ドライアイを放置しておくとどうなるの?考えられるケースは?

ドライアイは、涙に関する異常です。
目が乾きやすくなってしまったり、
不快症状が色々と出てきてしまったり、
症状は様々ですが、
このドライアイを放置しておくと
どうなってしまうのでしょうか?

ドライアイ自体は、初期段階の場合、
日常生活に支障が出るようなレベルの
症状がいきなり出ることはほとんどなく、
普通に生活できてしまいます。

「あ、ドライアイになったかな?」と
思うような症状ではなく、
日常的によく感じるような、
細かな症状からスタートするものになります。

そのため、裏を返せば
「放っておいても大丈夫かな?」と
なってしまいやすい目の症状で
あることもまた、事実です。

ドライアイを放置しておくと
どうなってしまうのか?
最良のケースと最悪のケースを
客観的にお伝えしていきます。

※こちらでは、”放置しておくとどうなってしまうのか”と
いうことをご説明していきます。
ドライアイ全体の情報はドライアイとは?の記事の方を
参考にしてみて下さい!

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放置するとどうなるの?

ドライアイを放置してしまうとどうなるのか。

良いケースとしては
「ドライアイなんだか、よく分からないまま、
 気づいたときには症状が良くなっていた」という
パターンでしょうか。
軽いドライアイであれば、場合によっては
治療を行っていなくても、自然と改善する可能性も
0ではありません。

市販の目薬などを使っているだけで
なんとなく改善していくことも
”最良のケース”を考えるのであれば、
あるでしょう。
悪化する前、軽い状態であれば、
放置しても、治る可能性もありますし、
ドライアイになりかけていても、
そもそも自分がドライアイになりかけていたことに
気付かないまま、自然と調子が良くなる可能性も
決して0ではないかと思います。

ただし、逆に「最悪のケース」を言うのであれば
放置したことによって症状がどんどん悪化していき、
日常生活にも支障を及ぼすレベルの症状が
出てしまい、最後には、他の病気などの引き金にもなり、
重大な視力障害、失明にまで至る危険性も
まったくないわけではありません
失明にまで進んでしまう、というのは非常に極端な
話で、ドライアイ自体で失明するような可能性は
まずないですが、ドライアイを放置しておいたことに
よって、他の病気の引き金となり、
その病気が原因で失明してしまうような可能性は
否定できませんので、
極端な「最悪のケース」を話すのであれば
そうなります。

一番良いパターンで、自然と治る、
一番悪いパターンで、他の目の病気を引き起こして失明する
ということになります。

放置して、急激に悪化する可能性は低い

ドライアイ自体は、仮に放置してしまったとしても
「急激に悪化して失明する」みたいなことは
基本的にはありません。

基本的には、徐々に悪化していく感じで、
悪化すれば、目の不快症状なども強まっていきますから
”何も分からないまま気づいたときには手遅れだった”
ということになってしまう可能性は低く、
自分で何らかの症状を自覚するはずです。

そのため、ある程度様子見をする程度なら
全然大丈夫だと思いますし、
急性緑内障だとか、そういった目の症状のように
「短期間で失明or視力障害」みたいなことに
鳴る可能性は限りなく低く、
「網膜剥離」のように、比較的短期間で
目の状況が急激に変化する、ということも
基本的にはありません。

仮に悪化する場合でも
ゆっくり少しずつ変化していく感じです。
もちろん、症状がだんだんと酷くなっているような場合で
それでも放置を続ければ、最悪の事態に進んでいく可能性は
否定できませんので、
調子が悪くなりつつあるのに、放置を続ける、
ということは非常に危険なことですが、
そうでなければ、ある程度様子を見てから、
判断してみても、良いでしょう。

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他の病気である可能性は否定できない

放置している場合、
そもそも自分が「ドライアイ」なのかどうかすら
分からない、というのが事実になります。
ドライアイの症状を見てもらえるとわかると思うのですが
ドライアイの症状全般は、「ドライアイだからこそ出る」と
いうような症状は少なく、
他の目の病気や、病気以外が原因のものでも
出て来る症状が多いのです。

つまり、眼科で検査を受けずに、放置を続けていると
「これはたぶんドライアイだろう」と思っていても
そもそもドライアイですらない可能性も
十分にあります。

仮に、ドライアイではなかった場合も、
特に危険な病気などではなく
むしろ、一時的な目の疲れなどが原因で
あれば、それはそれで良いのですか、
もしもドライアイ以外の”もっと危険な病気”が
原因で症状が出ている場合は、
放置することによって、取返しのつかないことに
なってしまう可能性があります。

ドライアイ自体は、先ほども書いたように
急激に進行したりする可能性は
基本的には低いですし、ドライアイそのもので
急に失明したりすることは、まず考えられません。
ですが、それは、あなたの放置している症状が
「本当にドライアイであれば」の話です。

もしも、ドライアイでなかったとすれば、
急激に進行する可能性も、失明する可能性も
否定はできません。
眼科で診察を受けない限り、自分自身で
「これはドライアイだ!」と確信を持つのは
不可能に近いです。
そのため、不快な症状が続くのであれば
できれば眼科に行くことを、強くおすすめします。

他の病気の引き金になる可能性

ドライアイを放置しておくことによって
目に負担がかかり、
ドライアイ以外の別の病気の引き金に
なってしまい可能性もあります。

多少様子を見た程度で他の病気の引き金に
すぐになってしまうのか?と言われれば
そこまでではありませんが、
それでも、放置を続けたり、どんどん症状が
悪化するようなことがあれば、最終的には
別の病気に繋がってしまう可能性も否定できません。

一つは、ドライアイの症状等で
通常よりも目に負担がかかりやすくなった結果、
目の疲労などが蓄積されて、
それが原因となり眼精疲労などの
疲れ目を起因とする症状に繋がる可能性がありますし、
ドライアイによって目に傷をつけてしまう結果となり、
そこから、別の症状に繋がっていく可能性も
否定できません。
他にも、放置して、目の調子の悪い状況が続けば
色々な悪影響が考えられます。

ドライアイ以外の病気に繋がった場合、
それも放置し続けることによって、
最悪の結果に結びつくことは、十分に
考えられることです。

放置しても平気?しないほうがいい?

上で書いた通り、最良のケースのほうになる
可能性もありますから、
平気なこともある、というのは事実ですが、
最悪のケースに結びつく可能性なども含め、
色々なケースを想定するのであれば、
やはり”放置しないほうがいい”でしょう。

ドライアイかもしれない症状が出た場合でも
最初はしばらく様子を見てみても良いとは
思いますが、もしも、その症状が続くようだったり、
どんどん悪化していくようであったり、
何か気になることがあるようであれば、
やはり無理をせずに、
早めに眼科の診察を受けることをおすすめします。

後から後悔しても、手遅れなことも
あるかもしれませんからね…。

まとめ

ドライアイもそうですし、
目の不調が続く場合は
基本的には眼科で診察を受けることを
おすすめします。

費用の面や時間の都合など、
色々行きたくない理由は
あるかとは思いますが、
目は2つしかないものですから
大事にしておいて、
最終的には損はないはずです。

放置しておいてよいケースに転ぶか
悪いケースに転ぶかは、分かりません。
最悪のケースも想定して動くことが
大事になります。

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