ビジュアルスノウを「仮病」扱いされた場合はどうすれば?

ビジュアルスノウは、人にはなかなか伝わりにくい
症状の一つで、
中には「仮病」のような扱いをしてくるような人も
実際にいます。

そんな扱いをされてしまった場合は
どのように対応していけば良いのでしょうか。

その点についてを、解説していきます。

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どうして信じてもらいにくいの?

ビジュアルスノウは、なかなか信じてもらうのが
難しい側面もあり、
実際に、説明しても理解してくれない人も
一定数存在します。
それはどうしてなのでしょうか。

・本人以外が感じることができない
ビジュアルスノウを含む、目の症状のほとんどは
「本人以外がどんな状態なのかを知ることはできません」
例えば、皮膚の異常なら見た目で明らかに分かると思いますし、
歯の病気などでも、見た目である程度は分かるはずです。
目の他の病気でも、中には検査などで「明確な異常」として
見ることも可能ですが
ビジュアルスノウの場合”第3者から感じることのできない症状”
ばかりである上に、各種の検査を行っても”明確な異常”として
数値などに出ることはないため、これがまず”なかなか理解してもらいにくい”
原因の一つになっています。

・知名度が低い
例えば「飛蚊症」などであれば、
ビジュアルスノウと同じく「第3者以外からは判断が難しい」のは
同じ条件ではありますが、
症状自体の知名度は高く、それを「仮病」と言い放つ人は
それほど多くはありません。
しかしながら、ビジュアルスノウは現在、知名度が低い状態であるのは
変わらず、「ビジュアルスノウ」と言っても通じない人は、
飛蚊症と比べると圧倒的に多いです。
名前も「〇〇症」など、ありそうな名前ではなく、
初めて聞くと「本当にそんな名前のものあるの?」となってしまいがちな
名前であることは確かです。
人間は、「未知のもの」に対して厳しい目線を向けることは多く、
それが信じてもらいにくさに繋がっていると思います。

・症状が広い
ビジュアルスノウは併発症状が多いため、
目の砂嵐だけではなく、
他の症状も色々と出てくることが多いです。
また、それらに苦しみ、悩むことにより、
ビジュアルスノウとは別の「精神的な負担」が強まったことによる
症状も出る場合があります。
(私は睡眠障害やジャーキング現象、動悸、謎の血圧上昇などが
ありました)
こういった部分も「精神的なもの」と決めつけられたり、
偏見を持たれたりしてしまいやすい部分を増長させている
要素の一つと言えます。
また、いずれの併発症状も”耳鳴り”や”頭痛”、その他、
あまり”第3者が感じることができる症状”がないため、
余計に誤解に繋がりやすいのも事実です。

実在する病気であることを理解してもらう

ビジュアルスノウを仮病扱いされてしまった場合は
まずは「そういうものが実在すること」を
理解してもらうことが大切になります。

ただし、”全くその存在を知らない人”に
理解してもらうのはなかなか難しく
「言葉で言っても」分かってもらえない可能性は
十分にあります。

そのため、一番確実なのは医師の診断などを
直接見せる・聞いてもらうことです。
あなたの言葉は「仮病だろう?」と言っているような人でも、
医師が直接説明するなり、医師の診断を見せるなりすれば
相手の態度も変わる可能性が高いです。

それが出来ない場合に関しては
「ネットの情報を見せる」
(※ただし、当サイトのような患者によるサイトではなく
医師が書いているサイト、眼科が書いているサイトなどの方が
”ビジュアルスノウなんてないだろ!”と言っている人に
対しては有効だと思いますので、見せるサイトは
間違えないようにしてください。
ただのSNSの話などでは、信じてもらえない可能性が高いです)
と、いうことも一つの方法です。

とにかく、”ビジュアルスノウというものは現実に世の中に存在するんだ”
ということを相手に知らせることで
「仮病じゃなくて、本当にあるんだ」と思ってもらうことが大切です。

また、ハードルは少し高くなりますが
論文などを見せて”実在する”ということを証明するのも
選択肢としてはアリかと思います。
(ただ、論文などだと、”見るのが面倒くさい”と思われてしまったり
する可能性があるので、できれば医師の言葉や、サイトの方が
手っ取り早いとは思います)

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症状を視覚的に伝える

ビジュアルスノウの症状は第3者からは体感しようがないものです。
そのために、より誤解を受けたり、理解してもらいにくかったり…
という側面があるのも事実です。

その対処法としては
”相手にもビジュアルスノウの症状を視覚的に理解してもらう”
ということですね。

とは言え、当然、他の人間があなたの視界を見ることができません。

ですので、少しでも実感として理解してもらえるように
写真などに”自分がどのように見えているのか”ペンなどで記入して
”それを見せる”と、言うのが有効的です。

別に写真でなくても、パソコン上の画像の上に
パソコンで見え方を再現しても良いですし、何でも良いです。

とにかく”自分は今、こう見えてるんだ”ということを
周囲に伝える…ということは非常に大切なことになります。

感情的にならないように伝える

ビジュアルスノウになったばかりだと、
特に不安は強いと思いますし、
不安から「どうして信じてくれないの?」と
攻撃的になったり、パニックになったりしがちですが、
”感情的になりすぎないように”相手に
伝えるようにしてください。

ビジュアルスノウについての知識が全く”0”の状態で、
その名前と症状を言われても、
なかなか理解できないのは、仕方のないことです。
私も、ビジュアルスノウになる前の自分自身を
振り返ってみれば「それ仮病でしょ」とは言いませんが、
”いきなりビジュアルスノウになったと知り合いに言われた”としたら
すんなりそれを信じるかどうかは、何とも言えません。

私の場合は、パソコンを仕事柄もよく使っていたので
調べたりはしたかもしれませんが、
少なくとも”ビジュアルスノウを全く知らなかった頃の私”であれば、
すんなりと信じたのか?と言われると、何とも言えないし、
信じなかったかもしれない…というのが答えになってしまいます。

ただ、これは”知らない”以上はある程度は仕方のないことです。

相手が攻撃的な態度を取っているなら話は別として
「そんなの本当にあるけど?」とか「聞いたことないけど」みたいな
感じであれば、時間をかけて理解していってもらうしかありません。

どんなに説明しても理解しない人もいる

残念なことではありますが、
ビジュアルスノウもそうですし、他の病気や症状などでも
そうですが、
”どんなに説明をしても理解してくれない人”というのは
一定数世の中に存在します。

そういった人に、ビジュアルスノウについて
どんなに説明しても、最後まで理解してくれることは
ないでしょうし、説明を繰り返せば繰り返すほど
自分自身もどんどんと辛い思いをしていくだけ…に
なってしまいます。

そのようなことになってしまわないためにも、
”この人はどんなに説明しても、分かってくれなさそう”と
判断した場合は、
ビジュアルスノウの症状に関しては”距離を置く”ことを
おすすめします。

別にその人自身と縁を切る必要まではないので、
”その人とビジュアルスノウの話題に関しては、話をしないようにする”
と、いうことですね。

まとめ

”無理して全員に分かってもらおうとする”と
自分でも色々と辛くなってしまい、
最終的に精神的な負担ばかりが強まってしまいます。

そうなってしまわないためにも
”無理しない範囲内で”周囲に理解してくれる人を探す、
ということが大事になると思います。

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