眼底出血とは?眼底内の出血!その危険性や症状について解説します!

病気・症状

眼底出血…。
名前を聞くととても恐ろしそうなイメージを
受ける方も居るかと思います。

そのイメージ通り、場合によっては重度の視力障害を
起こす可能性もある、危険な状態です。
ただ、眼底出血と言っても、色々なパターン、種類があり、
眼底出血したから手術が必要!というわけではなく
眼底出血しても、経過観察などで済むようなケースもあります。

こちらでは眼底出血について、見ていきましょう。

眼底出血とは?

眼底のいずれかの部分で出血してしまっている状態です。
出血自体はそれほどの量ではなく、出血多量だとか、
そういう方面を心配する必要はないのですが、
視力などに重度な影響を及ぼす可能性があるため、
しっかりと、検査などを受けておくことが大事な
症状になります。

眼底出血には多種多様の種類があり、
出血した部位や量、位置、その後の経過などで対処法が
変わってくるため、眼科でしっかりと検査を
行うことが重要となります。

出血の原因は?

では、どのようにして眼底出血は引き起こされてしまうのでしょうか。
眼底出血の原因と言われているのは、下記のようなものになります

・病気を起因とするもの
(糖尿病網膜症、高血圧性眼底、網膜中心静脈閉塞症、加齢黄斑変性など)
高血圧、糖尿病、腎臓病などの病気が、上記の原因となります。

・加齢による老化
・目の外傷によるもの

などになります。

眼底出血は固有の病名ではなく、
眼底で起きた出血全体のことを言うので、
眼底出血が、どの原因で起きているのかによっても、
その治療方法は異なってきます。

症状はどんなもの?

では、眼底出血が起きた場合、どのような症状が
現れるのでしょうか。それを、見ていきましょう。

・視力の低下
・視界のかすみ
・飛蚊症の症状
・ものが歪んで見える症状
・出血した箇所の視野欠損

などになります。
出血箇所などにより、症状が出る場合と、
自覚症状がほとんどない場合があります。

飛蚊症とは、黒い虫のようなものが視界に見える症状です。
通常の飛蚊症であれば心配する必要はないのですが、
眼底出血に伴う飛蚊症の場合は、注意が必要です
飛蚊症の詳細はこちらでご覧ください

怪しいなと思ったら?

眼底出血した!なんて思うことはないと思いますが、
上のような症状が見受けられる場合は、
眼底出血の可能性もありますし、
最初に記載した病気などを持っている方は、特に注意をしなくてはいけません。

もしも、不安を覚えたり、怪しい症状があるのであれば、
必ず、眼科を受診するようにして下さい。
眼底出血には、様々な種類があり、また。出血の状態も
様々ですから、眼科でしっかりと検査してもらう必要があります。

また、以前経験がある方でも、原因が取り除かれていなければ、
繰り返す可能性があるので、注意が必要です。

検査方法は?

眼底出血があるかどうかを調べるための検査には、
視力検査などの基本の検査から、
眼底検査などを行います。
眼底検査は瞳孔を開く薬を点眼して、
眼底の様子を確認する検査です。痛みなどはありませんが、
点眼後、6時間程度、視界がぼやけたり、見にくくなりますので、
車の運転などは行えません。

眼底検査後の状況次第で、必要に応じて
造影検査、OCT検査などの検査が行われる可能性もあります。
これらにより眼底出血の有無や、出血の状態などを
確認することが可能になっています。

眼底出血の治療は?

眼底出血の治療は、眼底出血そのものではなく、
眼底出血の原因となっている病気の治療がメインになります。
糖尿病なら糖尿病、高血圧なら高血圧をそれぞれ治療していく
かたちになりますね。
思い当たる症状が無い場合などは内科などで糖尿病や高血圧が
無いかを調べる必要があります。

眼底の出血自体に関しては1~3か月で消失しますが
原因を取り除けていない場合は再度出血する危険性も
あるため、注意が必要となっています。

血液の流れを良くする薬物治療や
レーザーによって再出血を抑えるための治療が
行われる場合もあるほか、
場合によっては手術が行われるケースもあります。

ただし、最初にも書いた通り”原因”そのものを
治療しなければ、いつまでも眼底出血のリスクは
残ったままです。
まずは、原因の治療を最優先するべきでしょう。

基本的には薬物+レーザー治療などを用いつつ、
原因の改善を目指していくことになります。

放置するとどうなるの?

眼底出血の状態を放置すると、
場合によっては急激な視力低下や、
最悪の場合は、失明する可能性もあります。
眼底出血自体は自然に止まるものですが、
何度も繰り返していたり、眼底出血の原因となっている病気を
放置しているようなことがあれば、いずれは大変なことになります。

視野が欠けてきたり、視力が急激に低下してきたり。
そういったようなことがあれば、眼科を受診した方が良いでしょうし、
その方が確実です。

見た目の変化はあるの?

眼底出血を起こした際に見た目はどうなるか?
眼底出血は目の表面の出血ではないため、
表面上からは出血しているかどうか分かりません。
そのため、自覚症状が少なく、気づかない場合もあれば、
視野が欠損するなどして、眼底出血に気が付く場合もあります。

ただ、外から見える異変というものはないので、
自分でおかしいな?と判断して眼科に行くことが重要になります。
目の痛みだとか、霧のかかったような感じだとか、
そういう症状が眼底出血の際に出ていた、というお話も
見たことがあります。

なお、目が充血していたりするのは、眼底出血ではありません。
また、目が急に真っ赤になる別の症状もあり、
こちらは明らかに目が赤くなるので
「眼底出血?」と思ってしまうかもしれませんが、
これは眼底出血ではなく、
結膜下出血という別の症状になります。
こちらは自然に治ることもあり、そこまで危険な症状ではありません。
見た目的なインパクトは、この結膜下出血のほうが
びっくりするとは思いますが、実際のところは、
眼底出血の方が、遥かに恐ろしい症状になります。

結膜下出血についてはこちらで詳しく解説しています!

予後はどうなる?

一度、眼底出血になってしまった場合、再発する可能性もあります。
眼底出血の原因となっているものの治療が進まない限り、
また眼底出血を引き起こす可能性は充分にあります。
しっかりと眼科などで経過観察を行う必要がありますし、
原因となっているものがはっきりとしているのであれば
それに対する治療も必要です。
ただし、原因不明の眼底出血などもあるため、その場合は
眼科などでしっかりと定期的な検査を受けてください。

なお、眼底出血の部位や条件によって、
視力の低下や視野欠損を招く可能性があります。
視野の欠損を起こしてしまった場合、それは治療を行っても、
元に戻らない可能性もあります。
眼底出血にも、場所や量・部位などによって、
その後が大きく異なってしまいます。
出血場所は自分の意思で選ぶことはできませんから、
一番の方法としては、やはり眼底出血を引き起こさないような
生活習慣を送ることになるのではないでしょうか。

まとめ

眼底出血は、原因となっている病気によって
色々な種類が存在します。
軽度なもので済む場合もあれば、重度なものは視野欠損や、
最悪の場合、失明するような病気もあります。

そのため、眼底出血を引き起こしてしまうような
病気にならないような生活を送ることが一番大事ですし、
もしも、そういう病気になってしまった場合は、しっかりと治療を
行いながら「なんだか目がおかしいな」と思った場合に関しては
早めに眼科の診察を受けることが重要になります。