ブルーフィールド内視現象とは?粒粒が見える!原因と治療法は?

空などを見上げると、
小さい光の粒が無数に動き回っている…

そんな方はいませんか?

それは、ブルーフィールド内視現象と呼ばれる
現象です。

一瞬、無数の粒粒が見えると病気かと勘違いしてしまう方も
いるかもしれませんが、
このブルーフィールド内視現象は病気ではありません。
目の通常の作用です。

どのぐらい見えるか、あるいは見えないかは
人によって個人差がありますが、
基本的には、特に心配する必要のないものです。

このブルーフィールド内視現象の症状、原因、
治療法はあるのかどうか、
勘違いしやすい病気などをそれぞれ書いていきます。

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ブルーフィールド内視現象とは?

小さな明るい光点(粒粒に見えることも)が、
視界の中を急速に動き回る症状です。
無数の粒粒が視界に見えて、動き回る為に
何らかの異常だと勘違いされてしまうこともあるかと思いますが、
これは、病気ではありません。

特に、青い空などを見上げた時に見えるとされていますが
人によっては曇り空でも見えたり、白い壁や明るい場所などでも
見えることもあるようです。

目に見える粒粒の原因は?

目の中の網膜上の毛細血管を動く白血球によって起こるもので、
網膜前の血管内を白血球が横切るときに膜上に明るい点として認識され、
光る粒粒のようなものが見える、というものです
これは、通常起こる現象です。
病気ではなく、誰にでも起こり得ることです。

見える、見えないは人によって個人差がありますが
それを気にする必要はありません。

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粒粒が見える現象

症状としては、
小さな光の粒が無数に動き回っているのが見える、
というものです。
私も経験がありますが、かなり動きの早い小さな粒粒で、
同じく視界に粒粒のようなものが見える飛蚊症とは
見え方が明らかに違います。

飛蚊症の場合は黒い浮遊物だったり、
微生物のようないびつなかたちだったりしますが、
ブルーフィールド内視現象によって見えるものは、
本当に「粒」で、動きも飛蚊症より早いです
(個人差はあるかもしれません)

治療方法は存在するの?

ブルーフィールド内視現象は治療する必要はありません。
そもそも、病気ではありませんから、
治療をする方法もありません。
ただし、後述しますが、
ブルーフィールド内視現象と似た、目の病気や症状は
ありますから、心配であれば一度検査は受けておいた方が
良いかもしれません。

本当にブルーフィールド内視現象であれば
全く心配はいりませんし、治療も必要ありませんが、
もしも違う病であれば、治療する必要が
場合によってはあります。

勘違いしやすい病気

ブルーフィールド内視現象は病気ではありませんが、
”目に粒粒が見える”という症状を伴う病気や疾患は
ありますから、それらの可能性もあります。
もしも見分けがつかず、症状が続いたり
悪化するようであれば、眼科を受診した方が良いでしょう。

一応、ブルーフィールド内視現象と勘違い
しやすいものとしては、

・飛蚊症
黒い浮遊物が見える症状です。
ブルーフィールド内視現象と比べると、いびつな形をしており
浮遊速度もゆっくりしている傾向にあります。
多くの場合生理的なもので心配はいりませんが、まれに網膜剥離などの
初期症状である可能性もあります
飛蚊症の詳細な解説はこちら

・光視症
見えていないはずの光が見える症状で、
暗い所などでも光が見えて、目をつぶっても見えます。
光の見え方は稲妻のような感じだったり、粒粒だったり様々です。
これも生理的なものと、網膜剥離などの前兆の可能性があります
光視症の詳細な解説はこちら

・閃輝暗点
ギザギザした光が見えて、その後に頭痛を伴う症状です。
偏頭痛の前触れとして出現することが多い症状ですね。
(頭痛が無い場合もあります)
この場合、粒粒と言うより激しい光なので、
ブルーフィールド内視現象とはだいぶ異なります。
閃輝暗点の詳細な解説はこちら

・ビジュアルスノウ
知名度の低い病気ですが、砂嵐のようなものが視界の中に
常に存在する状態になってしまう症状です。
人によって見え方は若干異なります。
ブルーフィールド内視現象とは違い、全体に粒粒が広がっており、
明るくても暗くても見える場合も多いです
ビジュアルスノウの詳細な解説はこちら

このあたりでしょうか。
それぞれの症状について、当サイトでも解説しているので、
気になる方は確認してみてください!
ブルーフィールド内視現象であれば問題ないですが、
上記のような症状の可能性もあります。
心配であれば、眼科で検査を受けることをおすすめします

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病院を受診する場合

心配であれば、まずは眼科を受診しましょう。

眼科を受診した場合、
飛蚊症や光視症などの疑いもある、ということで
”眼底検査”を行うことになると思います。
万一、網膜剥離などが隠れている場合、
最悪の場合失明することもありますから、この検査は
とても大切な検査です。

瞳孔を開く薬を点眼し、その後に眼底を確認、
網膜剥離などの有無を確認します。
痛みなどはありませんが、点眼後、6時間程度
視界が悪くなりますので、車などで病院に
いくことは避けましょう。

この検査で異常がなければ、ひとまず心配
する必要はないかと思います。

目に異常がないのに、症状が続いたり、
悪化したりする場合、脳に原因がある可能性も0ではありません。
確率としては低いですが、
心配であればCT検査やMRI検査を受けておくと
良いのではないかと思います。

目・脳共に異常がなければ
他の病気である可能性も低いですし、
症状におおきな変化が無ければ、心配する必要はありません

ブルーフィールド内視現象が悪化?対処法は?

飛蚊症や他の病気でもなく
ブルーフィールド内視現象が悪化した・・・
そういうケースも無くはないようです。

私も、最近 ブルーフィールド内視現象が見えやすく
なっており、昔は青空でも何も見えなかったのですが、
細菌は白い壁などでもこれが見えます。
検査なども一通り済んでおり、
異常はないのですが、悪化してしまいました。
私の体験談はこちらの記事で語っています

原因として考えられることは
ストレスや気にしすぎ、目の疲労などでしょうか。
また、ビジュアルスノウという症状を発症すると
ブルーフィールド内視現象が悪化するという
お話しも聞いたことがありますし、私の悪化した原因は
ビジュアルスノウだと思われます
(ビジュアルスノウになってから、悪化しました)

対処法としては、
なるべく目を疲れさせないようにすること、
ストレスなどをなるべくためない生活をすること、
気にしすぎないようにすること、でしょうか。

それでもどうしても気になってしまうようであれば、
眼科などを受診するしかありませんが
もしも既に検査などをしていて異常がない場合は
「気にしすぎです」みたいな話で終わってしまう可能性もあります。

なので、とりあえずは”経過観察”でしょうか。
規則正しい生活、目に負担をなるべくかけない、ストレスをためない、
気にしないようにする、ということを心がけながら様子を
見ていくしかありません。

が、もしも症状が急激に変化した場合は眼科や
脳神経外科などを受診して、異常がないか確認してもらってください。

この現象を放置すると?

これは、まったく問題はありません。
最初にも書いた通りブルーフィールド内視現象は病気では
ありませんから、放置して良いのです。

ただ、症状が悪化したり、別の病気である可能性があったりする場合は
一度眼科で検査は受けておきましょう。
本当にブルーフィールド内視現象であれば
心配はいりませんし、眼科を受診する必要もありません。
何かの病気につながったり、失明したりすることもありませんよ!

診察を受けるべきケースとしては
・急激に見え方が変化した
・ブルーフィールド内視現象じゃないかも(飛蚊症など)と感じた時
ですね。
特にこの部分に当てはまらないのであれば、放置していて
大丈夫です。

まとめ

一瞬、病気かと思ってしまいますが
ブルーフィールド内視現象は病気ではありません
他に症状が無ければ、健康ですから、気にしなくても大丈夫です。

時折、青空以外でもブルーフィールド内視現象が見えたり
する人もおり、そういう人にとっては、ストレスに
鳴る場合もあるかもしれませんが、
病気ではない、ということを覚えておくと、気も少しは
楽になるかと思います。

ただ、上でも書いた通り、飛蚊症やビジュアルスノウなど
粒粒のようなものが見える症状は他にもありますから
見分けがつかない場合は、一度眼科を訪れるのも
良いかとは思います。

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