翼状片とは?結膜が角膜に入り込む病気!原因と治療法は?

病気・症状

目の病気にもいろいろなものがあります。

中には、日常生活を送っているだけでは、あまり耳にしないものもあるでしょう。

翼状片(よくじょうへん)という病気は、
結膜が角膜の方に入り込んできてしまう病気です。
進行すると、見た目が大きく変化してしまうほか、
最悪の場合は、目の見え方などにも異常をきたす場合があります。

放置してしまえば、大変なことになる可能性もある病気
ですから、しっかりと治療を行わなくてはいけません。
幸いのことながら、この翼状片は治療法は確立されている病気ですので、
万が一、翼状片と呼ばれる症状になってしまった場合でも、
適切な治療を行えば、目を守ることができます

翼状片とは?

結膜の部分の細胞が異常増殖することにより、
角膜の方に入り込んでしまった状態です。
翼状片が進行すると、黒目の部分が充血したり、異様にふくれたような
状態となり、見た目からでもすぐに分かる状態になってしまいます。
また、乱視の原因となったり、視力の低下を招くこともあり、
適切な治療が必要となる病気になります。

それでは、翼状片の原因や症状、治療方法などに
ついて、それぞれまとめていきたいと思います。

原因は何?

翼状片の原因は、具体的に解明されていません。
まだまだ、これから研究が進む、ということになるのでしょう。
翼状片の原因として挙げられているものは、

・紫外線による影響
・粉塵による影響
・遺伝的影響

などが挙げられていますが、いずれもはっきりとはしていません。

紫外線や粉塵などの長時間にわたる暴露が影響しているを
言われていますが、はっきりと「何をしたら翼状片になりやすい」と
言うことは分かってはいません。

症状はどんなもの?

翼状片の症状としては、

・血管が浮き出て充血し、外見上に変化を及ぼす
・目がゴロゴロする
・目に異物感を感じる
・眼精疲労などを招き、別の症状に繋がる可能性も
・乱視の状態を招く
・視力の低下を招く

というものが挙げられています。
進行すると、白目の部分が黒目の部分に
入り込んでくるなど、外見上の大きな変化を伴うほか、
乱視や視力が進行するなど、
かなり不便な生活を強いられることになってしまいます。
症状が出ていないうちは経過観察でも構わないようですが、
上記のような症状が出てきた場合は、早めに眼科を
受診することをおすすめします。

なお、翼状片自体は悪性のものではないので、
症状が出ておらず、進行もしていないのであれば
経過観察を行う対応でも、問題はないようです。

この病気かなと思ったら?

翼状片のような症状、見た目の変化が現れた場合は
眼科を受診することをおすすめします。
翼状片は進行すればするほど治療が難しくなるとのことなので、
手術などをする・しないに関わらず、早めに眼科医に見せて
どのような治療を行っていくかを判断してもらう必要があります。

自分で勝手に判断してしまって、悪化してしまう結果を招くことは
大変危険ですから、
翼状片の症状が出てきた場合、一度は眼科を受診しておきましょう。

また、目のゴロゴロだとか乱視、視力低下は
翼状片に限らず、他の病気などの可能性も十分にありますから、
やはり、続くようであれば、一度眼科を受診したほうが良いでしょう。

検査方法はどんな方法?

症状が進行し、大きくなっているモノに関しては、
肉眼でも確認できますが、他の炎症などの可能性も考慮して、
検査には細隙灯顕微鏡が使われることが多いようです。
この検査は痛みもなく、すぐに終わる検査なので、
怖がる必要はありません。

顕微鏡をのぞいて、光を当てるだけですから、
とても簡単な検査です。
この検査によって翼状片なのかどうか、
翼状片だとしたらどのぐらい進行しているのか、などを
眼科医の方が判断するかたちになります

翼状片の治療方法は?

翼状片の治療は、初期段階で、症状が無い場合は
放置し、経過観察をするだけでも良いようですが、
充血などの症状が出てきた場合に関しては、
点眼薬などを処方され、点眼薬を用いて治療していきます。
ただし、これらはあくまでも、症状を抑えるための治療でしかなく、
翼状片自体を完治させることはできません。

翼状片自体を治癒させるためには、
手術が必要となります。
手術するかどうか、必要があるかどうかは
眼科医の方と相談しながら決めていくかたちになるかと思います。

手術に関しては、
基本的には日帰りの手術となり、入院などをする必要が
生じることはあまりないようです。
手術時間に関しては術式や眼科・病院の方針によっても異なるようですが
それほど長いものなどではなく、
15~30分程度の時間で完了する手術です。

局所麻酔を持ちいて、伸びてきている
翼状片を剥離する、という手術内容になっています。

手術後はどうなる?

手術後に関しては、基本的に入院は必要ありません。
症状も、相当放置した場合などを除けば、改善されるようです。
しかしながら、翼状片に関しては手術を行っただけでは
再発率が50パーセントにも及ぶようで、多くが再発してしまいます。
そのため、再発させないための予防が必要になります。

結膜移植や薬物による治療で、再発防止をすることもできるので、
そのあたりは、しっかりと経過観察を行っていくようにしましょう。
術後も、眼科医と相談しながら経過観察をしていれば、
再発を防止することは可能です。

放置しておくとどうなる?

進行していなかったり、症状が出ていない場合は、放置しておいても
問題はないようですが、症状が進行し、
目が充血したり、ゴロゴロしているような状態の場合、放置しておくと
乱視の進行や視力の低下、
外見上の変化などが起きることになってしまいます。

また、さらに進行すると、手術自体が困難になってしまったり、
手術できたとしても、完全な治癒が難しくなってしまう
とのことです。
そのため、目がゴロゴロしてきた充血してきた、
などの症状が出てしまった時点で、放置せずに眼科を受診することを
おすすめします。

手術は必要なの?タイミングは?

翼状片を根本的に治療するためには、手術が必要になります。
点眼薬などで炎症やゴロゴロを抑えることはできますが、
それで翼状片が根本的に治療されるかと言えば、答えはNoです。

そのため、症状が進行している場合は、
手術を行う必要があります。
手術と言っても、入院を必要としたり、
激痛を伴うようなものではありませんから、
確かに手術というだけで怖い気持ちは分かりますが、
早めに手術を行って翼状片を取り除いてしまった方が、
そのあとは全然楽になるかとは思います。

手術のタイミングとしては充血やゴロゴロの症状などが出てきて、
目薬などでも十分に効果が見られない、など、不快感や
気になる部分が大きくなってきたあたりでしょうか。
翼状片はしばらく医師の指示のもと、経過観察をすることはできますが、
症状が自然と良くなることはないので、
ある程度まで悪化してしまったものに関しては、
最終的には手術することになります。

いつ手術するか、などに関しては担当医の方としっかり
相談して決定していきましょう。

まとめ

根本治療には手術が必要になる病気です。
点眼薬などでも症状を抑えることはできますが、
あくまでも抑えるだけ、ということになりますから、
必要に応じて、手術も受ける必要があります。

が、ある程度経過観察をすることができる
病気でもあるので、医師の方に見てもらい、
しっかりと経過観察をしていくことができれば
それほど恐れる病気ではありません。

が、大事なことは「しっかりと状況を把握する」ことです。
翼状片かな?と思ったら少なくとも一度は眼科の先生に診てもらい、
指示のもと、経過観察or手術を行うことが大事になるかと思います。