白い壁を見ても真っ白ではない。砂嵐と白い壁のお話。

私は、白い壁や白い背景などを見ても、
それが、綺麗な真っ白に見えることはありません。

正しく言えば、去年のはじめまでは
綺麗な真っ白に見えていたのですが
ある病気を発症してから、
白い壁も、白い背景も、
真っ白には見えなくなってしまったのです。

白い壁が、綺麗に見えなくなったその原因こそ、
ビジュアルスノウという病気です。

今回は、白い壁の見え方についての
お話をしていきたいと思います

スポンサーリンク

視界に砂嵐が見える病気

ビジュアルスノウとは視界に砂嵐のような
ノイズが常に見えてしまう病気です。
現時点では、知っている人が少なく、
治療法に関しても、有効的なモノは見つかっておらず
噂や個人レベルの治療法(万人に効果のあるものはない)しかない、
という難しい病気です。

この病気を、私も昨年発症し、
それからは、常に視界に点粒が見えたり、
そういう状態が続いているのです。

そんな私にとって、”白い壁”は
もう、綺麗な真っ白な壁ではありません。
飛蚊症(黒い浮遊物が見える症状)でもそうですが、
”視界に余計なものが見える”という状態だと、
白いものを見たとき、明るい空を見つめたときなどに
特にその症状が出やすいのも事実です。

ビジュアルスノウについてはビジュアルスノウまとめにまとめてありますので
病気の基本的な情報やそのほかの情報については上記のページの方で
参考にしてみてください。

こちらのページでは
「白い壁」を見たときの見え方についてのお話をします。

通常であれば…

通常の人が白い壁を見たときにどのように見えるのか。
それは当然、白い壁に見えるはずです。
私もそうでした。
(飛蚊症は元々あったので、黒い浮遊物はありましたが…汗)

模様などもなければ、綺麗な白一色ですね。

ただ、私の場合はもう、そういう風に見ることはできません。
例え、無地で汚れ一つない白い壁を見たとしても、
それが真っさらな白一色の壁に見えることは
もう無いのです。

スポンサーリンク

砂嵐が見える

私が白い壁を見ると、砂嵐が見えます。
飛蚊症のような大きな黒い浮遊物ではなく、
昔のテレビの砂嵐を薄くしたようなものが
全体に見えるのです。

視界を直接お見せすることはできませんので、
言葉で表現するのは難しいですが
視界全体にノイズがかかってしまっているかのような
そんな感じです。

もちろん、それが白い壁だとは分かるのですが
無数の小さな砂のようなものがうっすらと見えている…
という感じですね。

前述したとおり、私の場合は飛蚊症も小さい頃からあるので
黒い浮遊物が砂嵐とは別に(両方発症していると明らかに別だと分かります)
見えますし、ブルーフィールド内視現象と呼ばれる現象が
ビジュアルスノウ発症後に発症しているので
無色透明な粒が高速で移動しているのも見えてしまい
余計に気になります
(このブルーフィールド内視現象は病気ではなく、
ビジュアルスノウ・飛蚊症とはさらに別の見え方をします)

と、いうことで私の場合は
色々な粒や浮遊物が視界に見えているため
真っ白な壁を見ても、常に”いろいろな邪魔者”が
目に入ってしまう、というのが現状です。

私の場合は元々、ビジュアルスノウではなかったので
白い壁が本来、どのように見えるのかも
よく分かっていますが
先天性の方にとっては、そもそも本来は
どんな風に見えるのか、ということも
分からないかと思います。

残像が見えるので、さらに気になる

私の場合、目の残像が強く残る症状も出ています。
これも、ビジュアルスノウ発症当時からのもので、
例えば、カレンダーの黒い太文字などを見た後に
視線を逸らすと、それが数秒間視界に残ってしまっている、
とそういう状態です。

砂嵐が見えたりする前はそんなこともなかったので、
これもビジュアルスノウによる症状の一つなのでしょう。
(実際に併発症状に残像視が発生することはあるようです)

で、この残像によって、白い壁以外のものを見た後に
白い壁を見ると、見ていたもののシルエット…というか
焼付いたあとのようなものが数秒間見えます。
上手く表現するのは難しいですが、
例えるならば、テレビの画面に文字などが焼付いたあとの
ようなもの…
あれが数秒間見える感じでしょうか…
本当に、白い壁が、まっさらな真っ白には見えなくなってしまったのです。

最初のうちはとても気になった

白い壁を見ると、私の場合は「4つ」のおかしなものが見えます。

ひとつがビジュアルスノウの砂嵐。
ふたつめが、小さなころからある飛蚊症。
3つめが、ブルーフィールド内視現象と思われる透明の粒。
そして最後が残像です。

最初は本当に気になりました。
が、脳にも目にも、検査で見られる大きな異常がないために
どうすることもできないのが現実です。

最近でこそ、その現状を受け入れ、
落ち着きはしましたが
やっぱり、消せるものであれば消したいですし、
以前のように、白い壁を見たら真っ白、という
当たり前の見え方を
取り戻したいものです。

まとめ

ビジュアルスノウを発症している方は
人によって、程度は違えど、色々な見え方を
しているものと思います。
白い壁を見ても、真っ白に見えない。
確かに白くは見えるけれども、
そこには粒粒や邪魔なものが見えている。

こういった症状に苦しむ方は
一定数存在します。

いつの日にか、
こういった症状の治療方法
(脳の、命に関わる部分以外の、
 検査に写らない小さな異常であるという見方が
 強いでようです)が、
見つかり、もう一度真っ白な壁を
見ることのできる日が来ることを、祈るばかりです。

タイトルとURLをコピーしました