生まれつきのビジュアルスノウについて考える。ポイントを考察…!

謎の砂嵐が出現し
視界の邪魔をする病気・ビジュアルスノウ。

未だに世の中では知名度の低い病気で
あると共に、意外と多くの人が
苦しんでいる病気であるのも事実です。

治療方法も現時点では発見されておらず
色々な説などが言われていますが
明確に「〇〇をすれば治る」
「〇〇を飲めば治る」というものではありません。

そして、ビジュアルスノウには「生まれつき」のものと
「後から症状が出てくる」ものがあります。
先天性と後天性のものがあるわけですね。

この先天性のビジュアルスノウと
後天性のビジュアルスノウが
「全く同じもの」なのかどうかは今現在では分かりません。
症状が酷似しているだけで
先天性と後天性ではもしかしたら
異なる原因が隠れている可能性もあります。

未だに謎が多い、というのも事実になりますね。

では、このビジュアルスノウの
先天性について、
ポイントを解説していきたいと思います。

※ビジュアルスノウ全体の話題については
ビジュアルスノウ関連情報まとめのページの方に
まとめてありますので、そちらからご覧ください。

こちらでは、先天性のものについて
解説していきます。

先天性は気づきにくい

先天性のビジュアルスノウは、
後天性のものに比べ、気づきにくい、というのが現実です。
後天性のビジュアルスノウであれば、
今まで普通に見えていた自分の視界に
突如として砂嵐のようなものが
出てくるわけですから、
その変化は一目瞭然ですし
気付くと思います。

私自身もビジュアルスノウになっていて
私は後天性のものでしたが、
異変にはすぐに気づきましたし
物凄く精神的な負担になりました。

ですが、それが「生まれたとき」からあった場合、
先天性のビジュアルスノウを持つ本人にとっては
生まれてからその見え方なわけですから
自分が他の人とは違う見え方をしている、
ということにはなかなか気づかないでしょうし、
それがふつうだと、しばらくの間は思っているはずです。

人間、他の人がどのような景色を
その目で見ているのかを見ることはできませんから
他の人と視覚の比較もできないわけです。
なので、自分の見え方が全てで、
最初から砂嵐がある場合には
なかなかそれが異常な見え方であるということには
気付けません。
また、親や周囲の人間が本人の視界を
見ることもできないわけですから
他の人が「その見え方はおかしいよ」ということにも
ならないわけです。

他の人と話したり、
成長していくにつれて
なんとなく自分自身で気づく、と言う感じでしょうか。

私も、ビジュアルスノウになる以前から
飛蚊症という黒い浮遊物が見える症状が
小さい頃(もしかしたら生まれた頃からあったのかも?)
からあったのですが
結構大きくなるまで
「みんな普通に見えているもの」だと思い込んでいました。
これが、見えていない人がいる!と知ったのは
本当に高校生だとかそのぐらいの年齢に
なってからです。

”飛蚊症”という病気について知って
そのときに「あれ?この見えてる黒い奴って
飛蚊症じゃない?」と気付いたわけです。

ビジュアルスノウは飛蚊症よりも圧倒的に
知名度が低いですし
私のような気づき方をすることができる
可能性ももっと低いかと思います。

生まれつきそうだとずっとそうだと思ってしまう…
これは、どうにもなりませんが、
先天性の場合は
そういうこともある、ということを
覚えておきましょう。

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回復することはあるのかどうか

先天性の場合も後天性の場合も
ビジュアルスノウの治療方法は
現時点では不明で、
具体的にどこを治療すればよいのか
ピンポイントでは判明していません。
脳の一部部分が原因と言われていますが
今時点ではまだ「こうすれば回復する」と
いうものはありません。

そのため、先天性の場合でも
後天性の場合でも回復することがあるのかどうかに
ついては不明です。

ただし、可能性としては0ではありません。
実際に治った、という人もいるようですし、
後天性の場合は急に出てきたわけですから
何かが引き金となって急に
治る可能性も決して0ではないでしょう。

逆に、先天性の場合に関しても
成長とともに治る病気などもありますから
ある時に治る可能性も決して
0というわけではないかと思います。

ただし何年も何年も続いているような
ビジュアルスノウの場合、急にその症状が消える、
というのも少し無理がありますから
治る可能性は先天性・後天性共にまったく0、と
いうわけではありませんが
可能性としては現時点では低い、というのが
事実かと思います。

失明の可能性は低い

先天性のビジュアルスノウの場合、
そもそも自分の見え方がビジュアルスノウであると
気づくまでにもそれなりの時間がかかるはずです。
場合によっては、本当に大人になるまで
そういったことに気が付かない人もいるかと思います。

と、いうことは
自分がビジュアルスノウだと気づいた時点で
すでに何年、何十年と経過している、
ということになります。

その間、目は見えていた、ということに
なりますから、
いきなり何年も何十年も経過してから
失明するとは、あまり考えられません。
逆に、生まれてからずっとある症状が
急に治る、という可能性も
残念ながら薄いかとは思います。

後天性もそうですが、先天性も
失明の可能性は薄いことには
薄いですが、完治も難しい、
というのが現実になるかと思います。

発症時の精神的な負担

もちろん、先天性でも後天性でも
ビジュアルスノウは大きな負担になりますし
とてもつらいものです。

ですが、発症時の負担については
タイプが変わってくるかと思います。

まず、先天性の場合は
自分ですぐに気づく可能性は
非常に低いと思います。
ある程度成長してから自分で気づく可能性もあれば
人によっては気づかないまま一生を終えるような
人もいるかもしれません。
軽度なビジュアルスノウの場合は、
生まれてからずっとその見え方なら
疑問に思うこともないでしょうからね。
ただ、仮に”自分の見え方はほかの人とは違う”と
いうことに気づいた場合は
また少し変わってくるかと思います。
そうと気づけばやはり気になるとは思いますし、
普通に光景を見てみたい、と思うのは
普通のことですよね。
なので、そういった面は負担になると思いますし、
なんで自分が、という負担もあると思います。

逆に後天性の場合は
今まで不通に見えていたものの見え方が
急に悪くなるわけですから結構な
負担になるかと思います。
一時的に激しく精神的に落ち込むような
ケースもあるでしょう。

もちろん、先天性とは違い
”それまでは普通に見えていた”という点では
私も(私は先ほども書いた通り後天性です)そう思いますが
逆に、それまで普通に見えていた世界を
知っているが故の苦しみもあり、
精神的に激しく落ち込みます。
私の場合は、けっこう落ち込みが激しく一時的にいろいろな
不安定な症状が出てしまいました。
なかなか恐ろしいものですね…
後天性の場合、症状が出始めた場合は特に、
自分が精神的にバランスを崩してしまわないように
注意することが何よりも大事になります。

先天性、後天性、
どちらも精神的に大きな負担になりますが
負担のタイプが少し異なる、ということですね。

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まとめ

ビジュアルスノウの先天性と後天性は
具体的な情報は何もありません。
もしかしたら異なる原因かもしれませんし
同じ原因かもしれません。
治療方法に関しても現時点では不明です。

このあたりに関しては今後、研究が進み
明らかにされていくのを待つしかない、
というのが現実であるかと思います。

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