網膜中心動脈閉塞症とは?急激な視力低下で失明の可能性も!治療法は?

病気・症状

目にも色々な病気が存在しますが、
その中でも危険な部類に入る病気が
「網膜中心動脈閉塞症(もうまくちゅうしんどうみゃくへいそくしょう)」
と呼ばれる病気です。

急激に発症し、症状があっという間に進み
回復不能な視力障害、視野の欠損、
最悪の場合は失明に至ることがある病気となっており、
早急な治療が必要な病気になっています。

極めて危険な病気になっているため、
もしもこの病気になってしまった場合は、
ただちに眼科を受診することが大切になります。

どんな病気なの?

網膜を養う動脈が詰まってしまうことによる起きる病気です。
動脈が詰まってしまった場合を、
この網膜動脈閉塞症と呼びます。
そのうちのつまった部分が中心である場合のことを
網膜中心動脈閉塞症と呼びます。

なお、中心部分以外が詰まった網膜動脈分枝閉塞症と呼びます。
どちらにせよ、視野欠損などを伴う非常に危険な病気で
あることには変わりはありません。

網膜に血液が送られなくなり、発症後100分間経過すると、
視力障害、視野欠損などが発生します。
回復も困難な病気で、迅速な緊急的な治療が必要になります。

目の病気の中でも、とても恐ろしい病気です。
上にも書きましたが「100”時間”」ではなく「100”分”」です。

本当に緊急の病気なのです。

この危険な病気の原因は?

こんな危険な病気になってしまう原因…
気になるところですよね。
動脈が詰まることにより発症、なんて言われても
じゃあ、何をすると動脈が詰まってしまうの?
というお話になると思います。

この病気を発症する可能性をあげる原因として
言われているものは、

・加齢によるもの
・糖尿病を起因とするもの
・高血圧の人
・動脈硬化
・心臓病を持つ人

などになりますね。

これらが、この網膜中心動脈閉塞症の引き金となってしまい、
この病気を発症する可能性が上がります。
糖尿病や高血圧などを持っていて、ある程度年齢の
行っている方は、こういう病気もある、ということを
頭の片隅にでも良いので、覚えておくと良いかと思います。

危険な症状!その内容は?

症状としては非常に危険な症状で、特に中心の動脈閉塞が
起きてしまった場合に関しては、
短時間で失明に至る可能性があります。

症状をまとめると、
・視野欠損
・視力の急激な低下
・失明

になります。
どれも非常に危険な症状であることが分かるかと思います。
急激に症状が出てくるため、すぐに分かるかとは思います。

また、前兆現象として
稀に、一瞬視界が暗くなる、目の痛み、一過性の視力低下
などが出ることもあるようですが、
多くの場合は突発的に症状が出てきて、
短時間の間に急激な視力低下、最悪の場合、失明してしまうという
恐ろしい病気になります。

なお、基本的には両目に同時に発症することはなく、
片眼に症状が出るカタチになります。
両目同時に視野欠損などが起きた場合は、別の病気や
脳の病気などの可能性も視野に入れたほうが良いでしょう。

どのような検査を行うの?

まず、この症状が出てきた場合は、ただちに眼科を受診しましょう。
すぐにでも診察してもらえる場所が望ましいです。

眼科では、問診や眼底検査などが行われます。
この検査で大抵の場合は診断が可能なようです。

網膜中心動脈閉塞症だと診断された場合は、
緊急を要するものになりますから、
ただちにその治療が行われるかたちになりますが、
その治療が間に合うかどうか、という点に
関しては、なんとも言えません。

治療は緊急を要する!

もし、この病気になってしまい、症状が出てしまった場合、
治療は一刻を争う病気になります。
網膜内の神経が虚血に耐えられる時間は1時間ほどとされており、
その後に血流が再開したとしても、もう手遅れで
失われた視力は回復しません。

そのため、ただちに治療をする必要があるのです。

治療方法としては、
眼球マッサージなどを行うほか、投薬による治療、
頚部交感神経節ブロック、眼圧を下げるための手術などが
行われます。
とにかく、その時に行うことのできる最良の手段での
治療が行われます。

ただし、先にも書いたとおり、発症してからの経過時間などが
非常にその後を左右する病気になっており、
上記のような治療を行っても、視力が回復しない場合も
多いとのことです。
なるべく早い治療が必要になる、ということになりますね。

緊急なので、もしも急激に視力が低下したり
視野が欠損したりした場合、ただちに眼科、
もしくは総合病院へ足を運ぶと良いかと思います。
診察してもらえる場所をただちに見つけることも
鍵の一つになりますね。

視力を失う可能性も高い…!

この病気になってしまった場合の予後としては
残念ながら”視力を失う可能性が高い”のが現実です。
治療が遅れた場合に関しては、多くの場合、
何らかの視力障害が残るようですし、
治療が間に合ったとしても、視力の低下はほぼ
確実となってしまいます。

視力0.1程度にまで下がってしまい、
それが回復できない、という状態になることも多いようです。

若い方がなった場合に関しては、
もう少し視力が残ることなどもあるようですが、
いずれにせよ、視力にダメージを与える可能性が
非常に高い病気になっており、要注意な目の
病気の一つといえるでしょう。

なお、最悪の場合は”失明”する可能性もあります。
とても危険な病気なので、急激な視力低下が
発生した場合は、すぐにでも眼科に行くようにしましょう。

放置しておくと、どうなってしまうの?

この病気を放置しておくとどうなってしまうのか。
閉塞した網膜の動脈は、自然と再び血流が再開するのですが、
その間に、網膜の神経がやられてしまうため、
視力などが失われてしまいます。
上でも書いた通り、視力は0.1程度にまで
落ちてしまうでしょう。

最悪の場合は失明してしまいます。

そして、この失われた視力、
あるいは見えなくなってしまった目は
もう回復することはありません。

そのため、上でも書いたように早期の治療が非常に
重要になっており、
早期治療を行った場合でも手遅れで見えなくなって
しまうことがあるような病気ですから、
本当に急を要する病気であることは確かです。

予防する方法はあるの?

この恐ろしい病気を予防する方法はあるのかどうか。
上でも書いた通り、高血圧や動脈硬化、糖尿病などが
原因となって突然発症してしまうことがある病気です。
そのため、それらの治療や、高血圧などの場合は
適切な長期治療が受けられているかどうか、
ということが大切になります。

高血圧などを放置しておくと、それだけ
この病気に突然なってしまう可能性は高い、ということですね。
もしも自分が原因となる要素を持っているのであれば
しっかりとその治療を行い、症状を安定させ、
なるべくストレスや不規則な生活を避けることが、
この病気の発症を予防する方法になります。

ただし、これらの予防や治療を行っても、
100パーセント防げるとは限りません。
いずれにせよ、急激な視力低下や視野欠損が生じた場合は
すぐに病院に行くようにしましょう。

まとめ

網膜中心動脈閉塞症は非常に恐ろしい病気です。
前兆現象がなく突然の視力低下や視野の欠損などが
現れて、それが回復しない場合も多いという病気なので、
とにかく、早期の治療を受ける事が重要となっており
できうる限り、視力への影響を残さないことが、
何より大切になっている病気です。

急激な視力低下などが現れたら、この病気に限らず、
何か異常があるのはほぼ間違いないですから、
眼科や眼科のある総合病院をすぐに訪れるようにして下さい。

発症時の決断、行動が何よりも大切になる病気です。