後発白内障とは?治療後に再び症状が出る?原因と治療法を解説!

後発白内障(こうはつはくないしょう)とは、
白内障手術を行ったあとに
出ることのある症状のひとつです。

いきなりこの「後発白内障」と呼ばれるものに
なることは基本的にはなく
白内障手術後に、特定の原因によって
再び症状が出てしまうことを言います。

白内障は手術を行って治ったと思っても、
100パーセント安心できる!というものではなく
このようなことが起きる可能性もある!
ということですね。

後発白内障の症状が出ている場合、
既に眼科などで治療・検査などの経験が
あると思いますから
ご自身の通っている眼科・病院に足を運び
指示を受けることが一番望ましいかと思います。

※こちらでは「後発」の白内障についてを
解説していきます。
通常の白内障については白内障とはの記事の方で
解説していますのでそちらの方を確認してみてください。

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どのようなものなの?

白内障手術を行った後に
発生する可能性のある症状になっており、
水晶体内部の細胞が増殖してしまうことによって
水晶体が混濁してしまい、
光が入りにくくなったりする状態に
なってしまうことで、
視力の低下や、見えにくいといった
症状を起こしてしまうことになります。

白内障手術を行うと、
必ずなる!というわけではありませんが
この症状が出てきてしまう人も
ある程度の数、存在することは事実となります。

必ずなってしうまうの?

白内障手術をしても、
後発白内障に必ずなってしまうのか?
と言われれば決してそうではありません。
白内障手術を行って、成功して、
普通に何の後遺症もなく
快適な生活を送ることのできる人もいます。

が、反面、白内障が「再発した」と言われるような
この、「後発白内障」になってしまう人もいます。
これは、白内障手術をする以上は、誰にでも
あり得ることであり、
この後発の症状を100パーセント予防
することはできません。

出てきてしまった場合に関しては
この後発白内障に関しても、個別に
対応を行っていく必要が生じます。

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症状はどんな感じ?

後発白内障の症状としては、
通常の白内障と同じような感じになっており、
視力の低下や、見えにくさ、
光の感じ方(まぶしい、暗い)などに変化が生じます。

白内障と同じような症状が出るために
”白内障が再発した”などと言われることに
なるわけですね。

ちなみに、白内障自体に関しては
一度手術が適切に成功していれば
再発することはなく、
再発した、と感じるのは
この後発白内障というものが
存在するためになりますね。

最初の白内障とはまた違う仕組みでは
あるのですが、症状としては
同じような症状が出てしまう、
ということになります。

せっかく手術をして
白内障が治ったと思ったのに…と
うんざりしてしまう気持ちも
分かりますが、
白内障も、手術が必要だからしたわけですし、
こちらに間しても、しっかりと治療を
していく必要があります。

予防方法はあるの?

上でも書いた通り、後発の白内障を
100パーセント予防する方法はザンネンながら存在せず、
白内障の手術を受けた後、誰にでも発症
してしまう可能性があります。

手術の方法などを工夫したり、
点眼薬で予防するようなことも
可能ではあるようですが、
いずれにせよ「確実に」防ぐ方法はないため
経過観察をしていきながら、もしも症状が出てしまったら
眼科に足を運ぶ、ということになるかと思います。

症状が出てきたと感じたら?

白内障手術を終えたあとは、
しっかりと先生の指示通りに生活を
送って行くようにしましょう。

しかしながら、上でも書いたように
後発の白内障は誰にでも発生する
可能性があり、確実な予防方法はありません。
そのため、もしも症状が出てしまった場合に関しては
しっかりと対応を行っていく必要があります。

白内障の症状が再び出てきた!と感じた場合や
何か調子の悪い部分が出てきた場合は
必ず、なるべく早い段階で眼科に
足を運び、必要であれば、しっかりと治療を
受けるようにする、ということが
大切なポイントになってきます。

後発白内障かもしれませんし、
何か他の症状の可能性も否定はできませんから
一度眼科や病院で診てもらう、ということは
絶対に必要になってくるかと思います。
この場合、既に白内障手術を受けているのであれば
自分で手術をする、ということはあり得ませんから
どこかしらの眼科や病院で手術を受けたハズです。

特別な理由(先生が嫌な先生でどうしても行きたくない)など
がある場合除いて、後発白内障の症状が
出てきてしまった場合は、以前に治療を受けた眼科・病院に
相談をしてみるのが良いかと思います。

もしもどうしてもその病院に行きたくない場合は
違う病院でも構いませんが、
白内障の手術をした部分までの説明などを
しなくてはいけませんし、
正しく伝えることができないと、治療にも
影響が出てきてしまう可能性がありますから、
その点に関しては、注意をするようにしていきましょう!

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どのように治療を行うの?

後発の白内障の治療方法としては
「レーザー治療」が主になります。
レーザーによって治療することで
基本的には後発の白内障は治療を
行うことでき、この治療を行えば
症状については改善するはずです。

ただ、稀に、重度なものもあり、
そういった場合は医師の判断で
手術的な治療が行われる可能性も
ありますから、その点は覚えておきましょう。

いずれの場合も、先生がしっかりと
判断し、治療を行ってもらえるはずです。

再び再発することはあるの?

後発白内障のレーザー治療を行っても
再びまた発生してしまうのではないか?と
思う人もいるかと思いますが、
基本的に後発白内障が再発する可能性は
限りなく低いものになります。

つまり、他の何らかの症状が
出てしまった場合は、また別の話に
なってきますが、白内障と後発白内障の
治療を行えば、基本的に、それ以上の
白内障が生じてしまうことはない、ということになりますね。

再びの再発は基本的には
ない、ということを覚えておくと
少しは気が楽になると思います。

目の病気は白内障だけではありませんから
また目の調子を崩す可能性は否定はできませんが、
それでも、白内障自体に関しては
上手く治療が行われれば、2回治療すれば、
もう再発することはない、ということに
なります。
後発が2回、3回と続くことは
ない、ということですね。

手術はした方がいいの?

結局のところ、白内障の手術はした方が良いのかどうか、
ということになると、答えは「人による」ということに
なるかと思います。

後発白内障は、白内障の手術をしなければ
発生しません。
ただ、白内障自体は点眼薬などによる治療も
あるにはありますが、それはあくまでもその場しのぎに過ぎず
根本的に治療を行うものではありません。

手術をするかしないかは、医師と
相談しながら決めることになりますが
一度なってしまった白内障を治療するためには
やはり、手術は避けては通れないということになります。

ただ、高齢の場合や、他の病気との兼ね合いなどで
手術が難しい場合など、
手術を回避して、点眼薬などで悪化を食い止めることを
中心に治療していくケースもあります。
このあたりは、場合によるので
先生としっかり話し合いながら、
治療方法を決めて行くことが大切になります。

まとめ

後発の白内障も決して油断ならないもので
報知しておけば、視力障害などが
再び起きることになってしまいますし
最悪の場合は失明する可能性もあります。

”一度治したのにどうして!”と不満も
感じるかとは思いますが、
それでも放置をしておけばしておくほど
悪化していくものになり、
治療も難しくなっていきます。

再び白内障のような症状を感じた場合は、
やはり、眼科に足を運ぶしかありません。

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