涙嚢炎とは?涙の通り道が塞がれることにより起きる炎症!治療法は?

病気・症状

目には多種多様の病気や症状があります。

目、そのものが原因となるものもあれば、
睫毛だったり、涙だったり、
そして時には精神的な部分や脳が原因で
目に異常をもたらすことも、本当にあるのです。

そういった意味では、色々な要因で体調を崩し易いのが、
目、ということになりますね。

涙嚢炎(るいのうえん)は、涙の通り道がふさがれることにより
炎症を起こしてしまう症状です。
こちらについて、詳しく治療法などをご説明していきます。

涙の通り道が塞がれて炎症を起こす

涙嚢炎は、主に、涙の通り道が塞がれてしまったことにより、
涙が鼻の方に抜けることができなくなってしまい、
溜まった粘液に細菌が感染してしまい、膿などがでるように
なってしまう、というものになります。

放置しておくことによって、角膜への傷など、
他の病気に対応する際に障害となる可能性もある症状なので、
しっかりと眼科の診察を受けて、対処しておくことが
大切になるようです。
面倒でも、眼科に足を運んで、しっかりと治すようにしましょう。
放置しておくことで、結果的に目の症状をさらに悪化
させてしまうことにもなりかねませんから、
しっかり治療を行いましょう。

2種類存在!

涙嚢炎は大きく分けて2種類ほど存在しています。
「慢性涙嚢炎」と「急性涙嚢炎」の2つになりますね。
慢性涙嚢炎のほうは、涙の通り道がふさがってしまう
鼻涙管閉塞をベースとして発生するもので、細菌が感染したことにより、
常に膿が出ているような状態になってしまいます。

急性涙嚢炎のほうは、慢性涙嚢炎などがベースとなり、
その症状が急激に悪化してしまうものです。
こちらは強い痛みなどを伴うものになりますので、
どちらの場合も治療は必要ですが、なるべく早めに治療を
行っておくことが大切になります。

基本的に慢性のものになっている状態で、
突発的に急性のほうにもなってしまう、
という感じになるので、急性の症状が出てしまう前に
しっかりと治療してしまうことが大切になります。

原因は何なのか?

では、涙嚢炎になってしまう原因は何なのか。
それが気になるところだと思います。

まず、涙嚢炎の主な原因としては、
涙の通り道がふさがってしまう「鼻涙管閉塞」になっていることが挙げられます。
そのため、原因はこの鼻涙管閉塞だといっても良いでしょう。

では、鼻涙管閉塞の原因は何か、ということが大事になると思います。

原因としては、
・先天性のもの
・鼻の病気を起因としたもの(鼻炎やポリープなど)
・目の病気を起因としたもの(結膜炎など)

となります。
防ぐのは、なかなか難しいものも多いとは思いますが、
この段階で適切に治療を行うことで涙嚢炎に進んでしまうことを
防ぐこともできますから、おかしいな?と思ったら
早めに治療を行うことが大切になります。

なんでもそうですが、早いうちに治療を開始したほうが、
治りはよくなりますからね…。

基本的にはこの「鼻涙管閉塞」の治しておけば、
涙嚢炎の危険性はなくなりますから、
涙嚢炎にならないためには鼻涙管閉塞をどうにかする、
というのが大事なポイントになりますね。

どんな症状が出るの?

涙嚢炎には急性と慢性が存在します。
症状としては、「涙を貯める部分に膿が溜まり、その部分を押すことで
膿などが出てくる」というものが中心になります。

他に症状としては、
・赤く腫れて、腫れがその周囲に広がる
・腫れている部分やその周辺の痛み
・めやに

などの症状があります。
急性のものに発展してしまった場合、
このような症状が強く出るので、注意が必要です。

これらを放置しておくと、強い痛みに発展してしまい、
日常生活にも支障が出るレベルの痛みになってしまったり、
角膜を傷つける原因になってしまったりして、
角膜潰瘍などに発展する恐れもあります。
角膜潰瘍について詳しくはこちらをご覧下さい

角膜潰瘍になってしまった場合も、放置を続けたりすれば
最悪の場合は視力障害だとか、失明のようなことにも
なってしまいますから、その点に関しては
厳重な注意が必要になります。

怪しいなと思ったらどうすれば?

上記の症状を見て、怪しいな、と思った場合は
まず眼科を受診することです。
皮膚科や耳鼻科と迷う方もいるかもしれませんが、
この病気に関して言えば、眼科で間違いありませんので、
眼科を受診するようにしましょう。

放置しておいても、失明するような病気ではありませんが、
かと言って放置してよいか?と言われれば
そうではありません。
早めに眼科での治療を受けることが早期回復への
ポイントにもなりますから、
しっかりと治療を受けるようにしましょう!

どのように検査をするの?

検査方法は眼科によって異なる場合がありますが、
涙点から生理食塩水を注入し、涙点から、それが逆流してくるかどうか、で
判断を行うようです。
もしも、食塩水が逆流してくるようであれば鼻涙管閉塞の疑いが強く、
逆流してくる水に膿が混じっているようであれば、
既に涙嚢炎になっている、ということが確認できます。

何の異常もない場合は、逆流することなく、
正常に体内に吸収されます。

この検査に関しては痛みや苦痛はなく、
すぐに確認できる検査になっているので、
不安に思ったり、心配する必要はないかと思います。

涙嚢炎の治療方法は?

治療方法としては、慢性のものと急性のもので若干異なります。

慢性の場合は、抗生物質や、消毒液を用いて涙嚢の洗浄を
行うことで、一時的な治療ができるようになっています。
ですが、この方法では根治することは難しく、
涙嚢を摘出する手術を行ったり、
そもそもの原因となっている鼻涙管閉塞の治療を行わない限り、
何度でも繰り返す危険性があります。

急性の場合は、抗生物質の内服、注射を行い、
場合によっては切開手術により、膿を取り出す必要があります。
急性で出た症状を抑えた後に、慢性の治療や、
鼻涙管閉塞そのものの治療を行います。
これらを治療しない限り、急性の症状を一時的に抑えたとしても、
また再発する可能性があります。

涙嚢炎自体の治療は、あくまでも一時的なものであり、
最終的には原因となる鼻涙管閉塞そのものの治療を行うことが
鍵となる、ということになりますね。

ちなみに、そもそもの元凶となっている
「鼻涙管閉塞」を治療する方法ですが、
こちらは手術による治療がメインとなっています。

放置しておくと…?

涙嚢炎を放置しておくと、膿が外に出て、自然と治ることも
あるようですが、それはあくまでも一時的なものであり
根治しているわけではありません。
原因となっている鼻涙管閉塞を治療しない限り、
何度でも繰り返すでしょう。

放置しておくと、危険な急性涙嚢炎に発展したり、
角膜を傷つけてしまうことにより、
角膜潰瘍などに発展してしまう可能性もあります。
可能性は少ないとは思いますが、
調子が悪くても、放置!放置と続けていれば
最悪の場合は失明してしまう可能性も0ではありません。

そのため、放置するべき病気ではありませんし、
しっかりと、治療を受け、ちゃんと回復させる
必要がある病気になります。

まとめ

根本的な治癒は難しい病気です。
この病気自体への治療は”その場しのぎ”のものになりますから、
根本的にこの病気を治癒させるためには
鼻涙管閉塞のほうを手術で治癒させるしか
方法はありません。

手術と聞くと、嫌な気持ちになるとは思いますが
これを治さない限り、何度でも同じ症状が
出てしまうことにもつながりますから、
しっかりと眼科の先生と話し合って、
根本的に治療してしまうことをおすすめします。

いずれにせよ、くれぐれも病気を放置したり
しないようにしましょう。