眼瞼痙攣とは?目が開けにくい場合はこの病気かも?対処法を解説!

病気・症状

眼瞼痙攣(がんけんけいれん)と呼ばれる目の病気ー、

これは瞬き、瞼の異常から始まり、
最終的に目を開けにくくなったりと、辛い症状を
伴う病気です。

眼球の異常ではないのですが、
重症化してしまうと、瞼が閉じたままの状態になってしまい、
目は見えているのに、瞼が正常に動かない為に
実質上の失明状態になってしまう、という恐ろしい病気になります。

この病気について、
原因や治療法、症状などをまとめていきたいと思います。

どのような病気なの?

眼瞼痙攣は、眼球自体の異常ではなく、
瞬きや瞼、その周囲の筋肉や指令を送る部分の異常で
あるとされています。

しかしながら、目の不快感や、目を開けにくいと言った症状、
重症の場合は、上でも書いた通りに、
目を開けられなくなってしまうケースなどもあり、
視力はあっても、目が見えない、などという状態になってしまう
可能性もあるのです。

そのため、怪しいな、と思った場合は
しっかりと病院で診察を受けることが大切になります。

この病気の原因は何か?

病気の詳細な原因までは分かっていません。
脳の一部分の異常、と言われていますが、
何が引き金になって、この状態になってしまうのか、ということが
はっきりとは断言できない、ということになります。

原因として挙げられているものは、
・薬の副作用など(睡眠薬や安定剤など)
・精神的なストレスによるもの
・外傷によるもの
・遺伝子の異常
・感染症
・他の病気が原因のもの(パーキンソン病など)
となります。

が、上記の条件を満たすと必ずこの病気にになってしまう、
というわけではなく、なる人も居れば、ならない人も居ます。
決定打となってしまう原因については、不明、ということになります。

年齢的なお話をすると、
40代以上の方に多く、また、男女どちらも発症しますが、
女性の割合の方が多いとのことです。
年齢的に怪しいな?と思うようになってきたら、注意はしておきましょう。

症状は色々なものがある…

眼瞼痙攣の症状は色々です。
最初はぴくぴくするような感じから始まり、
最悪の場合は、目が開けられなくなる、という恐ろしいものです。

症状として挙げられているものを下記にまとめておきます。

・まばたきが増加する
・まぶたがピクピクする
・まぶしく感じる
・目がショボショボしたり、乾いたりする
・目を開けるのをつらく感じる
・目に異物感がある
・目をつぶっていた方が楽に感じる
・手を使わないと目を開けられなくなる
・目が開けられなくなる(重症の場合)

となります。
ドライアイだとか、そういったものに酷似した症状が
初期症状として出ますが、
次第に「目を閉じていた方が楽」「目を開けてられない」と
言うような症状が出てきます。

ギューっと目が閉じてしまうような状態にまで
なってしまう場合もあり、
目をあけるのが困難になってしまう場合もあるため、
注意が必要です。

このあたりの判断は、眼科医の先生とよく話しながら
行う必要があります。

異常を感じた場合は?

上記のような症状を自覚し、異常を感じた場合に関しては
早急に眼科を受診しましょう。
幸いにも、治療方法は複数種類存在するので、
適切に治療を受ければ、目が開けられなくなってしまうような
状態になってしまうことはないでしょう。

初期症状のピクピクや目の異物感、まぶしいなどの
症状が出てきた場合は、眼科を受診することをおすすめします。
ある程度、様子を見ても良いかとは思いますが、
症状が悪化していく様だったり、しばらくたっても
治るような雰囲気が無い場合は、眼瞼痙攣の可能性もありますし、
他の病気の可能性もありますから、
眼科で検査を受けることが先決になります。

どのような検査をするの?

眼科では、まず他の病気の可能性もありますから、
眼科検査(眼圧検査や場合によっては眼底検査なども)が
行われます。
その上で、問診などを行い、この病気の疑いがある、
となった場合に関しては
瞬目試験(しゅんもくしけん)という検査が行われて、
この病気かどうかを判断します。

また、脳系統の原因が疑われる場合に関しては、
CTやMRI検査を行う場合もあります。
この病気の場合だと、CT、MRIでは異常は
見つかりません。

なお、「ドライアイ」と間違えられやすい病気でもあり、
ドライアイと診断されてしまうこともあるようです。
(非常に判断が難しいのがこの病気のようです)
が、基本的にドライアイには「目を開けにくい」だとか
「目を閉じていた方が楽」のような症状は聞きませんから、
眼科の先生からドライアイと診断されていて、ドライアイ治療を
行っても改善せずに、悪化していくようであれば
先生と相談してみた方が良いかと思います。
ドライアイに関しての詳細はこちらをご覧ください)
本当にドライアイであれば良いですが、仮にこの病気だった場合、
ドライアイ治療を行っても効果が出ない場合がほとんどです。

眼瞼痙攣の治療方法は?

この病気の治療方法はあるのでしょうか。
治療方法としてはいくつか存在しており、
この病気になってしまったら、最終的に目が開かなくなってしまう、
ということではなく、適切な治療をすることで、
その最悪の事態を避けることができます。

ただ、根本的な治療方法がないため、
眼科で定期的に治療を続けていくことが必要となります。
下記に、主な治療法を記載します。

・ボツリヌス療法
目周囲の皮膚にボツリヌス菌から作り出される毒素を少量注射し、
目を閉じる力を弱める、という方法です。
ただし効果の持続が数か月なため、繰り返し行う必要が出てきます。
これにより、効果が持続している間は目を開けやすくなりますが、
繰り返し注射をしていると抗体が出来てしまい、逆に
目を開けられなくなる、などの副次的作用もあるようです。
実際に受けた方のお話を聞くことができましたが、
その方は「少しずつ閉じる力が弱まってきている」のを
感じることができているようです。
ボツリヌス療法の詳細はこちらでご確認ください)

・薬物療法
内服薬、点眼薬による治療を行う場合もあります。
しかしながら、効果に関してはあくまでも
軽い気休め程度のものとなり、大きな効果を発揮するものでは
ありません。症状が悪化する場合は、他の治療方法を
選択する必要が出てきます。
また「かえって症状を悪くする」場合もあるようなので、
医師の監督のもと、経過観察が必須です。

・手術
場合によっては外科的な手術も行われます。
しかしながら、手術によって見た目が変わってしまったり
再発する可能性も0ではありません。
手術の方法は複数種類存在しており、眼科医の先生が、
個別の患者ごとに判断を下すことになります。

・クラッチ眼鏡の利用
・遮光レンズの利用
・内服薬が原因の場合、それの減量及び使用停止

これらの方法で治療を行っていくことになります。
が、完治させるというのはなかなか難しく、
その場その場に応じて対処していくことになります。

なお、この病気は「自然治癒」するようなものではないので、
その点に関しては注意しなくてはなりません。

放置しておくと目が開かなくなる

説明してきたとおり、重症化してしまうと
最後には目を開くことができなくなってしまいます。
そのため、視力はあっても失明同然の状態になってしまうほか、
目が完全に開かないわけでなくても、
目が開けにくかったり、見えにくかったりするわけですから
交通事故などの懸念もあるようです。

上でも書いた通りに治療方法はありますから、
症状の部分に書いたような症状が出てきてしまっていたり、
目が開けにくい、閉じていた方が楽、というような症状が
出ている場合に関しては、早めに眼科を受診しましょう。

まとめ

視力はあるのに目が開けられなくなってしまう…
考えただけで、恐ろしい病気ですよね。
ドライアイとも間違えられやすく、初期の症状は
他のあらゆる病気でもあり得る症状なので、
特定は初期の段階ではなかなか難しいのも事実だと思います。

が、眼科の先生としっかり話し合いつつ、
この病気の可能性が高い場合、眼科にしっかりと通って
治療を続けていくようにしましょう。
放置は、絶対にしてはいけません。
目が開かなくなってしまってからでは、治療も難しく、困難になります。