開眼失行・開瞼失行症とは?目を開けるのが困難な状態!

病気・症状

開眼失行・開瞼失行症とは、
目を開けることが困難になってしまう状態を言います。

これは、眼瞼痙攣(がんけんけいれん)と併発することも多い
病気のようですが、
情報がとても少なく、知名度の低い病気です。

その症状は「目を開けることが困難になってしまう」という
病気であり、日常生活に大変な支障を及ぼす病気になっています。
眼瞼痙攣と併発して発生することも多いようです。
(※眼瞼痙攣の詳細はこちらをご覧ください

こちらの病気について、情報をまとめていきます。

どのような病気なのか?

開瞼失行とは、
目は正常であるにも関わらず、開眼することが困難になってしまい、
結果的に目の機能が失われてしまう状態です。

”失行”とは「運動可能であるにも関わらず合目的な運動が出来ない状態」と
されており、開瞼失行は、言葉のとおり、目は見えているのにも関わらず
目を使うことができない、という非常に苦しい病気です。

知名度はとても低く、ネットなどで情報を集めても、
ほとんどその情報は出ていない病気となっています。

原因は何なのか?

原因についてはパーキンソン病や脳梗塞などが原因の場合も
あるようですが、検査をしても、脳に異常が見つからないケースも
あるようです。つまりは原因不明、ということになります。
いずれにしても脳の何らかの部分に異常が発生し、
瞼をあげることができなくなってしまう、という状態と考えられます。

眼瞼痙攣と併発することも多いようですが、
この病気単体で発症することもあるようです。
とにかく、目を空けることが困難になってしまうため
日常生活に大きな支障を及ぼしてしまうのです。

目が開けられない症状!

こちらの病気の症状としては
「目を開けることができない」という症状です。
何らかの脳のトラブルにより、上瞼をあげることができずに、
目を開くことが困難になってしまう、ということですね。

手で目を引き上げたり、手術などによって強引に
目を開けることもできるとのことですが、
あくまでも一時的なもので、また目を閉じてしまうと、
開けにくい状態を繰り返します。
また、ずっと閉じているわけではなくふとした瞬間に
目を開けられるようになったりする患者さんも
いらっしゃるとのことです。

症状は人によって差異がありますが、
いずれにしても、目を開けにくい状態になってしまうのは
大変つらいことです。

なお、眼瞼痙攣との識別は可能になっており、
併発するケース、単体のケースなどがあるようです。

目が開けにくく感じたら?

目を開けにくくなる病気はいくつか考えられますが、
まずは眼科を受診するのが良いかと思います。
ただし、しびれだとか、他の異常な点がある場合、
症状によっては脳神経外科系統を受診するのも
良いかと思います。
自分の症状に応じて、判断しましょう。

また、眼科の先生によっては、理解してくれない先生も
居る可能性があります。
そういった場合は、理解してくれる先生を
探す必要があります。
知名度の低い病気での治療で、特に大切なのは
”先生との信頼関係”です。
この先生になら、自分の体調を託せる、
という先生を見つけ出すことも治療のポイントです。

治療方法は…

治療方法に関しては「確実に有効性のあるもの」は
存在していないというのが現状です。
まだまだ知名度が低い事もそうですが、
なかなか研究も進んでいないようです。

現時点で行われている治療法としては
・注射(ボツリヌス)による治療
・内服薬、目薬などの利用(ほぼ効果が無いとの情報も)
・手術などによる開眼

が、挙げられています。
内服薬や目薬等に関しては気休め程度のもので、
大きな効果は発揮せず、根本的な解決にはなりません。

次に、注射に関しても、効く人も居れば効かない人も
居ますし、根本的な解決にはなりません。
副作用のリスクなどに関しても心配です。

手術による開眼に関しても、根本的な原因は
脳の機能の問題ですから、一時的なその場しのぎになってしまいます。

現時点では「これをすれば治る!」というものが
存在していないのも、難しい点の一つです。

パーキンソン病に合併して発生している場合は、
パーキンソン病に対する薬で、改善する場合もあるとのことですが、
単体での症状の場合、有効手段は現時点では見つかっておらず、
今後の研究が待たれます。

こう書くと希望を失ってしまうかもしれませんが、
あくまでも「治療法不明」であり「治せない」と決まったわけではありません。
世の中にはなってしまうと「治せない」病気も存在しますが
「治療法不明」であれば、何がきっかけで治るか分かりませんし、
今後の研究によっては治療法が確立される可能性だってあるのです。

後ろ向きに考えることは、どんな病気に対してもマイナスになります。
前向きに…は難しいかもしれませんが、少しでも明るい気持ちに
なるように心がけることも大切です。

まとめ

目は見えているのに、見えない…。
瞼を開くことができないから…。
これは、想像を絶する苦しみだと思います。
人は生きていると、自分にあるものを「当たり前」だと思ってしまいがちですが、
瞼だって、脳の一部分に異常が生じれば開かなくなってしまうのです。

目に異常が見られないことも多く、
周囲は「気のせいだ」「気の持ちようだ」みたいなことを言う人もいるかも
しれませんが、そんな問題ではないのです。

当たり前のことが、当たり前のようにできなくなってしまう。
これは、大変つらいことですし、身近にそういう方が居る場合は
サポートをしてあげることも重要です。