眼科で処方される目薬以外にも、目薬はたくさんの種類が
市販で販売されています。
これらの目薬は、利用方法を間違えなければ
とても有効なものですし、
私も実際に市販の目薬は活用しています。
しかしながら、市販の目薬も使い方を間違ってしまっては
プラスになるどころかマイナスになることもありますし、
注意して利用しなくてはいけません。
うっかりとやってしまいがちな市販の目薬の
注意点を、まとめていきたいと思います
利用時の注意点とポイント!
市販の目薬を利用する際には、注意点があります。
それを守らずに利用していると、
かえってマイナスになってしまったり、目の健康を
損なったりしてしまう可能性もあります。
市販の目薬を利用する際には、しっかりと注意点を
理解した上で、利用することをおすすめします。
注意点を守った上で使う分には、
効果もありますし、有効活用することで、
目の健康を守ることができます。
では、どのような点に注意していけば良いのか、
まとめていきましょう。
①自分の症状に合った目薬を選ぶ
まず、市販の目薬と言っても、その種類は一つではありません。
本当に様々な種類の目薬があります。
なので、目薬のパッケージをよく見て、自分に合った
目薬を選ぶようにしましょう。
例えば、目が痒いのにドライアイ用の目薬を
購入するのは間違いですし、
逆にドライアイの症状で、ただの痒み止めの目薬を
使っても、ちゃんとした効果を得ることはできません。
しっかりと自分に合う目薬を購入することが大切です。
もしも自分の目に合う目薬が分からない!という場合は
薬局の薬剤師さんなどに自分の症状をお話して、
確認してもらうのが良いかと思います。
ネットで購入する場合はそういうことはできませんから
しっかりと成分を確認し、納得した上で購入するように
することが大切です
②複数の目薬を併用する際は注意
複数の目薬の併用は、独断では行わないことです。
過剰に目薬を使用していることになり、
光が眩しいなどの副作用が出ることも考えられます。
基本、目薬をいくつも併用することは避けて、
市販の目薬はどれか一つに絞って利用するようにしましょう。
もしも、いくつかの目薬を併用するのであれば、
必ず薬剤師さんに相談するなりして、併用するようにしましょう。
くれぐれも、独断で複数の目薬を併用することは
無いようにして下さい。
また、複数の目薬を併用する際は、
時間を空けずに両方使うことによって、成分が弱まってしまう可能性などもあります。
そのため、複数の目薬を使用する場合でも、
間隔を5分以上開けることが望ましいとされています。
③医師の診察を受けている場合は相談する
なんらかの目の病気、疾患などで、眼科を受診している場合は
勝手に独断で市販の目薬を使用しないようにしましょう。
目薬のパッケージにも書かれていますが、
眼科治療を受けている場合、市販の目薬は使用しないように
しましょう。
もしもどうしても眼科治療を受けている最中に
市販の目薬を使いたい場合は、眼科医に相談するようにしましょう。
眼科から目薬が処方されている場合は当然のことながら、
成分がかぶる可能性もありますし、
目薬などの処方を受けていない場合でも、
やはり眼科の先生に、目薬を使っても良いかどうかは
確認しておいた方が良いかと思います
④用法をちゃんと守る
目薬の用法はちゃんと守るようにして下さい。
市販の目薬でも、眼科などで処方される目薬でもそうですが、
どの目薬にも、用法が存在します。
1日何回、1回につき何滴までか、ということが
必ず目薬のパッケージの裏面や、目薬の容器の裏面などに
書かれています。
それをしっかりと見て、用法守って利用するようにしましょう。
大体の回数は同じですが、目薬によって若干異なるので
同じだと決め付けてしまうようなことがないように、
注意することは必要になります。
目薬を用法を守らず、大量に使うとどうなってしまうか、
ということですが、
目薬を必要以上に使用すると、逆効果になってしまいます。
例えば、角膜を傷つけてしまったり、
逆に目が乾燥してしまい、ドライアイの症状になって
しまったり、目がぼやけたり、光がまぶしく感じられるように
なってしまった、などということもあるようです。
必ず、適量を守ることが大切、ということです。
目薬にせよ、他の薬にせよ、用法を守らないと
逆効果になります。
用法はしっかりと把握して、ちゃんと活用するようにしましょう。
⑤目薬で病気が治るわけではない
市販の目薬は病気を治すためのものではありません。
市販の目薬の効能は、予防や症状を和らげる目的であるものが
主になります。
病気を治療するための目薬は基本的には市販されていません。
何らかの病気や市販の目薬を使っても症状がよくなら無い場合は
必ず眼科を受診するようにしましょう。
目の何気ない症状でも、それが病気の症状である可能性は
否定できません。
もしも、市販の目薬を使っているから大丈夫だ、と
考えていて、実際には何か大きな病気が隠されていた場合、
手遅れになったり治療が難しくなったりすることもあります。
目薬を使っているのに体調が良くならない!という場合は
一度眼科を受診してみて、病気があるか、ないか
確認しておいたほうが良いでしょう。
⑥副作用が出た場合
どんな薬でも、副作用が出ることはあります。
副作用というと、強い薬だとか、ステロイド系だとかそういうイメージを
抱く方も多いかと思いますが、
実際のところ、人間には相性というものがあり、
誰でも使っているような薬で副作用が出る可能性はあるのです。
それは、目薬も例外ではありません。
もしも、市販の目薬を購入して使ってみて、
何か異常が出てしまった場合は、ただちに使用を中止して下さい。
これは、目薬の説明書などにも記載があるかと思いますし、
その通りにするようにして下さい!
なお、目薬で万が一副作用が出た場合で、症状が酷い場合は
すぐに眼科を受診するようにしましょう。
その際に、どんな目薬を使ったのかは、最低限
伝えられるようにしておくと、良いのではないかと思います。
活用法をちゃんとしていれば…
市販の目薬も、活用方法をしっかりと守っていれば、
とても頼りになる存在ですし、
目の健康維持や予防のためにはとても役に立つ存在です。
大事なことは用法をしっかりと守って使用すること、
病気を治すものではない、ということを理解して
何か異常が続くようであれば眼科を受診すること、
他の目薬と合せて使う場合は、必ず眼科医か
薬剤師などに相談すること、あたりでしょうか。
このあたりのポイントをしっかりと理解してさえいれば、
目の健康維持のために、役立ってくれる心強い存在になります。
が、反対に上で書いたような、間違った使い方をすると
最悪の場合「失明」につながった、なんて話もネットで
見かけました(これは本当かは分かりませんが)
そういうこともあるかもしれない、ということはしっかりと
覚えておきましょう。
まとめ
市販の目薬は使い方を正しく利用していれば便利なものですが、
逆に使い方を間違えれば大変なことになる
可能性もあるものになります。
使い方には注意して、しっかりと
活用していくようにしましょう!
なお、文中でも書きましたが
市販の目薬は「病気を治すものではありません」
何らかの病気であった場合、自然治癒するタイプのものであれば
構いませんが、そうでない病気もたくさんありますし、
早期治療が大切なものもたくさんあります。
目の調子が悪く、それが続くようであれば
目薬云々ではなく、一度眼科をしっかりと受診するように
したほうが、良いかと思います。