ワイパックスの服用とやめるまで。ビジュアルスノウ治療体験談!

ビジュアルスノウには、さまざまな併発症状があります。

私も、2018年2月に体調を崩し始めて、
ビジュアルスノウのような症状が2018年春ごろから
出始めましたが、
めまいや耳鳴りなど
複数の併発症状が出てしまい、
睡眠前のジャーキング現象(寝かけたときに
ビクッとなってしまうもの)が出たり
寝つきが悪くなったり、謎の手汗などをかいたり
する併発症状も出てきてしまいました。

その、ジャーキングや手汗などの対症療法として
処方されたのが「ワイパックス」というものでした。

こちらでは、私がワイパックスの服用を始めて
そしてそれを利用停止するまでの流れを
お話ししていきます。

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初めての…

ワイパックスとは、不安感などを取り除く
抗不安薬のひとつです。
デパスなどもこのワイパックスの系列の
薬になりますね。

私はそれまで、抗不安薬というものを
飲んだことはありませんでしたし、
うつの薬ももちろん、精神的な病気の履歴も
ありませんでした。

これが、初めての抗不安薬に
なったわけですね。

2018年春に目の調子を崩し、いろいろな
併発症状が出てきた当時は、
あまりの調子の悪さに激しい不安感や
落ち込みがあったために、
これが処方されたかたちになります。
何かあれば、常にビジュアルスノウの症状で
見える砂嵐だとか、耳鳴りだとか
そういったもののことばかり考えてしまっていて、
精神的に激しく落ち込んでいる状態でした。

それでも外では普通にしていましたが、
相当、ダメージは受けてましたね…

1日3錠にまで増える

最初は1日1回、
寝る前に1錠、という服用方法でした。
これによって
寝る前に眠れなくなってしまう、
ということは無くなりましたし、
就寝時のジャーキング現象も無くなり、
効果は実感できました。
夜中にぴくぴくと痙攣のような状態で
目を覚ますこともなくなりました。

が、昼間に、目の砂嵐や耳鳴りのことばかり
考えてしまっていて、
暗い気持ちになってしまうような状態や、
血圧の異常な上昇(原因不明でしたが
これもビジュアルスノウに伴う負担が
原因だった可能性もあります ※今は元通りになってます)
動悸のようなものまで出てしまっていました。

それを相談したところ、
1日2回、朝と就寝前に切り替わりました。

服用開始から1か月もたたないうちに
増えた感じですね。
その後、さらに半月ほど経過したタイミングで、
砂嵐が軽減するかどうか試す、という意味合いもあって
1日3錠(昼・夕食後・就寝前)での処方になりました。

これが、2018年春のおわりごろのお話で、
それからしばらくの間は1日3錠で
ワイパックスを続けていました。

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3⇒2に減らしたタイミング

3錠の服用によって
手汗だとか、不安感だとか、
睡眠系の症状だとか、
そういったものはほとんどが緩和され、
かなり安定したように思います。
やはり、抗不安薬というだけあって
効果はありましたね。

ただし、ビジュアルスノウ自体の
症状に効果があったか、と言われると
残念ながらそれは感じませんでした。
視界の砂嵐はそのままでしたし、
併発症状の耳鳴りや残像が見える症状に
ついても、特に消えることはありませんでした。
「この砂嵐…大丈夫かな?」という不安感が
消えたことにより精神的な部分から
出ていたと思われる症状たちは
消えましたが根本的な部分に関しては
消えなかった、ということです。

もちろん、不安感も、
完全に「0」になったわけでは
ありませんでしたが、それでもかなり
良い感じにはなっていましたね。

そんなこんなで、2019年春ごろまでは
その状況が続きました。

が、だいぶ状況も安定してきたこともあり、
ワイパックスの数を減らしていく、という
お話になったのでした。

先生と相談しつつ
まずは3⇒2にするということで、
服用時間のうち「昼間」の服用を
カットすることにしました。

私の起きている時間が
仕事の都合上で、
9時起床⇒深夜2時就寝なので、
それまでは12時台に1回、18時ぐらいに1回、深夜1時に1回の
タイミングでそれぞれ服用してましたが、
そのうちの12時台の1回をカットした感じです。

個人的には午前中よりも午後のほうが、
ワイパックスを飲み始める前に
ビジュアルスノウの症状を不安に思ったりする
状態が強まっていたような気がしていたので、
1日2回に変更するタイミングで
服用時間を16時に1回、0時に1回に変更しました。

これによって、特に精神的に不安定に
なるようなこともなく、ワイパックスを3⇒2に変更できました。

自分でうまく時間配分を考えて、なるべくつらい時間帯に
残す、というのがポイントかな、と思います。
(私の場合は↑でも書いたように午後に症状が強まる感じがしたのと
寝る前のジャーキング現象や眠りにくい状態があったので
夕方と深夜に1回ずつ、という感じですね)

今度は2⇒1錠に

そのまま問題なくワイパックスを2錠の状態で
維持していましたが、今度は2019年秋の終わりごろに
さらにワイパックスを減らすことにしました
(医師と相談しながら、という感じですね)

このタイミングでは、
「深夜(0時)」の1回のみ残して
夕方の分をカットしました。
最初は「大丈夫かな?」という気持ちがなかったと
言えばうそになりますが
数日でそういうことも考えなくなり、
無事に1錠に減らすことができました。

最初の数日は違和感を感じたりすることも
無くはなかったのですが、
特に離脱症状が出たりすることもなく
無事に1錠に減らせました。

深夜の1錠を残した理由としては
やはり、最初にワイパックスを飲み始めたのが
寝る前のジャーキング現象や
寝つきが悪くなっていたことに起因
するものだったので、
深夜を残すことにしました。

ちなみに、この時には、既に
”起きている間にビジュアルスノウのことばかり
考えてしまう”というのは
治っていました。
症状が落ち着いたわけでもないのですが、
ビジュアルスノウとの付き合いで慣れたことや、
ワイパックスの効果もあったのかもしれませんね

そして0に

最後に、1錠⇒0への減量です。
2020年1月下旬、ワイパックスを0にする
決断をしました。

が、1⇒0となると
やはり若干心配になるものですね汗

とは言え、いつかはチャレンジしなくては
いけないということで、すっぱりと断薬しました。
週に数回とかそういう方法もあったのですが
やめるならさっくりかな、ということで
ズバッと。

その結果ですが、
3⇒2、2⇒1のときよりも、
1⇒0のときのほうが
少しだけ影響を感じました。
”まったくなくなる”ということが
どこかで不安感になっていたのかもしれませんね…。

どういう影響が出たのかと言うと、
まず、初日に”ワイパックスを飲まないと、という夢”を見ました笑
夢にまで出てくるということは
なかなか…

また、翌日の昼ぐらいまでは
なんとなく精神的にテンションが上がらないような
そんな感覚はありましたね。

ですが、それは初日のみで
翌日からは無くなりました。
もちろん、ワイパックスの夢も見ていません。

数日間の間は若干寝つきが
悪くなった気はしましたがそれも回復し、
今ではワイパックスを無事に
終了させることができました。
寝る前のジャーキング現象も
無くなっています。

まとめ

私の場合はこんな感じでした。
あくまで個人の感想なので
この通りに全員やめられる、というわけでは
ありませんし、離脱症状などの影響も
人によってさまざまです
なので、まったく同じように進むわけではないですが
ひとつの参考になれば、と思います。

ひとつ言えることは
”ワイパックスは悪い”ということではなく
”必要な時は力を借りるべき”ということですね。
おかげで、ビジュアルスノウは残ったままですが
精神的な症状のほとんどは消えました。

それは、まぎれもなく
ワイパックスの助けもあってこその
ものであったと思います

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