突然のギラギラした光にびっくり!閃輝暗点の体験談をお話します

閃輝暗点。
目ではなく、脳が原因の症状で、
見えていないはずの光が、視界に焼付いたかのように
見えてしまう症状です。

暗い所でも、目を瞑っても、ギラギラした歯車やのこぎりのような
いびつなカタチをした光が見えてしまう…
そんな症状です。

片頭痛の前兆症状として現れることが多いのですが、
頭痛がないパターンも存在しています。

こちらの記事では、そんな閃輝暗点の体験談について
お話していきます。

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閃輝暗点の体験談!

閃輝暗点…
経験したことが無い人にはなかなか実感が湧かないかと
思いますが、結構恐ろしい症状です。
突然ギラギラとした光が、視界に現れてそれが
焼付いたかのように目に残ってしまう…。
光っている部分は光で見にくくなりますし、
これは一体なんなのか?と、恐怖感もあるかもしれません。

私も、今年(2018年)に入ってから
人生で初めて閃輝暗点を体験しました。
その時のお話を順番に語って行きます。

なお、あくまでもこれから書くのは「私の閃輝暗点」に
ついてのお話です。
私と全く同じ症状だったとしても、全ての方が、
私と同じ原因で閃輝暗点になっているとは限りませんから
その点に関しては注意するようにして下さい。

なお閃輝暗点自体の治療法や対処法はこちらで解説してますので、
閃輝暗点について知りたい方は、そちらをご覧ください。
こちらの記事では、個人的な体験談をお話します。

目の調子を崩していたある日のこと…

今年の春ごろから、私は目の調子を崩しています。
ビジュアルスノウと呼ばれる症状になっており、
飛蚊症や光視症の症状なども時々で得います。

ただし、目にも、脳にも異常はなかったため、
経過観察をすることになり、
そのまま日常を過ごしていました。

が、8月のある日、入浴を終えたときに異変は
起こりました。
突然、視界に光る粒粒のようなものが
見え始めて「!?」と思っていた時に、
突然、ギラギラした光のようなものが視界に見える
ようになってしまいました。

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突然のギラギラした光

下記のイラストをご覧ください。

とても、適当なイラストで申し訳ありませんが笑
これが、私がそのとき見えた光のカタチです。
光の粒粒のようなものが数秒で消えた後に
視界の真ん中に上のイラストのようなギラギラしたものが
出現しました。
最初は何だか分からずに、視線をずらしたりしてみましたが
消えず、光は次第に激しくなりました。
ギラギラしていた、と表現するのが正しいでしょうか。

何事かと思い、ちょっと慌てたものです。
ただ、私は幸い、ビジュアルスノウ(視界に砂嵐のようなものが見える症状)が
出始めたときに、目の病気に関して、あらゆることを調べていたので、
閃輝暗点のことも、既にこの時、知っていました。
なので、すぐに「これが閃輝暗点…!」と理解して、
慌てることなく、少し休むことで対処しましたが、
もし閃輝暗点のことを私がこの時に知らなければ
目か、頭がおかしくなってしまったのではないかと
とても慌てていたと思います。

予め知識を身に着けておくということも、
役に立つんだなぁ…と実感できました(笑

目を瞑っても光は消えず、
上で書いたイラストのような状態に。
目を空けていても、瞑っていても、ギラギラした光が
常に見えている状態で
「これ、消えるのかな?」などという不安も
ありましたが、一般的な閃輝暗点の症状として
言われている通り、この光は、私の場合は数分で焼失
しました。

数十分から1時間程度消えるまでにかかることもあるようで、
私の場合は短時間で光が消えましたが、
そこそこの時間がかかることもあるようです。

光が消えた後は?

閃輝暗点の光が消えた後には激しい頭痛に襲われる、
というのが一般的なようなのですが、
私の場合は、閃輝暗点の症状が消えた後も
頭痛などを引き起こすことはなく、
ただ、光が見えただけでした。

閃輝暗点で頭痛なしの場合は、
脳梗塞などが隠れている可能性がある、という話も
見ていたので、とりあえず翌日休みだったこともあり、
眼科と脳神経外科を順番に受診することにしました。

なお、誤解のないように書いておきますが
閃輝暗点があって頭痛なし=脳に異常がある わけでもなく、
逆に閃輝暗点があって頭痛あり=脳に異常がない わけでもありません。
そのため、念のため心配であれば検査は受けておいた方が確実ですし、
繰り返す場合は眼科や脳神経外科は受けておいた方が良いでしょう。

眼科を受診

翌日に、眼科に行きました。
”恐らく閃輝暗点だろう”とは思いましたが、
私自身が閃輝暗点を経験するのはこれが初めてでしたし、
どんな病気が隠れているかも分かりませんから、
まずは眼科の方を受診しました。

眼科では眼底検査が行われました。
春にも眼底検査はやっていたのですが期間が少し開いていること、
そして閃輝暗点が見えたことから
(診察の際には閃輝暗点だと決めつけるようなことは言わず、
上記のイラストと似たようなモノを書いて、こういう光が見えた、
とだけお伝えしました)
眼底検査を行うことになったのでした。

眼底検査とは、瞳孔を開く薬を点眼して
眼底の様子を確認する検査です。
この検査により、網膜剥離や眼底の出血が無いかを確認します。
が、結果的には異常なし、でした。
と、いうことで目の方はひとまず閃輝暗点の要因になっているものはなく、
一安心ということでした。

眼科の方でも、脳の方に原因がある可能性もあるから、
ということで脳神経外科の受診を勧められました。

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脳神経外科も受診

ちょうど、時間もあった為、その日のうちに
脳神経外科も受診しました。
春先にCT検査やMRI検査もやっていたので、
恐らく大丈夫だろうとは思っていたのですが
万全を期しての診察です。

この差異にもCTの検査を行いましたが
特に異常はありませんでした。
眼科の先生と脳神経外科の先生の診断を
総合すると”ストレスによる閃輝暗点”ではないか
ということでした。
閃輝暗点はストレスなどから出ることもあります。
また、私の場合は入浴直後だったため、それが影響したのではないか、
というお話もありました。

結局のところ、詳細な原因は分からなかったのですが
目と脳には異常がない、ということでひとまず一安心、
ということになりました。

予後はどうなの?

それ以降、閃輝暗点の症状は一度も出ていませんし、
当然、片頭痛の症状も出ていません。
たまたま何らかの悪条件が重なって閃輝暗点の症状が出てしまった、
というだけのことだったようです。
ビジュアルスノウをはじめとする、不調な部分が原因で
色々と負担もかかっていたのかもしれませんね。

1回だけだったので、特に私の場合は検査も受けましたし、
心配する必要のない閃輝暗点ではあったのですが、
人によっては、閃輝暗点も何か病気の症状の一つとして
出ていることも考えられます。
やはり、心配であれば一度病院で検査を受けた方が
良いと思いますし、
繰り返すようであれば、絶対に眼科や脳神経外科・内科などの
診察を受けるようにしましょう。

何事も無ければそれはそれで良いですし、
何かある場合は、早急な治療が必要になります。

まとめ

閃輝暗点…なってみてその恐ろしさが分かりました。
こういうサイトを書いている以上、変な話ですが
一度閃輝暗点を経験したのは得るものがあったようにも思います。

私の場合は頭痛は出なかったのですが、片頭痛の前触れとして
閃輝暗点が出てくる人は、
この後、頭が痛くなる…という恐怖もありますから、
より怖いかと思います。

ただ、閃輝暗点が出た場合は、事前に片頭痛の薬などを
飲んでおくと、多少は頭痛を和らげることも、できるようです。

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