先生と相談しつつ、
色々試してみたこともありましたが
結果的には”効果を何も実感できない”ものが多かったです。
実際にネット上では”効果があるかもしれません”とか、
”治療に用いられています”とか、そういうことが
書かれていることもありますが
私の場合はそれらは効果を実感することは
残念ながらできませんでした。
が、ビジュアルスノウ専用の薬は世の中には存在しておらず、
”効果があるかも”と言われているものは
片頭痛の薬だったり、てんかん関係の薬だったり、
”本来は別の症状に向けたもの”になっています。
そのため、”効果がないのにずっと続けること”は
望ましいことではありませんし、
そういったものは意外と薬価が高いものも多く、
”効果がないもの”をずっと続けることは
当然、身体にとっても良くありませんし、
経済的な負担にも繋がります。
ですので、最終的には”日常生活を送っていく上で
気になる症状に対する対症療法のために必要なもの”の中で
効果のあるものに絞り込んでいくということが大切に
なるかと思います。
ただ、当然のことながら、
担当の先生としっかりと相談した上で、ということが大事で
医師から処方されているものを
自分の独断で急に中止したりはしないようにして下さい。
これをしてしまうと、
”急にやめてしまうと予期せぬ副作用が出るもの”などもありますし、
場合によっては意味のある治療を途中でやめてしまう…などということに
なる可能性もあります。
そのため、”これは効果がない気がする”と思ったとしても、
医師の診察を受けている場合は
しっかりと相談をしながら、服用を中止するか
服用を続けるかの判断を行うようにして下さい。
くれぐれも、”独断での中止”はNGで、
私自身も効果を感じられないような薬や、
長期続けるべきではない治療薬に関しては
先生と相談した上で全て中止していますので、
独断で中止したもの
(市販の目薬などはまた別ですが)は、ひとつもありません。
”独断”は危険なので医師の診察を受けている場合、
相談した上で使用を中止する治療薬、続けていく治療薬を
判断していくことが大切です。
決まったものは存在しない
現時点では”ビジュアルスノウの治療薬”というものは
ありませんので、
”ビジュアルスノウになったらこれを続けて”と
決まっているものはなく、数多く存在する
併発症状や、自分自身の症状に応じて
服用するものを医師と相談しつつ、
決めていく形になります。
例えば頭痛が併発している場合は頭痛薬だったり、
耳鳴りがある場合でそれが気になる場合は
耳鳴り対策の治療薬だったり、
めまいが出ているのであればめまいの治療薬だったり、
そういったものを個人個人が
”併発している症状”に応じて使っていく形になります。
”ビジュアルスノウの人は、基本的にこれが出る”みたいなものは
ないので、”これは必須”というものはない形になります。
辛い併発症状への対症療法
ビジュアルスノウの併発症状として
良く出てくるもののうち
”どうすることもできないもの”
(治療薬などでの治療はできないもの)に関しては
他の病気などの可能性がないかどうか、必要な検査を
行い慣れていくしかありませんが、
(例えば飛蚊症は、網膜剥離などが原因で出ている可能性もあるので
眼底検査などを行い、原因を確認することがまず、大事になりますが、
網膜剥離などが原因でないと分かった場合は生理的飛蚊症と呼ばれるものなので
治療薬などは存在せず、基本は付き合っていくことになります)
「耳鳴り」だとか「めまい」など、そういったものに関しては
対症療法で、症状を抑えることができます。
耳鳴りにせよ、片頭痛にせよ、
ビジュアルスノウが原因で出ていて、
他に病気などの可能性はない(検査などで可能性をつぶしている状態なら)のであれば、
命に関わることはありません。
ただ、それでも”大丈夫”とは分かっていても、
耳鳴りも頭痛も、めまいも、他の併発症状も辛いものですので、
自分が”辛い”と感じる併発症状に関しては
対症療法を行っていくのがベストになるかと思います。
治療薬・症状を抑える薬などがあるものに関しては
医師と相談しつつ、有効的に活用していくと良いでしょう。
私の場合は併発症状のうち、めまい・耳鳴り・首や肩の痛みに関しては
対症療法の治療薬で症状を抑えつつ、
過ごしています。
これらは無理に我慢しているよりも、
症状を抑えつつ生活していたほうが、
日々の生活においても快適に過ごすことができますし、
めまいや耳鳴りなどに苦しみながら生活すれば
それだけ体力を消耗し、精神的にも決して良いモノではないので、
治療薬の力を借りつつ、生活を続けています。
このように”治療薬が存在する辛い併発症状”は
それで抑えつつ、少しでも日常生活を楽にしつつ
ビジュアルスノウと付き合っていくというのが
最適な対応方法になるかと思います。
ただ、症状によっては長期続けるのは良くない
治療薬などもありますので、
そのあたりは医師としっかり相談をしながら
対応していく形になります。
最初の辛い時期は…
ビジュアルスノウで一番辛いのが
”発症した直後”です。
最初は症状も目まぐるしく変化していきますし、
自分自身もまだ慣れていないために、
不安も大きなものになります。
私自身もビジュアルスノウを発症した直後は
その症状に強い不安を覚えて
精神的なものが原因の症状もいくつか出てしまっていました。
そういった時期には、医師の先生と相談しつつ
必要に応じて抗不安薬の投与も行うなど、
”一時的に”力を借りることも重要になるかと思います。
私も最初の頃は「ワイパックス」と呼ばれるものを
診察を受けた上で処方されて、最初の辛い時期を
乗り越えるまで利用していました。
自分から、下さいというようなものではありませんが
(私も医師の判断によるものです)
そういった判断を先生がした場合は、
力を借りると良いかと思います。
”必要に応じて”こういったものを利用するのも
一つのポイントになりますね。
まとめ
ビジュアルスノウに関しては
”なったら絶対にこれが使われる”みたいなものはなく、
辛い症状をピックアップして、
その中から、治療薬・症状を和らげるものが存在するものに関しては
対症療法を行っていく形になるかと思います。
いずれにせよ、医師の判断次第になりますが、
先生としっかり相談しながら進めていきましょう。
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