理解されない視界の砂嵐!ビジュアルスノウとへの無理解と誤解!

目の病気には色々なものが存在していますが、
その中には知名度の低い病気が多く存在しているのも事実です、

視界に砂嵐が見えてしまう症状
「ビジュアルスノウ」もそのうちの一つです。
(小雪症候群・雪視症とも呼ばれます)

これまでにも、当サイトでは色々なビジュアルスノウ関連雄
情報を書いてきましたが、知名度が低いため、
実際に診断される可能性は非常に少ないです。

そもそも”病気”としている人も居れば
”視力障害”
”脳機能障害”と考える人もいるほか、
”精神的なもの”あげくのはて”気のせい”と考える人まで
存在するのが事実です。

ビジュアルスノウの診断を受けるためにはどうすれば、
そして、どう誤解されるのか、私の経験などをもとに
まとめていきたいと思います。

※こちらでは誤診と診断を受ける方法を重点にご案内していきます
ビジュアルスノウ全体のお話については
ビジュアルスノウとは何か?の記事の方をご覧ください!

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知名度が低いために診断は難しい

「ビジュアルスノウです」と診断されるような
ケースは、まずありません。
それは、これが病気として認定されていないほか、
そもそもの知名度も低いためです。

砂嵐が見えている当事者の一人として、
私は病気として一般に広まり、砂嵐を不安に思う人が
一人でも少なくなり、その上で欲を言えば
研究なども進んでいけば嬉しいとは思います。
(病気と呼ばれるのがつらい人が居ましたらすみません)

ですが、現状ではなかなかそうもいかず、
眼科などでの診断においても、
誤解されてしまうことも多いのが現状です。

もちろん、砂嵐のようなものが見えるから
100パーセントビジュアルスノウとは限りません。
まずは、他の異常がないかを確認することは大切です。
ただし、目や脳の検査を行っても、何の異常も無かった場合、
間違った診断を受けることになってしまうケースは多いです

別の病気と診断されるケースが多い

ビジュアルスノウの症状を訴えても、
こちらから言わない限り、別の病気だと診断される
可能性が高いでしょう。
もちろん、こちら側からいきなり”ビジュアルスノウだ”と
決めつけるような行為はよくありませんが、
色々検査して何も出てこない場合、この可能性は高くなります。

眼科・病因などでは、下記のような診断をされる
ケースがあります。

・飛蚊症(ひぶんしょう)
黒い糸くずのようなものや、虫のよなものが浮遊して見える
症状ですね。「砂嵐」だとか「粒粒が見える」とお話しすると、
飛蚊症と判断されてしまうケースも多いです。
ただ、私は飛蚊症も持っていますが、両方の見え方は明らかに違いますし、
判別することは容易です。
ただ、それでも粒・点などが見える症状は
飛蚊症として片づけられてしまう可能性もあります。

・眼精疲労(がんせいひろう)
目に疲れが蓄積しているからそういう症状が出ている、
と言われてしまうこともあります。
私は実際にそう言われました。
眼精疲労とは、幅広い症状が出るものですが、
判明、よく分からない症状のときや、検査などで異常が
見つからなかった場合などは、そのまま「眼精疲労」で
片づけられてしまうケースがあるのも事実です。
目を休憩させたり、目薬などを使っても一向に改善しなければ
この可能性は薄いと考えても良いでしょう。

・ドライアイ
涙に起因する症状で、涙の量などが減ることにより
発症します。こちらの症状も、目の全体的な不快感などが
発生し、幅広い症状が出るものです。
原因不明の場合、とりあえずドライアイや眼精疲労に
されてしまうケースはあるようです。
(私の場合は眼精疲労でしたが…)

・精神的、気のせい
「気にし過ぎ」「精神的な疾患」
そう、判断されてしまうこともあります。
とある病院では”飛蚊症(そもそも飛蚊症じゃない)なんて
誰にでも見えるし、気にしなくて大丈夫”と言われています。
飛蚊症とは違う砂嵐のようなもの、と説明しましたが、
飛蚊症のかたちは人それぞれ、と、飛蚊症扱いになってしまいました。
この病院の先生からすれば、私は気にし過ぎの患者だったのでしょうし、
精神的にやられている、と思われていたかもしれません。
ビジュアルスノウの併発症状の一つの「残像」(出ない人も居ます)
に関しても「気のせいだよ!」と言われたことがありますね…。

・先生も頭を抱える
私が行った眼科の一つでは、先生も頭を抱えてしまいました。
「う~ん」という感じです。
「どうしてだろうね~?」と言われましたが、そう聞かれましても…汗
みたいな状態でした。
それだけ、知名度が低く、未知の症状、ということになります。

このように、ビジュアルスノウと直接診断されるような
ケースは少なく、眼精疲労、飛蚊症などを筆頭に
他の病気だと”勘違い”されてしまうケースは、多く存在しています。

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診断してもらうためにはどうすれば?

ビジュアルスノウでも、小雪症候群でも、雪視症でも、
どれでも基本的には同じことですが、
とにかく病名を診断された方が安心する、という人間心理は
ある人にはあると思います。

では、ビジュアルスノウと診断されるためには
どうしたら良いのか。

まず、基本的に眼科に行ったり、
病院に行ったりして、普通に診察を受けるだけで
ビジュアルスノウですね、と言われることは
まずありません。
現在では知名度が低いですし、そもそもいきなり診断するようなものではありません。
ちゃんと、各種検査をして、異常が出ないことを確認した上で、
出ている症状などを判断し、医師が判断する、というのが理想的な
カタチになるかと思います。

診断されるためのポイントを書いておくと、

・検査で異常のないことを確認しておく
まず最初は眼科の先生や病院の先生の指導のもと、
色々な各種検査を受け、他の病気ではないことを
確認しておきましょう。
いきなりビジュアルスノウだと決めつけるのは危険です。
眼科の各種基本検査や脳のCT・MRI検査などは
受けておいた方が良いでしょう。

・自分から資料を持参する
検査が終わって何も異常が出なければ”原因不明”となるかと思います
そうなったあとに、先生にやんわりとビジュアルスノウのお話を
持ちだすと良いかと思います。
スマホの画面か、プリントアウトしたものか、どちらでも良いので、
資料を一緒に持参すると、先生がビジュアルスノウを知らなかった場合でも
判断してもらいやすいかとは思います。
ただ、本来、先生に自分から「これではないですか?」と言うのは
先生にとっても面白くないことですし、あまり良い事ではありません。
相手の先生の性格次第では、不愉快な思いをさせてしまう
可能性もありますから、言い回しと言うタイミングには注意しましょう。

・理解のある病院に行く
最初からビジュアルスノウに対して理解のある病院に
行くことも方法の一つです。
ネットなどで、ビジュアルスノウに対する記述を
行っている眼科などもあります。
そういった場所では、当然、先生はビジュアルスノウというものを
理解しているわけですから
診断してもらえる可能性は高くなります。

こんなところになりますね。
現状は難しいのも事実です。
今後、知名度が上がり、ちゃんとした病気、あるいは障害として
認知が広まれば、診断されることは容易になり、
治療法も見つかるかもしれません。

まとめ

ビジュアルスノウと診断されたからどうなるの?と言われてしまうと
現状ではどうにもならないのですが、
まず、自分の持っている症状が”何”なのかは知っておきたい人も
多いと思いますし、知らないことには、
スタート地点に立つことすらできません。

そういう意味では、診断を受けることも
大切な第1歩ではあると思います。
が、診断を受けて終わりではなく、ビジュアルスノウには、
その後、長い闘いが待ち受けているのも、また事実です。

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