強膜炎とは?強膜に炎症を生じている状態!最悪の場合は失明も?

病気・症状

強膜炎(きょうまくえん)と呼ばれる病気は、
その名の通り、目の強膜の部分に炎症を生じてしまっている
病気になります。

強い目の痛みなどが主な症状となり、
最悪のケースでは失明したり、眼球摘出などを
行わなくてはいけないような、重症化するケースも存在します。

また、視力障害が残ることもあるので、
決して放置して良い病気などではなく、
早急に対処する必要がある病気が
この強膜炎になるのです。

この病気の原因、治療法、症状などについて
詳しく解説していきます。

どのような病気なのか?

目の強膜の部分に炎症が見られる症状です。
それほど多く見られる病気ではありませんが、
激しい痛みなどを伴い、
上でも書いたように最悪の場合は
失明の危険性もある、危険な病気です。

また、強膜の表面部分に炎症が見られる場合は
上強膜炎と呼ばれます。

治療方法は、ちゃんと存在しているので、
簡単な治療ではありませんが、
しっかりと医師の指導・監督のもと、
この病気の治療を進めていく必要があります。

炎症してしまう原因は?

強膜が炎症してしまう・・・などと言われても
じゃあ、どうすれば炎症してしまうのか?と
疑問に思うことと思います。

では、どんなことが原因で炎症を引き起こしてしまうのでしょうか。
それを、見ていきましょう!

・全身疾患の病気の一症状として現れる場合(関節リウマチなど)
・感染症などによるもの
・原因不明のもの

大きく分けて、この3種類になっています。
慢性関節リウマチを起因とするものや、感染症を起因とするものなど、
基本的に、目そのものに関係がある、というわけではなく、
他の部位の病気により、目のほうにも症状が出てしまう、
というのがこの病気の特徴の一つになりますね。

なお、中には”原因不明”の人も多く、
その場合、原因については分からないままです。

いずれにせよ、治療をしないと最悪の場合は失明の
可能性もありますから、注意しなくてはいけない!
というのは事実です。

症状はどんな感じ?

強膜炎になってしまうと、どのような症状が出るのでしょうか。
基本的には「痛み」系統の症状が多いです。
症状が酷い場合は、相当な痛みを伴うこともあります

場合によっては睡眠が妨げられるほどの
強い痛みが出ることもあり、
日常生活にも支障を及ぼしてしまいます。

痛みの症状を中心として、
他の症状としては、

・目の充血
・涙目になりやすい
・異物感、ゴロゴロするような感触
・眼球の盛り上がり
・視力低下(重症の際)
・眼球破裂(重症の際)

このような感じになっています。
重症化すると、本当に恐ろしい症状も
ありますからオカシイなと感じた時点で
しっかりと眼科を受診することが大切な病気になります。

おかしいと感じたら眼科へ

上記のような症状は、この病気でなくても、
色々な目の病気で現れることがあります。

そのため、症状が出てきても、
自分で強膜炎かな??なんてことはあまりないかと思います。
ですが、いずれにせよ、目に強い痛みがあったりする場合は
ただちに眼科の診察を受けるべきですし、
充血やゴロゴロに関しては、病気でなくてもよくあることですから
しばらく様子を見るぐらいは良いかと思いますが、
様子を見ても一向に治らなかったり、
むしろ症状が悪化してくるような場合は、
早めに眼科で検査をしてもらった方が良いです。

何事も無ければ、それはそれで喜ばしいことですし、
強膜炎の場合は、最悪の場合、失明する恐れもありますから
適切に治療を行う必要があります。
また、他の病気だったとしても、やはり、早期に治療を
行う必要がありますから、その点に関しても、注意しておく
必要があります。

おかしいな、と思った場合は、一度眼科に足を運ぶ。
これは、目の健康を守るためにも、大切なポイントの一つです。

どのような検査を行うのか?

では、もしも強膜炎の疑いがある症状で
眼科に足を運んだ場合、どのような検査を
することになるのでしょうか。

強膜炎に関しては目の検査と、全体の検査を
行う必要があります。
と、いうのも上で書いたように強膜炎は
全身疾患が原因で発症する場合が多いので、
その”原因”が何かを特定することも
大切なポイントの一つとなります。

そのため、目自体の症状の確認と、
身体の方の検査をしなくてはいけないのです。

眼科的な検査としては
眼底検査、細隙灯顕微鏡検査、網膜の超音波による検査などが
行われます。

眼底検査に関しては
散瞳剤という薬を点眼し、瞳孔を開いた上で
眼底に異常がないかを検査します。
痛みはありませんが、検査後6時間程度、光などを眩しく感じます。
検査の詳細はこちら

細隙灯顕微鏡検査は、
光を当てるだけのとても簡単な検査です。痛みなどがありません。
検査の詳細はこちら

網膜の超音波検査は
目を閉じた状態でまぶたの上から機器を当てる検査ですが
これも、痛みはありません。

これらから、目の状態を確認していきます。

全身の検査としては血液検査、尿検査、レントゲン検査などが
行われ、原因となっている全身疾患の診断が
行われることになります。

治療方法はあるの?

治療方法としては、薬を利用した治療になります。
症状が軽度の場合は点眼薬などの利用により、
症状の軽減を試みます。
経過観察が必要になりますが、
それで症状が落ち着くようであれば、それに越した事はありません。

重症時に関しては全身へのステロイド投与が
行われます。
これは、副作用のリスクもあるため、慎重に状況を判断しながら
治療を進めていくほか、
ステロイドの量を減らすことによって、病気が再発するケースもあるため、
そちらにも気をつけなければならず、
非常に気を遣わなくてはいけない治療です。

また、全身疾患が原因となっている場合、
そちらの治療を行わない限り、
ステロイドなどで症状を和らげても、根本的な治療に
ならないケースも多いです。
そのため、何か原因がある場合は、
それを突き止めて、そちらの治療の方を優先していかなくては
ならない場合もあります。
しっかりと眼科医の先生と相談しながら適切な治療を
進めていくようにしましょう。

放置しておくとどうなる?

この病気を放置しておくと、最終的には失明、
眼球が使えない状態になってしまうことも
あります。
また、全身疾患を原因としているケースが多いため、
その全身疾患の種類によっては、重症化する
可能性も否定はできません。

目に関しては眼科に、全身疾患の方に関しては
種類に応じて適切な病院の診察を受けて
しっかりとした治療を受けることが大切になります。
くれぐれも、放置しないようにしましょう。

ちなみに、目の症状だけの場合は、
自己判断するのは危険です。
この病気以外にも、目にはあらゆる種類の病気があり、
失明する可能性のある病気も多数存在していますから、
しっかりと眼科で検査を受けて
目の異常の原因がどこにあるのか、
ということははっきりとさせておいた方が良いでしょう

どんな病気が隠れているにせよ、治療の開始が遅れることは
致命的ですし、治療が早い方が、
視力障害なども残らずに済みます。

まとめ

全身疾患を主要因とする病気ですが
最悪の場合は失明することもあるため、
危険な病気の一つです。

また、治療方法に関しても、ステロイドの投与など、
重症化してしまった場合にはリスクの高い治療を行うことに
なります。
なるべく早めに診察を受けて、対処した方が良いでしょう。

全身疾患の治療が必要な場合は
医師の指示に従って、しっかりと全身疾患の
治療を行い、
目の病気に関しても、適切に対処していくことが
失明から目を守るための方法になります。