ICL治療とは?新しい視力回復の方法!その特徴とリスクを解説!

検査・眼科

視力回復手術の方法は、
「レーシック手術」が主に挙げられますが、
最近では「ICL手術」という方法も登場してきました。

これは、眼内にレンズを入れることにより
視力を矯正する、というものになっており、
レンズは人体に優しい素材のため、馴染みやすいものになっているほか、
レーシック手術では対応できないようなケースにも
対応できる、というものになっているため、
近年では、こちらの治療方法が行われていることもあります。

が、まだまだ保険適用外なこともり、一般的かどうか、という点で
言われれば答えはNoということになりますね。

どのような治療なの?

目の中にレンズを移植することにより、近視などの症状
を改善する治療方法になります。
レーシック手術で対応することのできない症例などにも
対応できるほか、レンズを摘出することも可能になっているため、
今後の視力回復方法として、期待されている方法の一つでもあります。

日本では2003年から治験が行われていたほか、
2010年から認可が下り、現在では実際にこの治療方法で
視力回復などが行われています。

受けることができる人は?

ICL治療は全ての人が受けられるわけではありません。
適応条件、というものがあり、その条件を満たしていない場合は
かえって危険を招くことになってしまいますから、
手術を行うことができないのです。

一応、一般的に言われている適応条件としては
・年齢が21歳以上であること(上限は45歳までとされています)
・乱視、近視、角膜内皮細胞密度最低値などが基準を満たしていること
・妊娠中などは不可
・目の病気がある場合(白内障、緑内障など)

などなど、色々な条件があるのです。
これらの条件を満たしているかどうか、眼科医が確認の上で
大丈夫だと判断されれば、ICLの治療を受けることができますが、
適応していない場合は、ICLの治療は断念することになります。

治療・手術の費用はどのぐらい?

ICL治療はレーシック手術と同じように、
保険適用外となります。
そのため、全額負担での治療、手術になります。
費用としてはレーシック手術以上に高額になることが多く、
何百万単位になることも。
クリニックによって、カードや分割払いに対応しているケースもあるそうです。
費用については、ICL治療が可能な眼科や病院に
確認するようにして下さい。

また、ICL治療はすべての眼科、病院で行えるわけではなく、
資格が必要なものになります。
そのため、治療を受けたい場合は、ICL治療を行っている眼科などを
探す必要があります。

手術の流れはどんな感じ?

ICL手術の流れを簡単にご紹介します。
流れとしては、まず「術前検査」を行うことになります
治療の適応条件を満たしているか、という点と、
治療の際にどのようなコンタクトレンズを入れるべきか、という点を
重点的に検査していくかたちになりますね。

後日、手術当日には散瞳薬で瞳孔を開き、
その後に麻酔を点眼し、手術を行うかたちになります。

手術は、簡潔に書いてしまうと、
小さな切開を行い、レンズを挿入、最後の仕上げをして完了、
というものになります。
時間としては数十分程度の手術となり、
麻酔が効いているために、基本的に痛みを感じることはありません。
入院の必要などもなく、そのまま日帰りできますが、
当日は車を運転できない他、いくつかの注意点を医師から
告げられると思います。

医師から告げられた注意点に関しては
しっかりと守るようにしましょう。

手術後のリスクについて

どんな手術にも、リスクというものは、必ず付き纏うものです。
それは、このICL治療でも変わりません。
手術後には、下記のような症状が出ることがあるようです。
何事もなく終わる場合もあれば、何らかの症状が出てしまうこともある、
ということになりますね。
術前に、しっかりとリスクについて理解しておくことは、
大切なことになるのではないかと思います。

・かすみ、ぼやけ、異物感など(1週間程度で消失するようです)
・暗い所で光がにじむ、ぼんやりするなどの症状
・角膜内皮細胞の減少
・水晶体へ影響を与え白内障の要因に(低確率)
・眼圧上昇(低確率)
・感染症へのリスク(低確率)
・ICL治療により、逆に視力が低下するケース(低確率)
・ズレなどが生じて再手術が必要になるケース

などが挙げられています。
感染症や眼圧上昇、白内障など、厄介なケースのものもあり、
低確率ではありますが、逆に失明などの危険に晒される可能性も
0ではない、ということはリスクとして覚えておきましょう。

ICL治療後に何か異変を感じた場合は、すぐに
治療を受けた眼科・病因に連絡するようにしましょう。

レーシック手術との違いは?

レーシック手術とは、方法そのものが違いますが、
手術の方法などはさておき、何が違うのか、
主なポイントをご紹介したいと思います。

・治療費が高い(レーシックと比べてもさらに高額であるケースが多いです)
・ライセンス制のため、限られた眼科でしか行えない
・取り外しが可能なので、最悪の場合”元の状態”に戻すことも可能
・夜の見え方がレーシックの場合に比べて良い
・レーシックと比べるとドライアイになりにくい
・レーシック手術と比べると対応できる目の状態が多い
・手術後の回復が比較的早い
・紫外線をカットできる

などが挙げられます。
レーシック手術よりも優れた面が多いものになりますが
費用的な面や、症例などの量の問題、
実施している場所の少なさなど、
レーシック手術とは違う問題点が挙げられるのも事実です。

ただ、安全性などに関しては増しているようですし、
取り外しなどが可能、というところも一つの実どころには
なるのではないかと思います。

この治療は受けるべきなのかどうか?

視力などが低下してしまった場合の、
視力回復方法の一つです。
しかしながら、視力を回復させるだけであれば、
一般のメガネやコンタクトレンズでも十分に
事足りてしまうわけです。

実際に世の中では、視力などが低下した場合、
多くの人は、メガネやコンタクトレンズの利用、
という方面を選ぶ人がほとんどでしょう。
自分が、それで良いなら、わざわざ、ICLの治療を
受けなくても、全く問題はないと思います。

ただし、どうしても裸眼での視力の回復させたい場合の
選択肢の一つとしては
良いモノだと思います。

「費用」「リスク」
この2つのことはしっかりと考える必要はありますが、
費用は用意できて、
リスクについてもしっかりと理解し、それでも手術を受けよう、
というのであれば、それは個人の自由ですし、
全然構わないことだと思います。

上手く行けば、視力は回復し、快適な生活を
送ることが可能になるでしょう。
ただし、どんな手術でもそうですが、
100パーセント、ということはありません。
上でも書いたように、このICL治療でもリスクが存在しますし、
低確率とは言え「失明」する可能性も0ではありません。
そこのあたりは、ある意味で「覚悟」して
手術を受ける必要はあるかと思います。

もちろん、安全ではあるのですが、
100パーセント安全ではない、ということです。

まとめ

レーシック手術や、今回ご紹介したICL治療は、
数少ない裸眼視力を回復させるための方法でもあります。
特別なこだわりがなければ、メガネやコンタクトレンズで
十分ではあると思いますが、
どうしても、視力を回復させたい場合は、
このICLも視野に入れてみると良いかと思います。

もしも、実際にICL治療を受ける場合は、
しっかりと医師の指示に従って治療を
進めていくようにしてください!