ビジュアルスノウの他の目の病気・症状との関係性は?実体験から解説

ビジュアルスノウは他の目の病気・症状と
関係はあるのかどうか。

視界に砂嵐が常に見える症状を中心とした
ビジュアルスノウ。

まだ知名度も低く、未知の部分も多い症状で、
「治った」という方もいるにはいますが
明確な治療方法は判明していない状態です。
私も2018年から、現在まで3年間の付き合いになっています。

そんな、ビジュアルスノウは、他の目の症状と何か関係はあるのかどうか、
という点について、お話していこうと思います。

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原因は「目」自体ではない?

ビジュアルスノウの原因は「目」自体では
ないと言われています。
脳やその周辺のあたりに原因がある、ということで、
どちらかと言うと「脳」方面ということになります。
(※脳、と言うと怖いイメージを受けるかもしれませんが
現時点で、命に関わるような情報はないので、
その点は安心して良いと思います)

そのため「目」の他の症状とは直接的には
あまり関係ないものになります。
ただ、間接的に色々な影響が出たり、
繋がったりしているものもあるので
実際の体験談と、情報を元に
解説していきたいと思います。

飛蚊症との関係は?

直接的な関係はありませんが、
「誤解」されやすいものの一つになります。

私は小さいころから飛蚊症を発症しており、
ビジュアルスノウとは「見え方」が明確に違うのですが
他の人にビジュアルスノウの説明をすると
知名度の高い「飛蚊症」と勘違いされる可能性が
非常に高いです。

確かに、知らなければ「飛蚊症でしょ?」と
なってしまうのも無理はない…かもしれませんし、
これは仕方のないことなのかもしれません…

とは言え、私も含めて、当事者からすると
「飛蚊症とは違うのに飛蚊症と言い切られてしまう」ということは
なかなか辛いことなので、
難しいところですね。

なお、ビジュアルスノウの併発症状として飛蚊症が
出て来たり、元々あった飛蚊症が悪化することも
あります。
(私は元々あった飛蚊症が少し悪化しました)

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光視症との関係は?

これも、直接的には関係ありません。

が、併発症状として光視症を発症することがあり、
私は実際に、ビジュアルスノウになるまで
光視症の症状はなかったのですが
発症後、併発症状として出てきてしまいました。

これも、飛蚊症と同じく勘違いされやすい症状の
一つでもありますが、
ビジュアルスノウとは、やはり見え方が違います。

閃輝暗点との関係は?

片頭痛の前兆現象として
ギラギラ焼き付くようなものが視界に見える症状です
(頭痛がないケースもあります)

これに関しては、関係性は明らかになっていませんが、
ビジュアルスノウに片頭痛の薬が効く、などという話も
聞いたことが(私は効きませんでした)ありますし、
実際に私もビジュアルスノウ発症後に
生まれて初めての「閃輝暗点」を経験しました。

そのため、何らかの間接的な関係も
あるのかもしれません。

ビジュアルスノウになる=閃輝暗点が出る、
とは限りませんが、私の場合は出ましたし、
ある程度影響はあるのではないでしょうか。

なお、閃輝暗点自体は多くの場合
片頭痛の前兆現象だったり、
閃輝暗点の症状のみで
脳に大きな病気がある、ということでは
ないのですが
稀に重大な脳の病気などが原因となっている
ケースもあるので、
ビジュアルスノウと関係ある、ないにせよ、
症状が出た場合、一度は脳の検査を
しておくと安心です。

視力低下との関係は?

視力低下には体感として、ある程度関係は
あると思います。
ビジュアルスノウ自体が視力低下を伴うもの…
かどうかは調べた限り(解明されている)情報は
ありませんが、
ビジュアルスノウを発症すると、どうしても
「見えにくい」と感じることも出てきて
目に負担がかかるようになります。

そうなってくると、それによって
目の疲労などを招き、
色々な要素が積み重なり、
視力が低下する可能性は十分にあります。

他にも、色々な併発症状が出ることも多く、
目の見え方に関係する症状が増えれば増えるほど、
当然「目の負担」になっていきますから、
視力にも影響が出て来る場合もあるのです。

実際に、私もビジュアルスノウを発症してから、
(そんなに極端にではありませんが)
ある程度の視力は低下してしまいました。

ビジュアルスノウ自体が間接的に
視力の低下を招く可能性は十分にある、
ということですね。

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眼精疲労との関係は?

目の疲れが蓄積してしまって
回復が追い付いていない状況が
「眼精疲労」です。

これも、上に書いたことと同じで、
ビジュアルスノウになってしまったことで
目に負担のかかる要素が増えてしまい、
結果的に疲労が蓄積、眼精疲労に
繋がってしまう可能性があります。

また、私の場合、
ビジュアルスノウの症状が
出て来る前に「眼精疲労」になっていたので、
それが、ビジュアルスノウ発症の
引き金の一つに(私の場合は)
なってしまった可能性もあります。

残像視との関係は?

見たものがしばらく
焼き付くような感じになってしまい
視界から消えない…
そんな状態も、
ビジュアルスノウの併発症状の一つと言われていて、
私は実際に、症状を発症しています。

これ自体は、目自体の病気や異常ではなく
脳から出ている症状である可能性が高いもので、
ビジュアルスノウとの関係も
深いものであると思います。

実際に併発症状の一つとして
残像も挙げられていて、
私もビジュアルスノウ発症後に
「残像(見たものが数秒焼き付く感じ)」が
出てきてしまいました。

目自体には異常はなく、
やはりこれも、ビジュアルスノウと類似するような部分
(明確には解明されていないので曖昧な書き方ですが)が
何か作用して出てしまっているもの…
なのではないかと思います。

白内障や緑内障との関係は?

目の病気で、最悪の場合は失明にも繋がる
恐ろしい病気の「白内障」や「緑内障」…

これに関してはビジュアルスノウ自体とは
特には関係無さそうですし、
併発症状の中にも白内障や緑内障の記述や
そういうお話は特に見当たりませんでした。

私自身も、白内障にはなっていませんし
緑内障も、眼圧検査などの結果から、
特に眼圧が上昇していたり、
疑わしいような部分は出ていません。

勿論、偶然、白内障や緑内障が
重なる可能性は十分にあると思いますが、
ビジュアルスノウになってしまったことによって、
それが引き金となって、白内障や緑内障になる、
ということは、特に無さそうです。

あらゆる方面に影響を与える可能性はある

ビジュアルスノウの症状は、
あらゆる方面に影響を与える可能性があります。

↑のように、直接的な繋がりがない目の病気が
ほとんどですが、
症状を併発するようなことはあり、
ビジュアルスノウが一つのきっかけとなって
目の症状(私の場合は閃輝暗点や残像など)が
出て来ることもありますし、
それ以外の部位にも(精神的負担から精神的な症状など)
影響を与える可能性があります。

根本的に「これだ!」と言えるような原因が
今現在は解明されておらず、
「この病気・症状と直接的につながっている」ということも
まだあまり解明されていない、非常に難しい
症状ではありますが、
今後、色々なことが研究によって判明していけば、
いつの日か治療方法が確立される可能性も
十分にありますから、
(命を落とす病気ではないので)前向きに
付き合っていくのがベストであると思います。

まとめ

私自身は、これを書いている時点で
ビジュアルスノウ3年目です。

治療方法「不明」であり「治らない」と断言
されたわけでも、命に関わるわけでもないので、
その点は希望を持って
今後もビジュアルスノウと向き合っていきたいと
考えています!

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