眼閃とは?どのような症状?どのようなときに起きるの?

「眼閃(がんせん)」とは、
目を閉じた状態で閉じた状態でも、光が見える状態のことを
示します。

通常、目を閉じると、明るさなどを
ある程度感じることはありますが、
基本的に光が見えることはありません。

しかしながら、何らかの理由によって
目を閉じた状態でも、光(厳密に言えば光のようなもの)が
見えてしまう状態を示します。

この「目を閉じた状態で光が見えること」を
眼閃というわけですね。

”眼閃”が起きる理由や心配する必要は
あるのかどうかを解説していきます。

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何かの病気なの?それとも?

「眼閃」が生じる原因には、
様々なものが存在しています。

当然「病的な原因」である可能性もあります。
しかしながら、全てがそうとは限らず
「目を閉じた状態で光が見える」のには
病気以外の理由もたくさん存在しています。

そのため「眼閃」が生じた場合でも
絶対に病気、というわけではなく、
寧ろ、全体的に見れば病気でない理由の方が
多い、とも言えるのが事実です。

ただし、それを個人で確実に判断するのは
難しいため、症状が続いたり、
頻繁に繰り返されたり、自分自身で不安に
感じてしまうような場合に関しては
眼科などで診察を受けるのが、
一番確実と言えるでしょう。

それでは、理由として考えられることを
それぞれ解説します。

目をこすったことによる一時的なもの

目をこすることにより、刺激によって
一時的に眼閃と呼ばれるものが発生することが
あります。
私も実際に目がかゆくて、目をこすったりすると、
光のようなものが見えるようなことはあります。

これに関しては、特に異常ではなく、
目をこすった時に目を閉じた状態で
チカチカするようなだけであれば、特別、心配はいらないでしょう。

ただ、目をこすりすぎることによって
起きる炎症などはまた別問題ですので、
必要以上にこすりすぎないように、注意しましょう!

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寝起きは変な見え方をすることも

寝起きは、脳の関係で、
目の見え方がおかしいこともあります。
目を瞑っていてチカチカしたり、光が見えたりするようなことも
私も実際に何度か経験したことがあります。

これに関しては簡単に言ってしまえば
”寝起きだから”であり、
起きてから少しして、普通に戻るのであれば
特別心配する必要はありません。

光視症によるもの

目を瞑っているのに、光が見えるような
症状に「光視症(こうししょう)」というものが
存在しています。

名前だけ聞くと「病気!?治療が必要なの!?」と
思うかもしれませんが
必ずしもそういうわけではなく、
この光視症というものは、
生理的なものが原因で出てくることもあり、
病的な原因ではなく、単純に疲れや、ストレス、
一時的なもので出てくることもあります。

こういったものの場合は病気ではありませんので
治療自体は必要ありません。
(疲れやストレスに思い当たる部分があるのであれば
それは解消していかなくてはなりませんが)

ただ、場合によっては網膜剥離(もうまくはくり)と
呼ばれるものが原因となっている可能性もあり、
この場合は治療をしないと失明などに至る危険性もあります。

大抵の場合は、あまり心配ない場合が多いのですが
この判別をすることは難しいため、
光視症が続いたり、悪化したりする場合は
医師の診察を受けることが望ましいです。

閃輝暗点によるもの

もう一つ、目を閉じているのに光が
見えたりするような病気・症状として
考えられるものが「閃輝暗点(せんきあんてん)」と
いうものです。

こちらは、いびつな形状の光が
焼き付くように見えてしまうもので、
目を閉じても、それが見え続ける、というものです。

こちらも眼閃と思ってしまうような
症状の一つです。

ただ、これに関しては「目」自体の症状ではなく
脳の方が原因となっているものとなります。

原因としては様々なものがあり、
脳の検査をしても、大きな異常がない場合が
基本的には多いですが、
稀に脳梗塞や脳腫瘍などの、危険なものが
原因となっているケースもあります。
全体的に見れば「稀」であるのは確かですが、
もしも閃輝暗点と呼ばれる症状が出てきてしまった場合、
「自分が100%、その「稀」に入っていない」と
断言することは、できませんので
症状が繰り返されたり、気になることがあれば
眼科や脳神経外科で診察を受けておいた方が確実です。

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その他にも…

その他にも眼閃のような症状が出る原因は
いくつか考えられます

・ビジュアルスノウ
・目への衝撃
・目の疲れやストレスによるもの
・精神的なもの
・まぶしいものを見た後でチカチカしている
・何らかの薬の副作用など
・目に関係する手術などを原因とするもの

などなど、目をつぶっていて、光が見える、
という状態には
本当に色々な可能性が考えられます。

目を閉じているのに光が見えた=病気、
ということではありませんので、
その点は過剰に不安を感じる必要はありませんが、
何らかの病気が隠れているようなことも
あるにはあるので、その点に関しては
注意をしておくことをおすすめします。

症状が長く続いたり、症状が悪化したり、
何か気になる部分がある場合には、眼科に相談。
これが、鉄則です。

まとめ

必要以上に怖がる症状ではありませんが、
場合によっては何らかの病気が原因となって
症状が出てくることも、可能性としては「0」
ではありません。

先ほども書いたように、気になる部分があったり、
症状がいつまでも続いていたり、
そういったことがあるのであれば
眼科で診察を受けておくと、安心です。
自分で「この眼閃がどうなのか」を判断することは
困難ですからね…。

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