「面接」でビジュアルスノウのことを言うべきかどうか、元店長が解説!

アルバイトや就職など、
「面接」を受ける際に
「自分がビジュアルスノウである場合」、
そのことを伝えるべきかどうか…

実際に私はお店で店長をやったことも
ありますので、実際の面接経験をもとに、
採点に影響する可能性があるのかどうか、
伝えた方が良いのかどうかを解説します。

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面接で伝えるべき?それとも言わないべき?

これは、結論から言えば
ビジュアルスノウに関しては
面接においては「言わないほうがいい」というのが現実です。

「ビジュアルスノウ」のことを話しても、
基本的に面接を受ける側にとっての
メリットになる可能性は非常に低く、
寧ろデメリットになる可能性の方が非常に高いためです。

また、実際、仕事関係でビジュアルスノウの影響が
あるかどうか、と言われれば、
仕事によっては全くないと思いますし、
自分がビジュアルスノウだと分かっていれば、
例えば「運転は危ないな…」と思うのであれば
運転の仕事に自分から応募することは
あまりしないと思います。

ですので、”面接先にビジュアルスノウだと分かってもらう必要”自体が
そもそもあまりない、というのが事実です。

各ポイントについて、詳しく解説していきます。

面接における評価はどうなる?

面接の担当者によって
採点基準は異なります。
そのため、これは、面接相手によっても
大きく変わってくる部分にはなりますが、
少なくとも「プラス」になる可能性は残念ながら
”かなり低い”です。

多くの場合”変化なし”か、”マイナス”になります。

基本的には、ビジュアルスノウのことを話せば
”マイナス”になると考えて下さい。

と、いうのも、ビジュアルスノウのことを
多くの人は知りません。
仮に理解していたとしても、
やはり、”体調面に不安がある”ということはマイナスになります。

私自身”太陽の光に当たると湿疹だらけになってしまう”という症状と
ビジュアルスノウがありますが、
太陽の光云々の話をしたバイト面接は
何十件と落ちました。

どんなに綺麗事を言っても、
”雇う側”からしてみれば、
”少しでも不安要素の少ない人間”を採用するものです。

病気や体質面だけではなく
「性格」「雰囲気」「現在の職業など」「自宅までの距離」など、
あらゆる部分で”一番不安要素の少ない人”を選んでいく、
というのが面接の一つの目的です。

差別する、とかそういうことではなく、
病気や体質の不安を持っていれば、
それは、”採用する側”とすればマイナスになるのは、
私自身もそういう不利な要素を持っているので
悲しいことではありますが、
現実的には、事実になります。

例えば、全く同じ人間がいたとして、
”ビジュアルスノウです”と言ってきた人間と
”健康上問題ありません”と言ってきた人間…
”それ以外の部分は全て同じ”だったらー…。

現実的に採用されるのは、ほとんどの場合、後者の方になります。
(たまたま採用担当者がビジュアルスノウだったりすれば分かりませんが
そうでなければ、ほぼ確実に後者の方が選ばれるでしょう)

そのため、面接でビジュアルスノウのことを
相手に伝えるメリットは”仕事上、どうしても伝えておく必要がある場合”を
除き、ありませんので、
伝えなくても大丈夫であれば、伝える必要はありません。

ビジュアルスノウは、人からなかなか理解してもらいにくい症状であり、
その理由の一つが「他人からは症状が見えない(実際に体験することができない)」
と、いうものです。

以前からこの理由は何度も書いていますが、
逆に言えば”自分から言わない限り、バイト先からバレることはない”と、
いうことも意味します。

少なくとも、外見から「この人はビジュアルスノウだ」と
判断することは困難であり、現実的ではありません。

言わなければ、バイト先が「どうして隠していたんだ!?」みたいな
ことになることは、絶対にありませんので、
言わなくても大丈夫なら、言わない方が
”バイトの面接”という点においては、有利になることは確かです。

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言わずに採用されても問題ないの?

ビジュアルスノウのことを伝えずに
採用されても問題ないのかどうか。

これは、基本的には問題ありません。
仕事上に極端に影響するような業種を選んでいるなら
話は別ですが、
そうでない場合は、自分自身は辛い症状で
苦しんでいても、周囲には基本的にはバレません。
私も、ビジュアルスノウの症状には特に1年目は
非常に苦しまされましたが、それでも”外から見れば”
何も分からなかったと思います。

ビジュアルスノウで仕事ができなくなってしまう…
と、いうようなことがなければ
面接でわざわざ伝えたりせず、そのまま採用されても
問題はありません。

伝えても、症状が辛いことは変わりませんし、
↑でも書いたように、残念ながら採用される
可能性が下がってしまうだけです。

伝えてもあまりプラスがない

ビジュアルスノウであることを、面接先の
担当者に伝えても、
残念ながらプラスになることはあまりなく、
相手が治療をしてくれるわけでもなく、
カウンセリングをしてくれるわけでもなく、
「大変だと思いますから仕事を減らしておきますね」なんて
言うこともありません。

「大変だから仕事減らしておきますね」という必要があるぐらいなら、
職場側としては「違う人」を採用します。
私もビジュアルスノウや、その他の病気で心苦しいですが
採用する側の立場になって考えてみれば、
そうするしかない、という気持ちは分かると思います。

そのため、伝えることによって
採用、という面では非常に不利になることが予想されます。
この点はよく覚えておいた方が良いと思います。

イヤな話ではありますが、
現実から目を背けていても、前に進むことはできません。

伝えたら採用されないということ?

そういうことではありません。
私も、先ほど書いたように、”太陽の光に当たると湿疹が出来てしまう=当たれない”
という症状があり、それを伝えていましたが
(※これはビジュアルスノウとは違い、もはや隠すこともできないので…)
数十件にも及ぶ面接の末に、ようやく採用してもらうことができました。

ビジュアルスノウに関しても伝えることで
”不利”になってしまう可能性は残念ながら高いですが
かと言って”絶対に採用されないかどうか”と言われれば
答えはNoです。

「他の部分で印象を良くして、
 ビジュアルスノウによるマイナスを上塗りするプラス」があれば
当然採用されると思いますし、
そうでなかったとしても、
他に応募人数が少なかったり、
他に応募してきた人が、微妙な感じだったりすれば
採用される可能性は十分にあります。

ただし、これまで書いてきた通り”不利”になることは
間違いないので、もしもビジュアルスノウのことを伝える場合は
その点は考えておく必要があります。

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仕事に影響ないと伝えてもマイナスになる可能性

面接中にビジュアルスノウについて伝えて、
”仕事には影響がないので”と付け加えたとしても
やはり、マイナスになる可能性は高いです。

何故ならビジュアルスノウは知名度が低いために
社会では現時点で”そう言われても具体的にイメージできない”人が
かなり多いです。

そのため”仕事は普通にできる”と言われても、
採用する側としては「一応、他の人にしておこうかな」と
いうことになってしまいかねません。

そのため、仕事に影響がないのであれば
最初から言わない方がいい、というのが答えになります。

まとめ

私も体質上で特に(私の場合は隠すこともできない)苦労し、
面接は何十件も落ちました。

しかし、ビジュアルスノウは”隠す”こと自体は
十分に可能だと思います。
私もビジュアルスノウで、非常に辛い思いをしましたが、
今後、もしも何か面接を受けるような機会があれば、(なさそうですが…)
絶対に自分からは言わないと思います。

店長経験もあるので、言えばどのような影響が
あるか、私自身には嫌なことではありますが、よく分かります。

ビジュアルスノウに関しては、少なくとも面接においては
言わなくて済むなら、言わない方が良いです。

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