光視症に効果のある薬ってあるの?目に見える光の治療法は?

光視症は、目に見えないはずの光が
見えてしまうという厄介な症状です。

飛蚊症もそうですが
本来見えていないものが見える、というのは
非常に大きなストレスになりますよね。

では、そんな光視症に
効果のある”薬”はあるのでしょうか。

根本的に何らかの病気などが隠れている場合は
それを治療することで治る可能性もありますが、
病気が原因ではない光視症というものも存在しており
その場合に関しては、治療することは難しく
経過観察というカタチになるのが
一般的な流れとなります。

ですが、そうは言っても、光が見える、というのは
非常に大きなストレスになるかと思いますし
病気的な原因じゃありませんよ、と言われても
気になる人は気になってしまうと思います。

そんな光視症に、有効的な薬と
言うものはあるのでしょうか。

※こちらでは光視症の薬について記述していきます。
全体的な情報に関しては光視症とは?の記事の方に
まとめてありますので、そちらの方を参考にしてみてください。

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効果のあるものは…?

光視症自体を直接的に治療するような
薬はザンネンながら存在しません。
この飲み薬を服用すれば治療できますよ、だとか
そういったことはない、ということになりますね。

そのため、光視症の治療目的で
内服薬などが処方されることは”少ない”と
言っても良いかと思います。

目に謎の光が見えている、という状態は
不愉快だと思いますし、気になってしまうとは思います。
本当であれば、何かを利用して
すぐに治すことができれば
一番良いかとは思いますが
現状ではそのような方法はない、というのが
現実になりますね。

まずは原因を探ることが大事

光視症の症状が出てしまった場合、
治療云々よりも、まずはその原因を探ることが
大切になります。
原因などについては別記事の方で
詳しく解説していますが
大きく分けて光視症の原因には「2つ」ほど存在しており、
ひとつは「生理的なもの」
もうひとつが「病気的なもの」になります。

このうち、前者に関しては
先ほども書いたとおり、治療する薬などは存在しないので
ストレスにはなるかと思いますが、
とりあえずは失明だとか、視力障害だとか
そういった心配まではしなくても大丈夫です。

しかしながら、後者の場合は
網膜剥離(もうまくはくり)などを筆頭に
色々な病気が隠れている可能性があり、
これらを放置しておくことによって
失明に至ってしまうような可能性があるのも事実です。

そのため、まずは自分自身の原因を知り、
原因に応じた対応をしていくことが大事になります

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処方される可能性のある薬は…?

上でも書いた通り、光視症自体に
直接的に効く薬、というものは現時点では
ザンネンながら存在していませんが、
光視症の症状がどうしても辛い場合や
原因によっては、薬が処方されたりするような
可能性も、決して「0」ではありません。

では、もしも何らかの治療薬が処方されるとすれば
どのような薬になるのでしょうか。

・点眼薬
疲れ目対策の目薬などが処方
される可能性があります。
目の病気などが原因である場合は、その治療の方を
優先していかなくてはいけませんが、
そうではない場合、基本的には経過観察になります。
光視症の原因となっていると考えられる症状のひとつが
「疲れ目」などになります。
そのため、原因などがはっきりしない場合に関しては
疲れ目対策の点眼薬などで、経過観察が
行われる可能性があります。
もしも目薬が処方された場合は、用法をしっかりと
守り、利用していくようにしましょう。
用法を間違えて利用していると、逆効果になってしまう
可能性もありますから、その点に関しては
注意をする必要があります。
また、眼科などで点眼薬が処方された場合、
もしも既に市販の目薬などをつかっているなら
必ずそれを先生に伝えるようにしましょう。
謝った併用は、目の健康を害してしまうリスクも
ありますから、そこのところにも注意しなくてはなりません

・抗不安薬など
光視症の症状が強く、
精神的にやられてしまっている場合などに
関しては、抗不安薬が処方される可能性があります。
目に見えないはずの光が見える、という症状は
非常に大きな負担になるかと思います。
仮に病的な原因が隠れていなかったとしても、
その症状が続けば、人によっては大きな精神的負担と
なってしまい、精神的にやられてしまう
可能性も十分に考えられます。
精神的にやられてしまうと、人間は脆いものですら、
色々な部分の体調を崩してしまう可能性も十分に考えられます。
自律神経失調症(じりつしんけいしっちょうしょう)なども
そうですし、目だけではなく、色々な部分に症状をもたらして
しまう可能性も。

そんな可能性もありますから、場合のよっては
抗不安薬の処方などが行われる可能性は十分にあります。
もしもそういった薬が処方された場合に関しては
医師の指示をしっかりと聞きながら、利用をしていくようにしましょう。
また、”依存性”があるものもありますから、用法は
しっかりと守り、慎重に服用していく必要があります。
症状(精神的な不安)が落ち着いてきたら先生と相談しつつ
分量を減らしたり、服用を中止したり
していく必要があります

光視症の症状で、
他に病気が見当たらないような場合、処方される可能性があるとすれば
このあたりでしょうか。
眼科で検査を行い、病気が隠れていない場合は
とりあえずは、安心しても良い症状です。
症状自体はいや~な症状ではありますが、
そこのところは覚えておくようにしましょう。

似ている病気で…

光視症ではありませんが
「閃輝暗点」という病気があります。
こちらも、目に見えるはずのない光が見える
症状になるのですが、
光視症とは異なり、歯車やギザギザしたようなかたちの
光が目に焼き付くようにして出現し、その後に片頭痛の症状が
出る、というものになっています。

これに関して言うと、光視症に関しては
目の方が原因になっているのですが
閃輝暗点は脳が原因になります。

これも、「放置しておいて良いタイプ」と
「病気の場合」の2通りが存在しており、
放置しておいて良いタイプの場合は、
症状が酷い場合、片頭痛の治療薬などが
用いられる可能性があります、

が、光視症と同じで、
閃輝暗点の症状自体に直接アプローチするような
ものはありませんから、
あくまでも補助というかたちになるかと思います。

今後は…?

今後、光視症などに直接的に作用するような
薬が開発されるのかどうか。

これは、分かりません。
そういう研究もあるかもしれませんが
まだまだ実現するにしても相当な時間が
かかることは間違いないですし、
遠い未来の話になるかと思います。

ただし、医学はどんどん発展しているのも
また事実ですから、
光視症に限らず、それぞれの病気が
どんどん治療しやすくなっていき、
今では治すことのできないような病気が
治せるようになる夢のような日も、
そのうち、訪れるのではないかと思います。

…と、今、未来のことを考えても
仕方がないのですけれどね。

まとめ

現時点ではザンネンながら光視症を治療
できるような薬は存在していません。
そのため、基本的には、まず検査をして
病気が隠れていないかどうかを
確認し、病気が隠れている場合はその治療を行い、
病気が見当たらない場合に関しては
経過観察、というカタチになっていくのでは
ないかと思います。

私自身もこの症状が出ていますが
確かに鬱陶しいものです。
生理的なものとされているものも、いつか
治せる日が来ると良いのですが…。
まだまだその実現は遠そうです。

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