白内障で手術が必要になるタイミングは?いつ手術することになるの?

白内障(はくないしょう)は水晶体が
濁ることによって視力低下などの
視力障害を引き起こす病気になります。

主に加齢によって引き起こされる病気で、
適切に治療を行えば失明にまで
至る可能性は低いですが
放置しておけば失明に至る可能性もある
危険な病気です。

その治療方法は、
点眼薬などによる治療も存在しますがそれは”進行を食い止める”
ためのものであり、根本的に白内障を治すためには
手術による治療が必要となります。

ただ、当然のことながらどんな手術にも
”手術をする”ということにはリスクが伴いますから
白内障になった=手術をすぐにする、ということではありません。

では、白内障の治療で手術をするのは
どのようなタイミングになるのでしょうか。
白内障手術のタイミングについてのお話を
していきたいと思います。

※白内障の基本情報については
白内障とは?の記事の方にまとめてありますので
そちらの方をご覧ください。
こちらでは白内障手術のタイミングについてのお話を
していきたいと思います。

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手術のタイミングに決まりはない

いつ、白内障の手術をするべきなのか、
ということに関して明確な決まりはありません。
法律などで決まっているわけでもありませんから、
手術をする、と決めるのは
患者を担当する先生と、本人の意思次第ということになります。

そのため、白内障手術に踏み切るかどうかは
先生としっかりと相談していきながら
決めて行く、ということになります。

上でも書いたように
白内障になった=すぐに手術、ということではありません。
白内障になっても長い間経過観察をするようなこともあります。

ただ、これも上でも書きましたが
白内障になってしまうと、
手術をしない限り、基本的には白内障自体が
治ることはなく、点眼薬などによる治療は
あくまでも、一時的なその場しのぎでしかありません。

もちろん、そのその場しのぎの治療は、
進行を遅らせ、食い止めるために非常に
有効ではありますが、最終的に治すことは
できない、ということになります。

そのため、下記のような場合は
白内障手術に踏み切ることになります

日常生活に影響の出る視力低下

白内障による視力低下が
日常生活に支障を出し始めた場合が
白内障手術のタイミングのひとつになりますね。

もちろん、眼鏡などで対処しても
良いのですが、当然のことながら
眼鏡による視力回復も一時的なものとなり
さらに白内障が進めば、眼鏡をかけても
見えなくなってしまうようなこともあるでしょう。

仕事を含め、日常生活に何らかの
支障が出たり「見えにくいなぁ」と
感じるようになったときは、
手術の一つのタイミングにはなるかと思います。

点眼薬治療は、見え方自体を根本的に改善
することは難しく、一度落ちた視力を
回復させることも難しいものになりますから
生活に支障が出てきた場合は
手術という選択肢を選ぶか、
眼鏡などを利用してもう少し様子を見るか、
ということになります。

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光がまぶしい

視力低下以外にも白内障の症状は
存在しており、”光がまぶしい”というのも
その症状の一つになります。

仮に視力自体は、日常生活を送るのに
不便なレベルになっていなかったとしても、
光がまぶしく、外出や日常生活において
非常に不便な状態になってしまっている場合は
手術に踏み切るような場合もあります。

これも、上記と同じように目薬などでは
改善は難しいですから
日常生活に支障が出てしまった場合は
手術を検討するしかありません。

”眩しい”に関しては
眼鏡での対応も視力以上に難しくなりますから
しっかりと判断していくようにしましょう。

仕事や資格に影響がある場合

日常生活を送る分には特に問題はなくても
仕事上、視力が求められるような場合や
運転免許などの更新・取得で、
視力が必要になる場合は
手術に踏み切る必要のあるケースもあります

運転免許に関しては眼鏡を利用して
片目0.3以上、両目0.7以上が出れば
(※普通免許のお話です)
条件に「眼鏡等」と書き込まれはしますが
免許を取得することは可能です。

ただし、眼鏡を利用してもその視力が
出ない場合は免許の更新・取得が出来ませんから
手術などをして改善させることが必要になってきます。

仮に、日常生活を送る上で、自分自身が不便に
感じていなかったとしても、このように
手術が必要になってしまうケースはある、
ということになります。

自分から希望した場合

上記に当てはまらなかったとしても
自分から手術を希望した場合に関しては
白内障手術が行われる可能性もあります。

もちろん、眼科医の先生が
必要だと判断すれば、ということにはなりますが
自分から白内障の手術を希望し、
先生と相談した上で、
「じゃあやりましょう」ということになれば
白内障手術が行われることも
あるでしょう。

この場合はしっかりと先生と話し合って
本当に手術が必要かどうか、
今、するべきなのかどうかを
見極めていく必要があります

まとめ

白内障手術は危険度がそれほど高くない
手術ではありますが
手術を行えば、どんな病気であっても
リスクというものは付き纏います。

人間の身体をいじるわけですから
何らかの後遺症が残る可能性も
決して0ではないわけです。

そのため、白内障に関しても
最初は点眼薬などによる経過観察が行われて、
必要であれば手術に踏み切る、という
かたちになります。

白内障になってしまった=手術というわけではありませんが
上のような条件に当てはまる場合は手術に
踏み切られる可能性もある、
ということは覚えておきましょう。

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