巨大乳頭結膜炎とは?コンタクトレンズによって引き起こされる症状!

巨大乳頭結膜炎(きょだいにゅうとうけつまくえん)とは、
主にコンタクトレンズを使用している人が
発症しやすい結膜炎の一種です。

通常の結膜炎とは異なる特徴もあり、
もしも発症してしまった場合は
眼科の先生と相談しながら、しっかりとケアをしていくことが
必要になる病気です。

では、この病気の概要と
原因、症状、治療法、放置しておくとどうなるかなどの
基本的な部分について、それぞれ解説していきます。

スポンサーリンク

どのような病気なの?

結膜炎の一種ですが、通常のものとは異なり
まぶたの裏側にブツブツのようなものが出来るなど
この病気独自の特徴を持っています。

また、原因に関しても
コンタクトレンズの使用などが原因となっており
少し特殊なタイプの結膜炎になりますね。

主にコンタクトレンズを利用している方に
起きる病気なので、
コンタクトを利用している方は正しい使用方法を守って行くことも
大切なポイントの一つになります。
間違った使い方をしていたり、不潔な使い方をしていると
この病気に限らず、他の病気を引き起こしてしまう可能性は
充分にありますから、注意することが必要になります。

原因は主にコンタクトレンズ

巨大乳頭結膜炎の主な原因は、コンタクトレンズ関連に
なっています。
通常のアレルギーだとかそういったものによって
引き起こされる結膜炎とは少し異なるものに
なっていますね。

どのようなことが原因になるのかと言うと…

・コンタクトレンズの長時間の使用
・コンタクトレンズの不適切な扱い
・ケアをせずに長期間コンタクトを使用する
・不清潔な状態でコンタクトを使用している

などなど、
コンタクトレンズに関係する原因がほとんどになります。
コンタクトの間違った使い方によって引き起こされる病気は
他にもありますから、医師の指示に従って
しっかりとした扱いを心がけていく必要があります。

ちなみに
コンタクトレンズ以外の部分が原因となることも
全体的に見れば少ないですが、あるにはあるようです。

・何らかの手術を行った後の縫合用の糸が原因となるもの
・何らかの異物が目に入り込んだ場合
・義眼を利用している場合

この場合、コンタクトレンズをまったく使ったことがなかったとしても
発症する可能性はありますから
コンタクトを使っていない=発症しない、
というわけではありません。

スポンサーリンク

その症状は?

巨大乳頭結膜炎ではどのような症状が出るのでしょうか。
症状に関しても、それぞれ見ていきましょう。
基本的には、目の不快症状がほとんどですが、
この病気の特徴である
「上まぶたの裏側に乳頭と呼ばれるブツブツができる」
のを筆頭に、
下記のような症状も出現します。

・ゴロゴロしたような異物感
・目の不快感
・目のかゆみ
・目やに
・コンタクトレンズがずれやすくなる
・コンタクトレンズが汚れやすくなる

このような症状になりますね。
目の不快症状がメインになりますが
放置しておけば悪化することになってしまうために
しっかりとした治療を行っていくことが
大切になる病気です。

もしも怪しいなと感じたら?

もしも、目がかゆくなってきたり、
瞼にブツブツが出来たり、
当てはまるような症状が多く、
かつ、コンタクトレンズも利用している場合に関しては
この結膜炎を発症している可能性も高いかと思いますので
悪化する前に、眼科の診察を受けた方が良いかと思います。

そのまま放置しておけば悪化してしまう可能性も十分にありますし、
もしかすると他の病気の可能性だって否定はできません。
怪しいと感じた場合は、早めに眼科の診察を受けた方が
良いでしょう。

また、コンタクトレンズを利用していない場合に関しても、
目のかゆみだとか異物感、
そういったものが長く続いたり、次第に悪化していくような場合は
巨大乳頭結膜炎の可能性はなくとも、
眼科の診察をしっかりと受けておいた方が良いかと思います。
かゆみや異物感から始まる病気は
他にもたくさんありますし、中には放置しておくことで
角膜に傷をつけてしまうようなものもありますから
コンタクトをしていない場合に関しても
症状が続いたりする場合は要注意です。

検査方法は?

検査は眼科の基本的な検査が行われることに
なるかと思います。
視力検査などの一般的なものから、
角膜に傷がついていないかを顕微鏡で確認するなどの
検査が行われていき、
目の状態などから病気を診断する、というかたちに
なるのではないでしょうか。

検査方法などに関しては眼科で
症状に応じて先生が判断して下さると思いますから
その指示に従って検査を受けていくようにしましょう。
特別怖い検査だとかそういうものはないと思いますから
その点に関しては安心して下さい。

スポンサーリンク

治療方法はあるの?

治療方法はしっかりと用意されています。
基本的にはコンタクトレンズの扱い方に関する
変更を行い、
それに加えて、点眼薬などを利用することで
治療をしていくようにします。

また、コンタクトレンズはその後も使うと思いますから
コンタクトの扱い方を、先生と相談しながら
しっかりと考え直していく必要があるのも事実でしょう。

薬としては、アレルギー用の点眼薬などが
用いられますが、場合によっては
(点眼薬だけで対応しきれない場合など)
除去の治療が行われる場合もあります。

コンタクトレンズの使用方法のケアと改善、
出ている症状に対する点眼薬などでの治療を
しながら回復を待つ感じになりますね。

放置しておくとどうなる?

症状を放置しておけば、
当然のことながら次第に悪化していきます。
コンタクトレンズの使用方法に問題がある場合に
関してはそれを改善しない限り、どんどん悪影響が
広まっていってしまいますから、
その点に関しても注意をするようにしなくてはいけません。

原因となっている部分をしっかりと知り、
それを改善しなければ、症状の更なる悪化や、
一度回復したとしても、再度同じことを繰り返す
結果になってしまいますし、
そういったことを繰り返していれば、
最終的には目に傷をつけてしまい、
別の病気などに繋がっていく可能性も
十分に考えられますから、その点に
関しては注意しておかなくてはなりません。

症状が出た場合は、放置せずに眼科を
受診することが基本的なポイントになるのではないかと思います。

コンタクトレンズの使い方で予防!

この病気は予防することもできます。
もちろん、どんなに注意していても、
100パーセント防ぐことは、コンタクトレンズを使う以上、
難しいことではありますが
それでも、扱い方をしっかり理解し、
使っていくことで、この病気になるリスクを
減らすことは可能です。

また、メガネという選択肢も一つの方法ではあります
基本的に原因の大部分はコンタクトレンズに
よってもたらされている病気ですから、
メガネでも代用できる場合は、
コンタクトレンズではなく、メガネを利用するのも
1つの方法ではあると思います。

勿論、コンタクトが悪い!というわけではありません。
用法をしっかりと守り、利用していけば、
コンタクトレンズも便利なものですから
自分で色々な面を考えつつ、判断していくことが
重要になるかと思います。

まとめ

コンタクトレンズを使っている方は
このような結膜炎の1種もある、ということは
頭の片隅にでも入れておくように
すると良いかと思います。

もしも、症状が出てしまった場合は
早めに眼科で診察を受けて、
悪化する前に治療を行ってしまうのが、一番理想の
カタチではないかと思います。
どんな目の病気でも放置しておくことが
プラスに転がることは基本的にはありませんから、
しっかりと対応をしていくようにしましょう。

タイトルとURLをコピーしました