ビジュアルスノウの治療には
どのぐらい時間がかかるのかどうか。
その点をご紹介していきたいと思います。
視界に常に砂嵐のようなものが見える
症状を中心とし、
人によっては耳鳴りや片頭痛、
その他の視覚的な障害を併発してしまう
非常に厄介な病気が
ビジュアルスノウです。
できることなら、早く治したいところですよね。
その治療にかかる時間について、
現時点で言えることをご紹介していきます。
なお、こちらでは
「ビジュアルスノウの治療にどのぐらい時間がかかるのか」を
解説していきます。
その他のビジュアルスノウの情報は
ビジュアルスノウのTOPからご覧ください。
治療方法が存在しない
ビジュアルスノウには、明確な治療方法が存在しません。
「これが効くかもしれない」レベルの情報しか
現時点では存在していない、というのが
残念なことですが、事実になってしまいます。
「絶対に治らない」というわけではなく
「現時点では治療方法不明」ですから
今後、治療方法が確立される可能性は
十分にありますが、少なくとも現時点では
”こうやったら治りますよ”というものは
存在しない、ということになってしまいます。
そもそも、ビジュアルスノウ自体の知名度が
非常に低いこともあり、
今後、治療方法が見つかるようにするためには
まず知名度が上がって行かなくてはいけない…
というのも事実かもしれません。
では、それを踏まえた上で
「治療にどのぐらいかかるのか」ということを
見ていきましょう。
基本的には長い付き合いになる
ビジュアルスノウとの付き合いは
とても残念なことですが
基本的には「長い付き合いになる」ということを
覚悟しなくてはなりません。
上でも書いたように、治療方法が具体的に
確立されていないために、どうしても
時間がかかってしまいますし、
最悪の場合は「一生レベル」の付き合いになります。
こう書いてしまうと、不安が強くなってしまう人も
多いと思いますから
少し安心できることも書いておくと、
ビジュアルスノウ自体が直接的な原因となって
命に関わるようなことは、特に聞いたことがありませんし
ビジュアルスノウ自体が原因で視力が完全に失われたり
砂嵐だらけになってしまって
何も見えなくなってしまったり、と
そういう情報もありませんので、
その点は、ある程度安心してもらって
良いものと思います。
ただし、根本的な治療自体は難しいので、
命に関わる可能性や、失明などをする可能性は
限りなく低いものの、
症状自体は長きにわたって続いていくことに
なるかもしれない…と、
いうことになってしまいます。
治療に焦ってしまうと、逆に精神的な負担に
なったりして症状が悪化したり、他の症状に
繋がってしまったりする可能性もありますので、
あまり気焦りしないようにした方が良いです。
私も最初は気焦りして体調を崩しましたが
焦らないほうが、はるかに体調がよくなりますから
まずは、落ち着く、ということが大事になりますね。
すぐに治るか、長い付き合いになるか
このどちらかになると思います。
目の疲労などが原因で一時的に
ビジュアルスノウのような症状が出たり
他の原因で同じような症状が出ている場合、
(本物のビジュアルスノウではない場合)に
関しては、ある程度の期間で
すぐに治ると思います。
もしも勘違いでビジュアルスノウではなかったのであれば
それはそれでとても良いことですし、
治ってよかった、ということです。
ただ、本物のビジュアルスノウで
ある程度の期間、それが続くような場合は
これは、上でも書いた通り
長い付き合いになると思います。
そのため、
”ある程度短期間で治るか”
それとも”長引くか”のどっちかになる、
というのが基本になります。
対症療法しかできない
現時点でのビジュアルスノウに対する治療は
残念ながら「対症療法」しか
行うことはできません。
これは、どういうことかと言うと、
ビジュアルスノウ自体を治療する方法は
見つかっていないために
基本的な治療としては
「出ている症状に対して、それを和らげる治療」
ということになります。
砂嵐自体はそもそも治療が難しいですが、
例えば片頭痛を併発しているのであれば
片頭痛薬を処方したり、
耳鳴りを併発しているのであれば、
耳鳴り治療を行ったりと、
出ている症状のうち”治療できるもの”を
治療していく、という感じに
なってしまいます。
そのため、根本治療をすることができず、
根本治療できない=治療は長引く、ということに
なってしまいますから、
残念なことではありますが
ある程度長引くことは覚悟しなくてはいけません。
ビジュアルスノウになってしまっても
症状が一時的に落ち着いたように
感じるようなことも人によっては
ありますし、私も時期によっては
少し落ち着いているような感じがするときも
あるのですが、それでも、
根本的に治療が出来ているわけでは
ありませんから、再び症状が
出て来たりすることもあります。
症状が出るたびに、それを和らげる治療をする、
というのが現実的になるのではないでしょうか。
治療開始までの流れは?
これは、あくまで目安ですし
先生によって判断は異なります。
また、ビジュアルスノウ自体、
そもそも知名度が高くないために、
ビジュアルスノウという診断が下されたり
することはあまり多くはなく、
さらに言えば、全く理解してもらえない場合もあります。
これは、今後知名度が高まっていけば
変わっていく可能性もありますが、
現時点では難しい、というのが実情ですね。
まずは、ビジュアルスノウのような症状が
出ている場合、目の診察・検査を受けることに
なるかと思います。
他にもたくさんの目の病気がありますから
目に異常がないかを確かめなくてはいけません。
本当にビジュアルスノウであれば、
検査の上では、何の異常も出ないはずです。
次に、先生の判断にもよりますが
脳の検査などを勧められる場合もあります。
と、いうのも、目の症状は「脳」から
来るようなケースもあり、
脳はとても重要な部位ですから、
もしも異常を見過ごしてしまうと
大変なことになってしまいます。
そういった意味でも、脳の検査を
しておくことは大事なことになりますね…
「目」及び「脳」に何の異常もない、
ということになれば
あとは、ビジュアルスノウの症状を
和らげる治療や診察、
あなたのビジュアルスノウの症状に、
合わせた対症療法などになっていくかと思います。
最初は色々なことを試しながら、
ある程度安定したら、症状に変化がない限り、
経過観察、ということに
なるのではないでしょうか。
ずっと通院しないといけないの?
これは、症状によると思います。
症状が安定していて、変化なし、薬なども
特に必要ないということであれば
定期的な検診レベル、あるいは症状に変化があったら
通院を、ぐらいの対応でも大丈夫かと思います。
一方で、何らかの併発症状に対する
薬などを服用することになった場合は、
通うことになるケースもありますね。
このあたりは、先生の判断に従うようにしましょう。
私の場合、ビジュアルスノウと同時期に
(関係性は不明)めまい、耳鳴りが出現しており、
その薬だけ続けている感じなので、
1か月に1回程度、診察を受けています。
ただ、眼科に関しては症状に変化があった場合のみの
診察となっているので、現時点では通っていません。
まとめ
治る可能性は0ではありませんが、
目の症状が出てきて、
それが本当にビジュアルスノウである場合は
残念ながら長期化する可能性も
十分にあるので、その可能性を視野に入れて
検討していかなくてはなりません。
最初は不安もいろいろとあると思いますが
しっかり検査を受けて、目や脳に大きな異常が
ないかどうかを確認することは、大切なことになります。