目の残像にも人は慣れる。実際に残像と何年も向き合った結果感じること。

「目に残像が残る」
そんな…残像視の症状が出てしまうと、
本当に強い不安を感じるものです。

私もビジュアルスノウという病気を発症してしまって以降、
その併発症状の一つとして、
残像が目に残りやすい状態になってしまいました。

初めて”残像が残る”ということに
気付いた時には本当に驚きましたし、
かなり強い不安を感じたものです。

ですが、そんな残像を自覚してから、
既におよそ4年になりますが
現在でもこうして、目は無事ですし、
残像は治っていませんが、
生活すること自体は、問題なく出来ています。

そんな経験を元に
”残像にも慣れる”というお話を
語っていきたいと思います。

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目の症状は「慣れる」

目の症状で有名な「飛蚊症(ひぶんしょう)」は、
視界に黒い浮遊物のようなものが見えてしまう
症状ですが、これも一般的に「時間の経過と共に慣れて気にならなくなる」と
言われています。
(これは実際にその通りで、私自身も飛蚊症を発症していますが
本当に気にならなくなります)

そして、飛蚊症以外でもこれは同じことで、
人間は自分の置かれた環境に上手く適用してくれるのか
”目の症状”は特に”慣れ”は非常に大きく、
症状自体が改善していなかったとしても、
慣れたことによって”楽”になる症状はたくさんあります。

残像に関しても同じことで
私自身も最初は本当に、ものすごく気になりましたし、
強い不安も感じましたが
今では、その症状が治ったわけでも、落ち着いたわけでも
ないのにも関わらず、
”当時よりもかなり気にならなくなっている”状態です。

要するに、残像が見える状態でずっと過ごしていたことによって
それが私の中で当たり前になってしまい
気にならなくなってしまった…ということですね。

良くも悪くも、時間の経過と共に
症状が悪化したりでもしない限りは
だんだんと”慣れ”を覚えていくものです。

慣れるまでが大変

私の中で「残像」に関して言えば
一番大変なのは、当然”残像に慣れるまでの時期”でした。

残像に慣れるまでは
上にも書いた通り、
毎日のように本当に強い不安に襲われていましたし、
精神的にもかなりきつい日々を送っていました。

ですが、慣れたあとに関しては
症状自体は正直に言ってしまえば
何も変化していないものの、
かなり楽になっていて、
今では、何も考えずに普通に生活していれば
残像は見えていますが、特別に意識するような場面は
ほとんどなくなっています。

こういった経験からも
残像に関して言うのであれば
一番つらいのは”慣れるまでの時間”で
あったと断言できます。

慣れるまではどうすれば良いのか。
これは人によって異なるとは思いますが、
とにかく”なるべく気にしないようにして”
他のことで気を紛らわしつつ、
慣れていく、しかありません。

一瞬で残像が気にならなくなるような
夢のような方法があるのであれば
みんなそれを使うでしょうし、
健康に悩む人もいなくなります。

ですが現実はそうではないので、
残像について、自分の症状についてしっかりと把握した上で
少しでも心配だと感じたり、強い不安を感じている個所があるなら
”遠慮なく医師に相談”するようにして下さい。
気になる部位については(例えば脳など)全て検査してしまい
”自分の身体に大きな異常はない”ということを
明確にしておくことも、大きな効果のあることだと思います。

実際に私は目と脳の検査を当時、受けており
”異常がない”ということは明確に確認しておきました。

”検査を受けて、異常はなかった”

この事実は、とても精神的な不安にも効きますし、
”検査の上では異常はなかった”ということで
”こういう残像で失明するようなことはないだろう”という
心の中での前向きな気持にも繋がりました。

ですので、残像に慣れるまでの辛い時間には特に、
不安があったらすぐに検査を受けて
”不安を取り除く”ということをおすすめします。

不安な状態が続けば続くほど、
精神的な状態もどんどん悪くなっていき、
最終的にさらに調子が悪くなる可能性は十分にあることです。

一度そうなってしまうと、回復に時間がかかる
(私も目の症状で、かなり精神的に参ってしまったことがあり、
回復にはそれなりの時間がかかりました)ので、
色々なことに不安を感じるようになりはじめたら
自分なりになるべく気持ちを安定させるよう、
心がけた方が良いです。

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慣れると楽になる

目に残像が残りやすくなると
最初は非常に気になると思います。
私もものすごく気になりました。

ただ、残像が初めて残りやすくなってから
既に4年が経過しましたが、
症状自体は同じでも、今は凄く「楽」になっていますし、
もはや気になりません。

気にして残像が残りやすいかどうかを
確かめてみるとやはり残像が残る症状自体は
改善していませんし、
例えば今、パソコンの画面に向かっているこのタイミングで
目を瞑っても
パソコンの画面の白い部分がしばらくシルエットのように
残っています。

ですが、今はそれでも全く気になりません。
もうこの見え方に慣れてしまった、ということも言えますが
それでも、精神的な負担は相当軽減(ほとんどない)状態に
なっているので、
発症当時に比べると”症状は同じ”ながら、
非常に楽になっています。

残像もそうですし、
私が小さいころから発症している飛蚊症もそうですし、
私が2018年から発症したビジュアルスノウもそうですが、
どれも”目の見え方”にとって非常にジャマになるものでありながら、
不思議と次第に慣れて来るものです。

もちろん”進行するような原因”がある場合は
そのまま「慣れるのを待つ」ことをしてしまうと
手遅れになりますから絶対にしてはいけないことですが、
”特に治療が必要な異常がない”場合に関しては
必ず慣れて来るので、必要以上に
焦らないようにすることも大切です。

実際に強い不安感からかなり体調を崩した経験から
言えるのは”不安なのは本当によく分かりますが、
その不安が自分をさらに苦しめることになってしまうので、
とにかく自分にできる方法で、不安を払拭していく”
と、いうことが大切になります。

慣れてももちろん治れば嬉しい

ここまで書いてきた内容だと、
まるで私が”慣れてしまったのでもう大丈夫”みたいな
感じに見えるかもしれません。

もちろん、かなり負担はなくなり、
”ほぼ100パーセント普通に生活できる”状態では
あるのですが、
それでも、「治れば嬉しい」という気持ちには
変わりはありません。

ここまで書いてきたように、
現在、残像はありますが、
ほとんど気になるようなことは無くなっており、
残像は相変わらずありますが、
もうそれが当たり前で、
精神的にも生活的にも全く支障がないような
そんな状態にまでなっています。

とは言え、残像が残る、という症状が
必要かどうか、と言われれば
当たり前のことですがそれは”必要なものではない”ので、
無くなってくれるのであれば無くなってくれるに
越したことはありません。

今後、どうなっていくかは
まだ私自身にも分かりませんし
”ずっとこのまま”でも、もう慣れているので
日常生活には99パーセント影響はありません。

しかし、急に治るようなチャンスが来れば
それはそれで嬉しいことですし、
やはりなければない方が良いに決まっているので
”慣れたからもう治らなくていい”と、そういうことではありません。

まとめ

目の症状は、不思議と本当に慣れるものです。

残像が見え始めた頃は
本当に「ずっとこの状況なのか」と
絶望的な気分にもなりましたが
今ではそんなこと全く思わない状態にまで
気持ちの面で回復しています。

そう簡単に”気にしない”ことは最初はできないと思いますが
”治療が必要な異常”がないのであれば
そのうち”慣れる”ので、
”一番つらいのは今、今を乗り越えればなんとかなる”ということは
頭の片隅に入れておくと良いかもしれません。

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