乱視とは?目の屈折異常!原因や治療法は?放置しても大丈夫?

乱視(らんし)。

聞いたことのある方も多いかと思います。
乱視は、決して珍しいものではなく
多くの人が乱視の要素を持っているのですが、
軽い場合や、何も症状が出ない場合なども多く、
そのまま日常生活を送ることのできる人も
多く存在するのが事実です。

ですが、中には眼鏡などで矯正が必要な人も居ますね。

こちらの記事ではこの乱視の症状などについて
まとめていきます

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乱視とは?

乱視とは、目の中に存在する角膜と水晶体のゆがみが
原因で起きる症状です。
歪みによって、モノが二重に見えたりするなどの、
見え方に関する異常が出てきます。

人の目は完璧ではないため、
多くの人に少なからずゆがみは存在するものですが、
軽微である場合には、体感できるような症状が
出ることはなく、その場合の乱視に関しては
放置しておいても問題はありません。

ただし、何らかの症状がある場合に関しては
治療が必要になる、というものになりますね。

2つの種類

乱視には、大きく分けて、2つの乱視が存在します。
一般的な乱視は「正乱視」と呼ばれ、
角膜のひずみを主な原因として、焦点を1か所に
結ぶことができないことにより、モノが二重に見えるなどの
症状を発生させます。
近視などとセットになって生じることも多い症状になります

もう一方の不正乱視に関しては怪我や、炎症などによって
生じる乱視となります。

この2種類が、合せて乱視と呼ばれているかたちとなります。

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原因はなに?

では、乱視になってしまう原因は何なのでしょうか。
乱視になる原因としては、下記が挙げられます。

・生まれつきや遺伝を原因とするもの
・加齢などによる老化が原因のもの
・外傷によるもの(不正乱視)
・病気などによるもの(不正乱視)
・目の手術などをした影響によるもの(不正乱視)

このようになっています。
基本的に、加齢や、生まれつきなどによるものは
自分個人がどうこうできる問題ではありませんが、
不正乱視のほうは、過ごし方によっては
防げる場合もあるかとは思います

症状はどんな症状?

では、乱視になってしまうと、どのような症状が
出てきてしまうのか。それを見てみましょう。

・モノが二重にぶれる
・目が疲れやすくなる
・ピントが合いにくくなる
・視力の低下を招く

こんなところでしょうか。

乱視そのものの症状としては「モノが二重にぶれる」ということです。
角膜のゆがみ方によって、ぶれる方向は異なり、
縦方向にモノがぶれたり、横方向だったりと、色々です。
このあたりは人によって、異なる感じになりますね。

そういった状態で日々を過ごしていると、
当然、目が疲れやすくなり、
眼精疲労などの症状に発展してしまうこともありますし、
ピントが合いにくくなることもあります。
場合によっては、視力低下につながることもあるでしょう。

日常生活に不便を感じないようなレベルであれば
そのままでも大丈夫なのですが、日常生活に支障を
感じるようになってしまったら、眼科を受診しましょう。

乱視だと思ったら?

乱視の症状が出ている場合は、
軽度なものであれば、特に気にする必要はないのですが、
モノのぶれがひどくなったり、目に負担がかかっていると
感じるような場合は、眼科を受診しましょう。
眼科で乱視の検査を行ったうえで、眼鏡などを作るかたちに
なるかと思います。

また、モノが二重にぶれる、という症状ですが、
突然急激に現れた場合、脳が原因である可能性も0では
ありません。
急激に症状が出た場合や、めまい・視野欠損・吐き気・ろれつが回らない
などの症状を伴っている場合、それは乱視ではなく
脳の異常である可能性があります。
この場合は、早めに脳神経外科や、大病院などで診察を
受け、CTやMRI検査をすることをおすすめします。

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検査方法は?

乱視の検査は、視力検査や乱視表などによる
検査が行われます。
基本的に、乱視の検査で痛みを伴うようなものは
ありませんから、その点は安心して下さい。
色々なものを見せられて、それがどのように見えているか
答えていくタイプの検査がほとんどです。

その検査結果によってどのように歪んでいるかを判断し、
治療方法を眼科医の方と相談して決めていくかたちになります

治療方法は?

では、乱視はどのように治療するのでしょうか?
乱視の治療は、基本的に投薬だとか、内服薬だとか、手術などではなく、
眼鏡、コンタクトレンズ各種によって矯正するカタチになります。
目、そのものを治すのではなく、眼鏡によって見え方を改善し、
眼精疲労などを防ぐ、ということになりますね。

正乱視の場合は、円柱眼鏡やコンタクトレンズなどを用いて、
見え方を改善することができます。
ただし、どの眼鏡やコンタクトレンズがぴったり合うかは
人によって異なります
(歪み方が人によって違うため)

そのため、基本的には眼科で適切な眼鏡を選ぶための
検査を行い、眼科から眼鏡の処方箋などを作ってもらい、
それを眼鏡屋などにもっていき、
眼鏡を作るかたちになります。
もしくは、コンタクトレンズを利用するかたちになります。

このあたりは眼科で検査を行い、
眼科の先生と眼鏡orコンタクトレンズなども含めて
相談しながら決定していきます。

不正乱視の場合は、角膜の表面に凹凸ができており、
眼鏡では矯正を行うことができません。
この場合はコンタクトレンズによって見え方を改善する
方法が取られ、
ハードコンタクトレンズが使われる場合が多いようです。
この場合も、眼科で検査を行い、自分に適した
コンタクトレンズを見つけていく、というかたちになりますね。

稀にコンタクトレンズでの強制が不可能な場合もあり、
その場合は外科的手術が必要になる場合もあります。
屈折矯正手術や角膜移植を行い
乱視の症状を改善させます。

乱視は放置しても大丈夫?

まず、日常生活に支障のないレベルであれば、
そのままにしておいても問題ありません。
眼科を受診しても、
「この程度の乱視であれば眼鏡などを使う必要はない」と
言われることもあります。

実際に私も軽い乱視だと言われましたが、
このぐらいの状態であれば、眼鏡は必要ない、と言われています、
(結局、別件で眼鏡をかけることになりましたが)

そのため、日常生活に支障のない範囲であれば
乱視を放置しても、何も影響はありません。

ただし、ブレが酷くなってきたり、明らかに
日常生活に支障が出てきた場合は、そのまま放置していると
眼精疲労や視力の低下、
精神的なストレス、首の痛み、肩の痛みなど、
色々な部分のバランスを崩してしまいます。

乱視を放置したからと言って、命に影響が出たり、
失明してしまったりだとか、そういうことはありません。
ただし、乱視の状態が強く出ている中で耐えるのは
結構きついと思いますし、疲れると思います。
眼科に行き、眼鏡やコンタクトレンズを作るだけで本当に
世界が変わりますから、
無理をせずに、眼科で検査をして、自分にぴったりと合う
眼鏡などを見つけることが望ましいと思います。

私も別件で眼鏡を作りましたが(のちに乱視用のも作っています)
本当に見え方が変わり、世界が変わりました。
とても、楽になりますよ!

まとめ

乱視の症状が出てきたら、急ぐ必要はありませんが、
辛い場合は眼科を受診しましょう。
ただ、放置しておいて目を酷使していれば、
上で書いたようなことになりますから、
できれば一度眼科は診察しておいた方が良いと思います。
基本、手術などになることはほとんどありませんし、
正乱視の場合は、眼鏡orコンタクトレンズで済むはずですから、
あまり我慢しすぎずに、眼科の診察を受けるのがポイントです!

自然治癒するものではありませんから、
眼鏡やコンタクトレンズの力を借りましょう!

乱視の体験談も参考にしてみてください!

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