ビジュアルスノウの「人によって違う部分」を理解する。

ビジュアルスノウの症状は、
「全員」が同じではなく、
人によって色々な違いがあります。

もちろん、他の目の病気や症状でも
全員が同じ病気・症状など
なかなかありませんが、
ビジュアルスノウの場合は特に色々な場所が
異なっています。

どんな部分が「人によって違う」のか。
この点について、お話をしていきます。

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人によって異なる部分も多い

ビジュアルスノウは人によって異なる部分も
色々と多く、自分が「こう」だからと言って、
他の人も「同じ」とは限らない、
ということです。

また、解明されていない部分も色々と多いために
余計に人によって話が食い違ったり、ということも
あるのが事実ですね。

人によって異なる部分とは、
どんなところなのかを見ていきましょう。

砂嵐の程度が異なる

ビジュアルスノウの「主な」症状は
視界の砂嵐です。
しかし、この視界を遮る砂嵐自体が
人によって程度が異なり、
重い人もいれば、比較的軽い人もいるようです。

ようです…と、言うのは、私には私自身の
ビジュアルスノウの見え方しか経験できないためですが、
色々な方のお話や、情報を見る限り
「私とは見え方が随分違う」と感じるものもあります。

また、実際に私も、発症直後と現在ではある程度
見え方が変わっているために、
”同じ人”であっても、症状は変わっていくものです。

では、どのような部分が違うのか、具体的に見ていきましょう。

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砂嵐自体の見え方・程度

ビジュアルスノウの主な症状は「視界全体の砂嵐のようなノイズが見える」
というものになりますが、
この見え方自体、人によってある程度異なっているようです。

どのぐらい重いかどうか、も、人によって異なっており、
「他のことをしていれば気にならない」
「他のことをしていても気になる」
様々です。

ただ、人間に「他の人の視界」を100%見ることなどできませんので、
「感じ方」が違うだけの場合も当然あると思いますし
(例えばAさんにとっては「あまり気にならない」砂嵐でも
Bさんにとっては「つらい」と感じるなど)
実際に見え方が異なっている場合もあると思います。

このあたりはメカニズムは違えど
「飛蚊症」のように”人によって見え方が違う”と理解しておくと
良いと思います。

先天性か後天性か

ビジュアルスノウにも、
生まれつき症状を持っている「先天性」と、
それまでは普通だったのに、後から症状が出てきた
「後天性」とに分かれます。

どちらの場合でも、現時点では具体的な治療方法が
見つかっていない、という点に関しては
同じになりますが、
生まれつきビジュアルスノウの症状がある人と、
「後から」ビジュアルスノウの症状が出てきた人の
2通りが存在しています。

後天性の場合、発症する年齢も様々で、私のように20代で
発症する人間もいれば、もっと早く発症したり、
逆にもっと発症までに時間が掛かったりするような
ケースも存在しており、そのパターンも様々です。

まず、この大前提の部分からも
大きく異なる可能性がある、ということですね。

併発症状の違い

ビジュアルスノウには、メインの
「視界に砂嵐のようなものが見える」という
症状の他にも、多数の併発症状が存在しており、
この”併発症状”も人によって様々となります。

例えば「片頭痛」と「耳鳴り」が
ビジュアルスノウの併発症状の中でも
比較的多い併発症状だと言われていますが、
私の場合は「片頭痛」は全く存在しておらず、
「耳鳴り」だけが存在しているような状態です。

そして「耳鳴り」と「片頭痛」以外にも多数の
併発症状があると言われており、
”どのような併発症状が出るのか”という点は
人によって大きく異なっています。

例えば、耳鳴りと飛蚊症と残像、だったり
片頭痛と閃輝暗点とめまい、精神的な不調だったり、
組み合わせと程度が人によって全く異なる、というのも
ビジュアルスノウの特徴の一つです。

併発症状に関しては
かなり人によって異なるために、
どんな症状を併発するか、それぞれの症状がどのぐらい酷いのか、
によっても、ビジュアルスノウの辛さも変わってくるものです。

また、併発症状と言われるものの中には
「ビジュアルスノウとの関連がハッキリしていない」ものも多くありますので、
場合によっては「ビジュアルスノウ=別の症状」ではなく
「ビジュアルスノウ」と「別の症状」である可能性もあります。
(つまり、ビジュアルスノウとは別原因で症状が出ている可能性も
0ではない、ということです)

そのため、ビジュアルスノウの併発症状に関連する検査や、
診察は一通り受けておくことをおすすめします。

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対処法に対する反応の違い

ビジュアルスノウの明確な治療方法は
現時点では判明していません。

片頭痛の薬などが効果を出す可能性があるとも言われていて、
そのような治療を行うところもあるようですが、
こういった”治療”や”対処”に関する効果も人によって異なり
人によっては”片頭痛の薬である程度症状が緩和された”という
お話もある一方で、
私のように”まったく効果がなかった”という人も
いるのが事実です。

同じ治療・対処を行ったとしても
”効果が出る”
”出ない”は人によって異なる、ということです。

そのため、ビジュアルスノウの治療をしていく、となれば、
その人その人に応じた対処が必要になるのも事実で、
だからこそ、「自分の症状をしっかりと見てくれる先生」と
出会うことはとても大切になるのです。

確実な治療方法が見つかれば、また話が変わってきますが
現在のような状況では
”人によって色々と違う部分”も多いため、
”自分に一番合った方法”を見つけていくしかありません。

また、ネット上では「〇〇をしたら治った!」みたいな
情報も時々飛び交っていますが、
これは「本当のことかどうか分からない」というのも
ありますが、”仮に本当だとしても”、
あなたにも同じように効果が出るとは限らないわけです。

そのため、”他の人は治ったと言っていたから”と、
何でも鵜呑みにしてしまったり、
”自分にも効果がある”と思い込んでしまうのは危険です。

先ほども書いたように、私は片頭痛の薬は、
”まったく効果が出ていません”
しかし、世間では「ある程度症状が緩和した」というような
お話も実際にあります。

このように”人によって治療・対処法が違う”のも事実ですから、
効果のある・ないは、人それぞれ異なる部分です。

経過も人それぞれ

ビジュアルスノウの症状が
どのようになっていくのかも、人それぞれです。

大体の傾向としては
最初はしばらく症状の変化や悪化が続き、
少し経過すると、あとは横ばい…あまり変化なしの
現状維持になることが多いようですが、
現状維持になるまでの期間や
症状の悪化具合などは人により異なります。

また、人によっては前述のように、ある程度
治療などにより改善する可能性もあるようです。

ビジュアルスノウになったあと
「どのように付き合っていくか」ということも、
人によって大きく異なる部分の一つです。

辛い症状といつまでも一緒、というのは
嬉しいことではありませんし、
辛いことですが、
それでも、私も含めてなってしまった以上は
自分の中で一番つらくない方法で
上手くビジュアルスノウと付き合っていくしかありません。

まとめ

ビジュアルスノウは、症状から度合い、
併発症状、発症のきっかけ、
その後の状況、あらゆる部分が
人によって異なるものです。

そのため、一人ひとりに合わせた
付き合い方や、治療、対応が
重要になってきます。

他の病気でもそうですが
”他の人の症状や状態と必ずしも同じになるとは限らない”
ということは、頭の中に入れておく必要があるのです。

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