網膜剥離の手術の種類と入院期間!どのぐらいの入院が必要なの?

網膜剥離は
網膜が剥がれてしまう病気で
放置しておくと重大な視力障害に
繋がってしまったり、最悪の場合は
失明してしまう可能性がある病気に
なりますから注意しなくてはなりません。

そんな網膜剥離になってしまった場合の
基本的な治療方法は
手術になります。
レーザーを用いたものから
硝子体手術まで複数の手術の方法が
存在しています。

手術の種類によって入院の必要性や
その期間も変わって来るものになるので、
その点について解説をしていきたいと思います

網膜剥離の基本情報は別記事にまとめてあります。
こちらでは網膜剥離の手術の種類と
それぞれの入院の必要性などについて解説していきます

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基本的には手術が必要

網膜剥離は点眼薬だけで抑えたり
そういったことはなかなか難しく
基本的に、網膜剥離と呼ばれる状態に
までなってしまっている場合は
何らかの手術によって対応するケースが
多くなります。

手術と言うと怖いイメージを
受ける人も多いかと思いますし
どんなに多く行われている手術であっても
安全性100パーセント、というものは存在しません。
何かをいじる以上、どうしてもリスクは
出てきてしまうものです。

しかしながら、網膜剥離は先にも書いたように
そのまま放置しておくと
最終的には失明することになってしまう
恐ろしい病気であることもまた確かですから、
網膜剥離になってしまった場合は、
しっかりと治療を受けることが大事に
なってきます。
面倒臭がったり、治療が怖いからと放置すれば
最終的には大きな視力障害を引き起こしてしまったり
失明してしまったりする可能性も
充分に考えられることです。

手術の種類は?

網膜剥離の手術には3種類の方法が
存在しています。
どの手術を行うか、という点に関しては
眼科の先生が実際に目の状態を確認して
判断するカタチになりますから
事前にどの方法で手術を行われるか、
ということは病院に行かないと分かりません。

方法としては下記のようなものが
存在しています。

・光凝固術(ひかりぎょうこじゅつ)
これは、レーザーを用いた手術です。
網膜に裂け目が出来たり、
剥がれかけていたり、そういった状態の
時に行うものになりますね。
網膜剥離の治療の中では、このレーザーによる
治療が、最も軽度な部類に入ります。
早い段階で網膜剥離を発見することができれば、
このレーザーによる治療だけで済み、
治療後もスムーズにいつも通りの
日常を取り戻すことができるかと思います。

・網膜復位術(もうまくふくいじゅつ)
ある程度進行してしまった場合に関しては
上のレーザー治療だけでは対応できないために
他の手術方法が選択される形になります。
これは、剥離してしまった網膜を元の位置に
戻す目的で行われる手術になっており、
網膜剥離が進んでしまっている場合に関しては
この方法が用いられることがあります。

・硝子体手術
網膜に裂け目が出来てしまった際に
出血が起き、硝子体がその出血によって
濁ってしまった場合は、濁った硝子体を
取り除く手術が行われます。
これも、場合によっては必要になってくるものに
なりますので、先生の説明をしっかりと聞き、
手術に臨むようにしていきましょう。

基本的な手術方法はこの3種類です。

と、言っても
自分自身で「〇〇手術でお願いします」と
いうわけではなく、
眼科の先生、あるいは病院の先生が患者の
網膜剥離の状態をしっかりと確認しながら
その対応を決定していくことになります。

手術方法などに関しては、
先生が事前に詳しい説明を
してくれると思いますから
その説明をしっかりと聞き、
分からないことや不安なことがあれば
事前に必ず確認し、手術に臨むように
していきましょう。

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入院は必要なの?

手術、と聞くと心配になってくるのが
「入院をする必要はあるのかどうか」と
いう部分になってくるかと思います。
確かに、仕事だったり、プライベートだったり
色々忙しい人も多いですし
入院となるとなかなか困ってしまう人も
いるかと思います。

では、網膜剥離の手術治療を行った後に
入院する必要はあるのでしょうか。

これは、上で紹介したどの手術を
行ったのか、という点で異なってきます。
入院が必要な手術方法もあれば
入院が必要ではない手術方法もあり、
方法によっては、最短で即日、
病院から帰ることができる、ということになります。

それぞれの手術方法ごとに説明を
行っていくと…
まず「光凝固術」(レーザーを使った治療)の
場合、これは手術後に入院をする必要は
基本的にはなく、即日、帰宅することができます。
もちろん、レーザー治療後には注意しなくては
いけない部分などもありますが、
少なくとも入院はしなくても良い、ということで
その点は安心していただけるかと思います。

次に、網膜復位術を行った場合、
これは、ザンネンながら入院が
必要になってしまいます。
入院期間は一定ではなく
人によって色々と判断が異なりますが
大体1、2週間ほどの入院が必要とされており、
少なくとも、レーザー治療のように、即日、
その日のうちに帰宅するようなことは、
残念ながら出来ない、というのが事実になります。
事前に説明もあると思いますが
術後の入院が必要になりますので、
色々と日程などは注意しておきましょう。

硝子体手術の場合も、
やはり同程度の入院(10日前後)が
必要になります。
入院せずにそのまま即日退院、ということは
難しいので、そこのところは覚えておきましょう。

このように、手術方法によって
入院の期間などは変わってきます。
レーザー治療だけで済ませることが
できれば入院する必要はありませんが、
網膜剥離が進んでしまった場合などで
他の治療が必要になってしまった場合に
関しては、入院を要する手術治療を
行うことになります。
そうなってしまわないためにも
早めの発見が重要にはなりますが
気を付けていてもどうにもならない場合も
あるかと思います。

その場合は、自分が網膜剥離に
なってしまったという事実をしっかりと
受け入れて対応していくことも
大事なポイントの一つになります

経過観察は必要

どの手術方法を用いた場合でも
最終的に、術後の経過観察は
必要になります。
手術をして、ハイ終わり!ということには
残念ながらならない、ということになりますね。

しばらくの間は眼科に通院し
経過観察を行うことになるかと思います。
これは、レーザー治療で済んだ場合でも
同様ですね。

場合によっては再発などが起きる可能性も
充分にありますし、しっかりとした
経過観察は大事になります。
面倒臭がったりしていると
後々大きなトラブルになってしまう
可能性も十分にありますから、
しっかりと先生の話を聞き、
注意するべき点があれば注意し、
対応していくようにしましょう。

基本的には、手術を行った先生自身が
一番注意点も熟知していると思いますから
しっかりとその説明を聞き
指示に従うことが大事になります。

なお、分からないことや
聞きたいことがある場合は、
この場合も分からないままにしておかずに
しっかりと先生に尋ねるようにしましょう。

まとめ

網膜剥離は、誰にでもなる可能性のある
病気になります。
もしもなってしまった場合に
その症状をそのまま放置しておくと
最終的には「失明」ということになって
しまいますから、そのようなことに
なってしまわないためにも
しっかりと治療を行うようにし、
入院が必要なのであれば、
上手くスケジュールなどを調整しつつ
治療を行っていくようにして下さい。

放置していると本当に
失明してしまう可能性もありますから
その点に関しては、注意が必要になります。

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