見え方がおかしいのに目に異常がない!原因は何なのか…?

目の見え方がおかしい…!
そう思って眼科に行ったのに
検査の結果「異常なし」となってしまうことも
あるかと思います。

確実に見え方がおかしいのに
「どこにも異常がない」
こうなってしまうと、とても不安ですよね。

私も実際に見え方に異常があるのに
(目に砂嵐のようなノイズが見える、残像が酷い)
目の検査も、脳の検査も全く異常がありませんでした。

では、異常がない場合、
考えられる原因は何なのでしょうか。

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異常がないけど見え方がおかしい!原因は?

目に粒粒のようなものが見えたり、光が見えたり、
視力が急激に落ちたり、黒いものが見えたり、
残像が残りやすかったり、眩しさに耐えられなかったり…
色々な症状が人によってあるかと思います。

通常、目の検査などを行えば、そういった場合、
何らかの病気や異常が見つかるものですが、
なかには、何の異常も見つからない場合があります。
確かに症状があるのに、何も見つからない。
これは、とても不安なことですよね。

原因不明の場合
「眼精疲労」だとか「精神的なもの」だとか
そういう風に片づけられてしまう可能性も高いのです。

では、実際のところは、何が原因なのか
考えられることをまとめてみました。

別の部位が原因の可能性

目の検査をして、何の異常もない、となると
異常が起きている場所が「別の部位」である可能性もあります。

代表的なのは「脳」でしょうか。
例えば脳梗塞や脳腫瘍などで、視野欠損を生じたり、
キラキラしたものが直前に見えた、などというお話も聞きます。
また、脳の血流の関係でギザギザした光が見える
「閃輝暗点」という病気もあります。
このように、目の見え方に異常があっても、その原因が目ではなく、
別の部位だということは実際にあることです。

そのため、原因不明で、目の症状が治らない場合
(症状にもよりますが)脳の方の検査もしておくことをおすすめします。
脳に脳腫瘍だとか、そういったものが隠れている可能性も
0ではないのです。
CT、もしくはMRI検査を受けておき、異常がないかどうか
確認しておくことは大切なことです。

脳の方にも異常が無ければ、別の原因が考えられます。

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精神的なものが原因の可能性も

原因不明、どこにも異常がない。
そんな場合は「精神的なモノ」が原因である可能性も
確かに否定はできません。
疲労、ストレス、何らかの不安感…
こういったものが原因で視力低下を起こしたり、
見え方がおかしくなることは実際にあります。

ただ、原因不明の方全てが「精神的なもの」ではありません。
異常がないのに見え方がおかしい!と悩んでいると中には
「それは気にし過ぎだ!」という人も居ます。
実際にそれが原因である場合も確かにありますが
そうでない場合もあります。

精神的なものの可能性も頭に入れておくことは大切ですが
必ずしもそうではありませんし、
周囲や眼科の先生に理解してもらえない、というのは
辛い事ですよね。

もしも、自分で精神的な可能性もあるのかな?と思った場合は
心療内科などを一度受診して試してみるのは良いとは思います。

検査では分からない目の病気

目の検査をしても、脳の検査をしても原因が見つからない目の病気、
というものは実は色々とあるのです。
そういった病気である可能性もあります。

この場合、眼精疲労だとか精神的なもので片づけられてしまう場合も
多いかとは思いますが
決してそうではなく「医療では見通せないどこか」に異常があり、
それが原因で目の見え方がおかしくなっている、というケースですね。

異常が見つからない病気としては
アーレンシンドロームや、ビジュアルスノウなどが挙げられます。
また、眼瞼痙攣(がんかけいれん)に関しても
目立つ異常が見つからないようなケースも。

脳波など、細かい部分まで検査すると、
何らかの反応がある場合もあるようですが、
上記のような病気の場合、一般的な眼科検査や
脳の検査では何の異常も見つからないことが多く、
結果的に「異常なし」とされてしまいます。

上のような病気の場合は、眼科の先生の中にも
理解してくれない人はいますし、
自分の周囲の人間からも「気にし過ぎだ」と言われるケースも
あるかと思います。

が、上記のような病気は実際に存在しており、
これは、精神的なものだとか、そういうことで片づけることの
できる病気ではありません。
どれに関してもはっきりとした治療法が解明されていないのも
特徴で、病気と長い闘いになる可能性もあります。
それぞれの病気の詳細はこちらからご覧ください!

どうすれば良いの?

異常なし、でも症状がある、という場合、
まず、目と脳の検査をしておけば、いきなり命に関わるようなことはありません。
その点は安心するためにも、両方の検査を受けておきましょう。

その後に関してですが
「理解してくれる先生」を探すことが大切です。
例えば、眼精疲労と決めつけるような先生ではなく、
症状の変化をちゃんと聞いてくれて、一緒に考えてくれるような先生。
こういった先生と出会うことが、治療において大切なことです。

眼科でも、心療内科でも、他の科でも構いません。
目の症状をちゃんと聞いてくれる先生、
そんな先生を見つけることが、大切です。

まとめ

もちろん、異常なしの場合、眼精疲労などである可能性もあります。
が、眼精疲労とはある意味では便利な言葉であり、
大事な所が見落とされてしまう可能性も。

異常がないのに、目の見え方がおかしい場合は
「脳など別の部位に何か問題がある」
「精神的な部分の問題」
「検査などでは分からない難しい病気」の
どれかである可能性が高いです。

決して幻覚などではありません。
理解して貰えないと、さらに不安になったりしてしまうと思います。
誰でも良いですから、理解してもらえる人を探すことも
1つの大切なポイントです。

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