「最初の1年」を乗り越える。ビジュアルスノウと向き合う上で大事なこと。

ビジュアルスノウと付き合っていく上で
個人的に一番つらいと感じたのが
「最初の1年間」でした。

症状は人によって異なりますし、
1年間を乗り越えたあとでも辛い状況が
続くことには変わりありませんが、
それでも、ビジュアルスノウと向き合いながら
生きていく上で、一番厳しい状況となるのが
「最初の1年」です。

最初の1年をどのように乗り越えるか。

実際にビジュアルスノウを体験してみて、
「最初の1年を乗り越えられるかどうか」は
本当に大事だと感じましたので、その点について
お話をしていきたいと思います。

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最初の1年は本当につらい

もちろん、個人差はありますが
私としては「最初の1年間は特につらかった」というのが
実際に抱いた感想です。

ビジュアルスノウの症状の流れとして
「発症後しばらくの間は徐々に進行」⇒「進行がある地点で止まる」
という流れが比較的多いように思われます。
私自身も実際に最初はしばらく進行していて、
今はすっかり症状の進行は止まっている状態ですね。

治っている…ということはないのですが
これ以上悪化することもなくなった…
そんな状態ですね。

そのため「症状が少しずつ進行していることを実感できる期間」=
最初の1年間、は本当につらい時期になるのです。

また、後天性のビジュアルスノウの場合
「それまでは普通に見えていた」わけですから
特に「最初の発症時」はかなりの精神的苦痛も伴います。

もちろん、生まれつき症状がある方も、とてもつらいのですが、
「ついこの間まで普通に見えていた」という状態は
想像以上に苦しいものがあります。

その「最初のタイミング」をどのように乗り越えるか、
という点は、ビジュアルスノウになってしまった場合
非常に大事なことになりますし、
ここで躓いてしまうと、ビジュアルスノウ以外の部分でも
相当なダメージを受けることになってしまいます。

私は実際に、ビジュアルスノウの発症に伴って
出てきた症状に苦しんでしまい、
今、当時を思い起こすと、非常に不安定で
色々な場所の体調を崩してしまっていました。
(血圧も急上昇して、高血圧レベルになっていたほどです
 ※今は解消しています)

「症状が出てきて、それが少しずつ悪化している」という
状況は本当に怖いものですし、
精神的にやられてしまうのも仕方のないことだとは思うのですが
少しでも気持ちを和らげるために、
実際に精神的な落ち込みからは立ち直ることができた
私の経験を元に、
”最初の1年の付き合い方”を詳しく解説していきます。

ビジュアルスノウを知る

まず、ビジュアルスノウを知る、ということは
とても大事なことです。
私も当初、ビジュアルスノウのことを知らなかったために
余計に不安感が強くなってしまい、
それが原因で、色々な部分の体調を崩してしまうことにも
繋がりました。

しかし、なかなかビジュアルスノウなどという症状を
知らない人も多いと思いますから
現実的には「この目の砂嵐なんだろう」だとか
「なんとなく全体的に調子が悪い」だとか、そういう不安に
駆られてしまう人は多いと思います。

私もそうでした。

それを少しでも回避するためにも、できるだけ早く
「こういう症状があるんだ」ということを知ることは大事です。

ビジュアルスノウは未知の部分も多いですが
実際に私自身がなった経験と、色々な情報を照らし合わせる限りでは
「命」に直接的に関わったりだとか
「失明」してしまったりするような可能性は
限りなく0に近い、と考えて良いかと思います。

私自身も実際に失明していませんし、ビジュアルスノウを
発症してからもう3年以上が経過しましたが
普通に過ごせています。
あの頃(発症当初)は、本当に”来年の今頃はどうしているのだろう”という
不安すら感じてしまうぐらいでしたが
今となっては、「その不安」が逆に自分を苦しめてしまっていた
ことが良くわかるので、
なるべく早く、ビジュアルスノウについて
ある程度知っておくことができると、少しは
安心感も違ってくると思います。

もちろん、ビジュアルスノウと決めつけずに↓の「検査」を
しっかり受けて「他に異常がないこと」は確認しておくべきですが、
知識を蓄えておくことも大事なことです。

ただし、「ネット上」には偽の情報なども蔓延していますし
ビジュアルスノウ自体、まだ「不明瞭」な情報も
たくさんありますので、そういった「情報の見極め」は
しっかりと行うようにしてください。

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「検査」で現実を知り、安心感を得る

気になる場所は「全て」検査してしまってください。
その方が、安心できます。

私も、当初、ビジュアルスノウの症状に
不安を感じ、苦しみましたが
「こんなに悩むぐらいなら、もう手あたり次第全部検査してしまおう」と
いうことで、自分なりに気になる部分は全部検査してしまいました。

費用はある程度かかりますが
「検査」して「異常なし」を確認しておくと
”ものすごい安心感”に繋がります。

私が立ち直るきっかけとなったのが、
この部分も大きかったと思います。

もちろん、同じ検査を何度も受けたりだとか
そういう過剰な反応はすべきではありませんが、
「気になる部分」については検査を受けておくことは
とても安心感を得ることができますし、
心強い”何よりの証拠”になります。

毎日のように不安を感じている部分が
あるのであれば、それらを全て検査してしまう…
ということです。

中途半端に悩み続けるよりも、費用的にも
最終的にはお得かもしれません。

私の場合は、ビジュアルスノウ発症後に
「目」「脳」「耳」それと「心臓」に不安を覚えたので
それらを全て検査しました。

まず、目に関してはビジュアルスノウの症状が
出ているので、当然検査もするべきですし、私自身も不安に
感じていたので、眼底検査などが行われました。
その結果、網膜剥離だとか、そういうものがないことを確認できました。

「脳」に関しては目の症状は「脳」から来ることもあり、
最初に眼科の先生から「脳神経外科」の受診も進められたため、
紹介状はありませんでしたが、脳神経外科でCTの検査を行いました。
結果、異常はなく、
後日、閃輝暗点なども出てきて症状が悪化したため、
別の脳神経外科でMRIの検査も受けました。
そこでも異常はなく、私自身、脳に関してはこの時点で安心感を得ることができました。

続いて「耳」は併発症状の耳鳴りやめまいで不安を覚えたため
検査しましたがこちらも異常はなし。

この時点で、少なくとも目・脳・耳には
命に関わるような異常はない、ということでかなり落ち着くことが
できました。

残る心臓は、ビジュアルスノウの症状で
精神的にダメージを受けてしまったことにより、
心音が気になるようになってしまい、
以前、健康診断で「心陰影拡大」という診断を受け、
経過観察になっていたことを思い出し、
当時、精神的に弱っていたこともあり、心配になってしまったため、
「悩むぐらいなら」と検査を受けました。

結果、全て問題なし
(拡大の件も、当時の検査の時にたまたま引っかかったぐらいで
 今は完全に問題ないとのことでした)だったため、
安心感を得ることができ、
これも非常に大きなプラスになりました。

まとめ

ビジュアルスノウの症状は多くの場合、
ある程度まで進むと止まるようです。
私も実際に止まりました。

そのためにも、ビジュアルスノウについて
ある程度知り、
そして、不安な箇所があれば検査して
不安を払拭していく、ということが大事になります。
実際に、知ること、不安を払拭することは
私が精神的な部分を持ち直すのに、
大きく役立ちました。

今でもビジュアルスノウは治っていませんが
「最初の1年」が本当につらかったです。

その時の経験を元に考えると
「慣れるまでの時間」をどう乗り越えるか、
「症状が悪化している間の時間」をどう乗り越えるか、
という部分が大事になってくるかと思います。

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