ビジュアルスノウ。
視界に砂嵐が出現し、
人によっては、様々は併発症状を伴うという
非常に苦しい病気です。
私自身も昨年から、このビジュアルスノウと呼ばれる
症状になってしまっており、
今現在もその症状は完治していません。
今回は、実際にビジュアルスノウの症状を体験してみて
”ここが辛い”という部分に関して
お話していきたいと思います。
なお、症状は個人によって差異がありますから
この病気の方全員が、同じ部分で苦しんでいるとは
限りません。
あくまでも私個人のお話になりますから
その点に関しては予めご了承ください。
※ビジュアルスノウ関連の情報は
ビジュアルスノウ情報まとめにまとめてありますので
そちらの方を参考にしてみてください。
こちらでは、この病気の「ここが辛い」という部分に
ついてのお話をしていきたいと思います。
辛いと感じるのは…?
ビジュアルスノウに対して「つらい」と感じる部分。
これは、たくさんあります。
1年もこの病気と付き合っていると、さすがにある程度は
慣れてくるものですし、
この見え方が当たり前にはなってきていますが、
それでもやはり、この砂嵐が全部消えて、
他の残像などの症状も消え、
ビジュアルスノウ発症前に戻ることができたら、と
考えると、本当に楽になれると思います
が、現状では治療方法は見つかっておらず
私自身も個人的に少しでも楽になる方法を
探していますが有効打になる方法は
ザンネンながら見つかっていません。
では、私が辛いと感じる部分を
ご紹介していきます
砂嵐
まずは、ビジュアルスノウの症状である「砂嵐」。
これが一番つらいと言えばつらいです。
これさえなければもしかしたら他の併発症状も
消えるかもしれませんし、全ての元凶になっているのは
この砂嵐なのではないかと思います。
常に気になるわけではありませんが
少しでも気にしてみると、全体に砂嵐が見えますし、
気にして居なくても、見やすい色合いの場所にいれば
全体的に砂嵐が見えます。
もちろん、目をつぶっても、なんだかざらざらしているような
そんな感じであり、常に休まることはありません。
最初は非常に強いストレスで、
精神的に少しバランスを崩してしまったほどでした。
今でこそ1年以上も経過してある程度は
その症状にも慣れましたが
やはり邪魔であることには変わりないですし、
この症状を消せるものであれば
今すぐにでも消したいところです
残像
ビジュアルスノウの併発症状の一つとして言われている
「残像」これもなかなか厄介なモノですね。
残像は出る人と出ない人がいるようですが
私の目にはザンネンながら残像の症状が出ており、
文字などを見て視線を逸らしても、それがしばらくの間、
残ってしまっている、というものになります。
これがなかなか厄介なもので、
かなり気になります。
何を見、視線を逸らしても、そのシルエットが数秒
残ったりだとか、そういう状態ですからね…
ですが、これも、治療方法はないのでどうにもなりません。
ビジュアルスノウで発症している一連の症状で
「辛い」部分の一つです
耳鳴り
私個人の中で、3番目に辛い症状が「耳鳴り」です。
ビジュアルスノウの併発症状の中でも
併発する人が多いと言われているのが
この耳鳴りですね。
私もビジュアルスノウ発症後に耳鳴りの
症状を発症してしまい、それから1年間
耳鳴りが続いています。
もちろん、耳にも脳にも検査の上では
異常はなかったために、もはやどうすることもできません。
耳鳴りなどの薬であるアデホスも飲んではいますが
やはり決定的な効果は無く
耳鳴りとも付き合っていくことになりそうな状態です。
何かに集中していればなんとか聞こえないぐらいの
レベルではあるのですが、何もしていないところだとか
静かなところではものすごくうるさいですし、
かなり大きな負担になっているのは確かです。
私の耳鳴りが100パーセントビジュアルスノウと
関連しているモノなのかどうか、確証はありませんが
少なくとも同じ時期に出てきているので何らかの
関係がありそう、ということは言えるのではないかと思います。
治療方法がない
治療方法がない、という点も
ビジュアルスノウの辛い所です。
現時点では治療方法が見つかっておらず、
効果があった!とされる方法もいくつかありますが
それもやはり、万人に効果のあるものではなく、
確実性を望めるものでありません。
実際に私もいくつかの治療方法と言われているものを
試してみましたがザンネンながら効果を得ることは
できませんでした。
もちろん「治療方法が見つかっていない」ということであり
「治療方法がない」ということではありませんから、
希望が全くないわけではありませんし、
命を落とすような病気ではないのも確かです。
ですので、私は「いつか治療法が見つかるかもしれないし、
日常生活の中でプラスになるようなこともあるかもしれない」と
前向きに考えるようにはしていますが、
それでも、治療方法が存在しない、という現実は
辛いことには変わりありません。
知名度が低い
知名度が低い…というのも辛い部分の一つですね。
もちろん、目が健康な人にビジュアルスノウのことを知れ!
などというつもりは全くありませんし、
知らない人に対しても、別に不満を感じたりだとか
そういったことはありません。
しかしながら、一般的に知られている病気ぐらいに
知名度が上がればいいなぁ…とは思います。
今現在のビジュアルスノウは気のせいだとか
気にしすぎ、精神的におかしいんじゃないか?
だとか、そんな風に考えられてしまうようなこともあり、
そういった面では辛いところですね。
眼科の先生の中にも、知らない先生は多く
いらっしゃいますから、なかなか病院でも理解
して貰えず、不安な状態で過ごすことになる、ということも
多いのは事実です。
なかなか辛い状況ですね…。
その他の併発症状
上で紹介した部分に比べると、私の中では
それほど大きな負担にはなっていないのですが
それでも、やはり、その他の併発症状も
辛いと言えば辛いです。
無ければないほうが、全然良いですからね。
上で紹介した「耳鳴り」「残像」以外にも
私の場合は首や肩の痛み、飛蚊症、光視症、
まれに閃輝暗点(頭痛は出ない)、
軽いめまい(関係性不明)、ブルーフィールド内視現象の悪化
などなど色々な症状が出てしまっています。
ひとつひとつは、上で書いた残像や耳鳴りに
比べると個人的には全然平気なのですが
やはり辛いことには代わりはありませんし、
いつかこういう症状が無くなってくれれば
嬉しいなぁ、とは思います。
しかしながら、現時点ではなかなか治療方法も
分からない状態ですし、
これらを消すことはできないので、
長い付き合いになりそうです。
併発症状の一覧を見て頂ければ分かると思いますが
私が発症していない併発症状もまだまだあり、
ビジュアルスノウになってしまうと
色々な部分に影響が出てくる、というのは
非常に苦しいポイントの一つであると思います。
片頭痛だとか、そういった症状も
出る人は出るみたいですし、
私も実際に片頭痛の前触れと言われている
閃輝暗点(私の場合は頭痛は出ないタイプ)が
何度か起きましたし、片頭痛に関しても
発症しないことを祈るばかりです
まとめ
ビジュアルスノウはとてもつらい病気です。
もちろん、失明することはなく
命に関わることはないと言われているものではありますし、
不治の病や、助からない病気に比べれば
とても幸せなことだとは思いますし
前向きに考えるようにはしています。
が…それでも、やっぱりいつの日にか
ビジュアルスノウを完全に治したい!
とは思います。