閃輝暗点とは?ギザギザした光や頭痛を伴う症状!原因や治療法を解説

病気・症状

目に突然ギザギザした光や稲妻のような光が
見えて、その後に頭痛に襲われる症状、
それが「閃輝暗点」です。
(場合によっては、頭痛を伴わない人も居ます)

これは、見え方に異常が発生する症状ではあるものの、
その原因は目ではなく脳の方にある症状となり、
少し特殊なタイプの症状と言えます。

こちらのページでは、この”閃輝暗点”について
詳しく解説を行いたいと思います。

閃輝暗点とは?

突然、視界にギザギザしたような光が現れて、
それが数十分(長いと1時間以上)続く症状となります。
この光の見え方は人によって個人差があり、
ジグザグしたような光、稲妻のような光、などなど
人により見え方は違います。

この光は、かなり強い光で、
目をつぶっても、その部分は、激しい光が
焼き付いているかのような、そんな状態が続きます。
光を感じる部分に関しては、見えにくくなり、
ゆがんだりすることもあります。

この光に関しては、一定時間(通常は数十分で消えます)で
消失します。それまでは視界不良の状態が続くので注意が必要です。

その後の特徴として、光が消失した後に
激しい頭痛(偏頭痛)が出てくる場合があります。
この頭痛は数時間~数日で消失しますが、
人によっては非常に激しい痛みを伴い、
吐き気やおう吐を伴うケースも存在します。

この、閃輝暗点という症状は、こういった偏頭痛の前兆として
出現することが一般的です。
が、偏頭痛を伴わない、閃輝暗点というものも存在し、
その場合は頭痛は無く、最初に説明した、ギラギラした光だけの
症状となります。
頭痛が無い場合の閃輝暗点について、少し注意点があるので、
それは後述します。
片頭痛自体についてはこちらで解説していますので、参考にしてみてください)

ちなみに、目に見えていないはずの光が見える症状として
「光視症(こうししょう)」という別の症状も存在します。
頭痛を伴わなかったり、光の粒がチカチカするような感じだったり
する場合は、光視症の可能性もあります。
閃輝暗点は脳が原因の症状ですが、光視症のほうは、
目を原因とする症状になります
(詳しくは光視症とは?の記事をご覧ください)

目がチカチカする原因は?

閃輝暗点の原因は、
脳の視覚の血管が収縮し、一時的に血の流れが変化するため と
言われています。
視覚的な部分に症状が現れるものではありますが、
直接的な原因は目ではなく、脳の方にある、
ということになります。

どうして、そういうことが起きてしまうのかと言うと、

・ストレス
・睡眠不足
・生活習慣の乱れ
・偏頭痛持ちである場合
・稀に脳梗塞、脳腫瘍などが原因

などが挙げられます。
基本的には適切に対応できていれば
心配することはないのですが、
稀に脳梗塞、脳腫瘍などが原因となり
発生することがあるので、
その点だけは、注意しておく必要があります

症状が起きたらどうすれば?

閃輝暗点の症状が起きた場合は、
頭痛のあり・なしに関わらず、まずは眼科を受診
するのが望ましいかと思います。

なぜ最初に眼科かと言うと、
光視症などの症状の可能性もありますし、
目に何か異常がある可能性もありますから、
最初は眼科を受診しておくのがベストではないかと思います。
眼科医が必要と判断すれば、脳神経外科などの紹介が
行われるのではないかと思います。

症状が続く場合・眼科から紹介された場合・頭痛があまりにも
激しい場合は
脳神経外科、脳神経内科などに行きましょう。
そこで、CT検査やMRI検査を行い、
検査結果に異常がなければ、
症状はつらいと思いますが、ひとまず安心して良いかと思います。
命に関わるような可能性はまずありません。

検査方法はどのようなものがある?

閃輝暗点そのものの検査は存在しません。

閃輝暗点の場合、眼科では眼底検査などが行われる
ケースが多いですね。
同じく光が見える症状の光視症の場合、
網膜剥離などが原因である可能性があるために
この検査を行います。
これは、瞳孔を広げて、眼底を確認する検査で、
網膜剥離などが無いかを確認するための検査です。
検査自体に痛みはありませんが、しばらくの間、
光をとても眩しく感じるなど、視界が悪くなるので、
眼底検査を行う場合は、車などでの来院は控えましょう。
眼底検査で異常がなければ、閃輝暗点の診断が
下されることが多いかと思います。

目の方に異常がない場合、
脳神経外科などで脳の検査を行うことになる場合もあります。
CTやMRIなどの検査になりますね。
これも痛みなどは全くない検査です。
これによって脳梗塞や脳腫瘍などが隠れていないかを確認します。

目と脳の両方を検査しないと、確実に安心とは言えませんが
両方検査して、何の異常もなければ、ひとまず
閃輝暗点については心配しなくても大丈夫です。

閃輝暗点の治療

閃輝暗点自体そのものに有効的な薬、
というものはザンネンながら存在しません。

CTやMRI検査を受け、脳梗塞などの心配が
ないと分かった場合、特別な治療は行われないことも多いです。
頭痛がひどい場合には偏頭痛に対応するための薬や、
予防薬などが用いられることもありますが、
これも、閃輝暗点自体を治すためのものではありません。

あとは、原因となるストレスや、生活リズムの乱れ
睡眠不足など、閃輝暗点の発生に影響していると
思われる箇所を徐々に改善していくしかありません。

閃輝暗点の発生頻度が多く、
精神的に不安を感じてしまう場合は、
心療内科などで、精神的な部分を落ち着かせる薬が
用いられる場合もあるようです。

基本的には、このように、
ストレスなどを取り除きつつ、経過を観察していく、
というのが閃輝暗点の治療となり、
閃輝暗点をいきなり治す様な薬は存在していません。
症状はつらいと思いますが、検査などを行い、
問題が無かったのであれば、必要以上に心配する
必要はありません。

ただし、閃輝暗点の頻度が急激に増えたり、
何らかの異常な変化があった場合は
「前に検査したから大丈夫」ではなく、
眼科などを受診するようにしましょう。

頭痛がない場合は危険なの?

閃輝暗点は、一般的に頭痛を伴う物とされています。
が、一部閃輝暗点の光の症状だけ出てきて、
頭痛はない、というケースもあります。
この場合は脳腫瘍や脳梗塞の可能性も”稀に”
ある、と言われています。

ただ、勘違いしてはいけないのが、
「頭痛がある閃輝暗点でも脳梗塞や脳腫瘍の可能性はある」
と言うこと、そして
「頭痛がない閃輝暗点=危険」
ではないということです。

よく”頭痛のない閃輝暗点は脳梗塞などの可能性もまれにあります”
とだけ書かれているようなところもありますが、
肝心な説明が抜けていて、不安を煽りますよね。

なので、ポイントを整理しておくと
・頭痛が無い=脳梗塞、脳腫瘍ではない
・頭痛が無くても大抵の場合は心配いらない
・頭痛がある場合でも脳梗塞などの可能性は0パーセントではない

ということです。
頭痛があれば安全というわけではないの記事も参考にどうぞ)
頭痛が無くても、そんなに深刻に考える必要はありません。
ただ、頭痛があってもなくても大事なことは
閃輝暗点の症状が続いたり繰り返される場合は
「眼科での検査」「脳神経外科での検査」
この2つをしっかりと行い、脳腫瘍などが存在しないかを
確認しておくことです

”稀”ではありますが、”0”ではないのですからね…

両方検査して異常がなければ
頭痛があってもなくても、ひとまず心配する必要はありません。
頭痛なしは心配なのか?はこちらでさらに詳しくまとめてあります)

放置しておくとどうなる?

閃輝暗点を放置しておいても
大抵の場合は問題ないのですが、
やはり、検査は受けておくべきでしょう。

「目の危険」と「脳の危険」があります。
目の場合、実は閃輝暗点ではなく光視症のほうで、
それが運悪く網膜剥離を起因とするものであった場合、
放置していれば最悪、失明する可能性もあります。

また、脳の危険、というのは
上でも説明したとおり、脳腫瘍や脳梗塞などの
可能性もありますから、放置していれば、
最悪の場合、命を落とす可能性もあります。

そこまで心配する必要はないですが、
念のため、検査は受けておくことを強くおすすめします。

閃輝暗点の症状が起きた場合

症状が起きた場合は、ひとまず安静に
することが望ましいとされています。
視界も悪くなりますから、回復を待ちましょう。
その後に頭痛を伴う場合も、対処法は、安静にすることです。
場合によっては医師から処方された薬などを用いて
痛みを軽減させることも一つの方法ですね。

若年の場合は、閃輝暗点の発生頻度は、
通常、どんどん減っていく傾向にあるようです。
高齢であればあるほど、脳に異常がある可能性は
わずかながら高くなりますから、早めの検査を
おすすめします

まとめ

私も一度だけですが、閃輝暗点の症状を
経験しました。
突然、視界が悪くなるので、かなりびっくりします。

私の場合は頭痛はありませんでしたが
発作的に突然起こる症状なので、
最初はとても驚くと思いますが
パニックにならないようにしてください。
閃輝暗点の体験談の記事に私の症状の詳細もまとめてありますので、
もし良ければご覧ください!

大事なことは検査して目と脳に異常がないかを
確認しておくこと、です。
検査して異常がなければ、ひとまず安心して
大丈夫であると思います。