ブルーフィールド内視現象は、
空や白い壁などを見つめていると、
(主に)高速に移動する
粒粒のようなものが見える症状です。
しかし、これは病気ではなく
目の中を動く白血球によるものであり、
治療などの必要はないものです。
何らかのきっかけで気になるようになってしまったり
一度気になると、しばらく気になってしまったり
することもありますが、
人間の通常の活動(ただ、見える人と気にならない人がいます)なので、
基本的には気にする必要はありません
基本的症状などについては
(⇒ブルーフィールド内視現象の解説)に
まとめましたが
こちらでは「安心」と言える状況にするためには
どうすればよいのか、を分かりやすく解説します
ブルーフィールド内視現象なら治療の必要なし
”本当に”ブルーフィールド内視現象なのであれば
治療をする必要はありません。
と、いうよりもそもそも病気ではないので
治療方法、とかそういうものもありません。
気にしないようにする、と言うことぐらいですね。
ただ、目には粒粒が見えたりする病気などが
たくさん存在しており
それらとの「見分け」はなかなか最初は難しいです。
なので”ブルーフィールド内視現象だと思ってたら
実は飛蚊症だった”とか、そういう可能性もあるわけです。
そのため、ブルーフィールド内視現象かな?と
思い始めた場合は、念のため注意が必です。
(内視現象自体は注意しなくて良いのですが
もしかしたら他のものかもしれない、という部分の注意です)
では、”安心”と言える状況にするためにはどうすればよいのか。
「確実」を求めるなら診察を受けたほうがいい
「確実に安心」という状況を作り出すのであれば
眼科で診察を受けたほうが良いでしょう。
何故なら、あなたの目の粒粒が
100パーセント「ブルーフィールド内視現象」とは
言い切れないからですね。
「おそらくそうだろう」が限界になります。
厳密に言えば、ブルーフィールド内視現象自体
病気ではありませんので、
各種検査を行っても「何の異常も出ない」というのも
事実なのですが、
それでも検査を行って異常なし=ひとまず安心、
という状況を作り出すことは可能です。
確実に安心を得たいのであれば、
やはり眼科で診察を受けておいた方が確実です。
検査を受けて特に異常がない、ということであれば
ブルーフィールド内視現象、
あるいは飛蚊症などと勘違いしていたとしても
「失明などの危険性のない飛蚊症」ということに
なりますから、ひとまず安心できます。
”ひとまず安心ですね”という状況に
するためには、眼科で検査を受けるしかない、
というのが現実です。
さらにプラスの安心を得るためには…
ここまでする必要は個人的にはないと思いますが、
目に異常がなく、それでもブルーフィールド内視現象らしき
症状が続く、という場合、
念には念を入れて「脳の検査」(脳神経外科などを受診)を
受けておけば、さらに安心です。
あくまでも”そこまでする必要はあまりない”とは
申し上げておきますが、
目の粒粒などは、稀に脳関係の方が原因である可能性があります。
また、「閃輝暗点」と勘違いしている可能性も0ではなく、
この「閃輝暗点」は脳を起因とする症状となっています。
(⇒閃輝暗点の基本情報(参考)
そのため、
・症状がいつまでも気になってどうしても不安な場合
・もしかしたらブルーフィールド内視現象じゃないかも?という場合
・眼科の先生から脳神経外科などの診察を勧められた場合
・頭痛などの症状が出ている場合
などに限っては、
脳神経外科なども受診し、脳の検査を受けておくと
さらに「安心」です。
基本、眼科で診察を受け、異常がなく、眼科の先生から
勧められなければここまでする必要はないとは思いますが
上記に当てはまる場合、
脳のCTやMRIの検査を受けて置き、
異常がないことを確認できれば、ほぼ完ぺきに「安心」と言えます。
一通り終えたらどうすれば?
一通り検査なども終えて、異常がないのであれば
治療の必要はありません。
100パーセントブルーフィールド内視現象ですよ、
と断言することはそれでも難しいですが
(ブルーフィールド内視現象は病気ではないため
検査に異常が出ません。そのため、
あなたの粒粒はブルーフィールド内視現象ですよ、と
断言できるような明確な”証拠”を得るのは難しいです。)
少なくとも、検査をして異常がなかったのであれば
ひとまず「安心」という状況であると
考えても良いと思います。
なので、一通り検査や診察などを終えたのであれば
特に気にせず、普通に生活していて良いと思います。
ブルーフィールド内視現象であれば
それが原因で失明したりだとか
そういうことは絶対にありません。
ただし、下記のようなものの場合は
「別の病気」の可能性も考えられるので、
その点はもう一度診察を受けておいた方が
良いですね。
注意すべき点としては下記の通りです。
・見え方が急に変化した
・急激に悪化した気がする
・他に気になる部分、調子の悪い部分が出てきた
このあたりになりますね。
これらに当てはまる場合は
「ブルーフィールド内視現象以外の原因」の
可能性が高いために
一度診察を受けている場合でも
「そのあとに新たに発症した」可能性も
考えられるため、しっかり診察を
受けておきましょう。
また、
どうしても精神的に気になりすぎてしまって…
という場合は一度心療内科に相談してみるのも
一つの対応策です。
(気にしなければ必要ないのですが
どうしても気になってしまう!という人もいますからね…)
↑のようなことに当てはまらなければ
普通にしていれば大丈夫です。