眼瞼下垂とは?上瞼が下がることによる症状や治療法・原因を解説!

病気・症状

眼瞼下垂(がんけんかすい)
これは、目を開いたときにまぶたが下がってしまい、
様々な視覚障害などを起こすものです。

生まれつきこの状態になってしまっている人もいれば
加齢に伴ってこの症状が出てくる人もおり、
人によって様々です。

場合によっては視野が狭くなったり、
視界の大きな妨げになってしまう可能性のある病気に
なりますので、しっかりと対処をしていくことが
大切になってきます。

この症状についての原因や治療法などを
それぞれ見ていきましょう。

どのような病気なのか?

前述のとおり「まぶたが下がってしまう」という病気になります。
これによって、視覚障害などを引き起こすことがあります。

主に、眼瞼下垂は2つのパターンに分けられており、
1つは「先天性」のもの。
つまりは生まれつき、まぶたが下がってしまう状態に
なってしまっている、ということですね。

もう一つは後天性のもの。
こちらは加齢などの原因により、生まれつきではなく、
後から「まぶたが下がってしまう」という症状を
発症するものになります。

適切な治療を行うことが大切になります。
しっかりと概要を把握しておきましょう。

原因は何なのか?

原因については、まず先天性のものに関しては
生まれつきのものになります。
まぶたに関係する筋肉の発達が弱かったり、
神経などに異常が生じてしまった場合にこの状態に
なってしまうようです。
ただ、生まれつきのものに関しては本人が気を付けることは
できませんし、母親もどうにもできない部分です。
こればっかりは予防する方法はないと思いますから、
先天性の場合は、それを受け入れて、しっかりと
対策をしていくことが大切になるかと思います。

一方、生まれつきではない場合、後天性の場合、
多いのは「加齢」が原因になっているものです。
加齢による衰えが原因、ということになってしまうと
これもやはり、どうにもならない部分ではあります。

ただ、後天性のものすべてが加齢によるものかと
言われればそうではなく、加齢以外の原因で
発症してしまうこともザンネンながら存在しています。

加齢以外の原因としては
「コンタクトレンズの不適切な使用」
「糖尿病などの他の病気の合併症」などに
なりますね。
これらは、予防しようと思えば、予防できる部分
ですから、コンタクトレンズを使っていたり、
病気に思い当たる節があるのであれば
予防してみることも大切なことになります。

症状はどんな症状?

では、眼瞼下垂になってしまうと、どのような症状を
引き起こしてしまうのでしょうか。
基本的な症状としては、
上瞼が下がってきてしまうことによる視力障害ですね。
黒目の部分が隠れてしまうために
「視野が狭くなる」「ものが上手く見えなくなる」
「複視」「視力の低下」などを伴う可能性があります。

また、症状が悪化すれば、外見上の変化
(上瞼が下がっている状態)も出てきてしまいますから
その点に関しても、気をつけなくてはいけません。
美容面の症状と、視覚面の症状、その両方を伴うのが
この病気の特徴ですね。

加えて、上瞼が下がることにより、
無意識のうちに、目の使い方も変化し、
それによって「眼精疲労」などを引き起こすことがあります。
さらには、首の痛み、肩の痛み、頭痛などの
身体的症状にも繋がる可能性があり、
決して、軽く見てよいものではありません。
眼精疲労は、多くの症状を伴い、放置しておくことで、
視力の低下や自律神経の乱れなど、
さらに別の症状を招いてしまう可能性もありますから、
その点に関しても、注意をしておかなくてはいけません。

眼精疲労の詳しい症状や治療方法については
眼精疲労の解説記事の方を参考にしてみてください!

怪しいと感じたら?

先天性の場合は、自分自身で「怪しい」と感じるだとか
そういうお話ではありませんが、
後天性の場合は、すでに自分で物事を判断できる年齢であるかと思います。

上瞼について、外見上、おかしいな、と感じたり、
そうでなくても視野が狭くなったり、見え方が悪くなった場合は
他の病気なども含めて、色々な可能性が考えられますから
そのまま放置したり、我慢したりすることなく、
しっかりと眼科に足を運ぶことが大切になります。

糖尿病などが原因だった場合など、
眼科的治療以外の治療が必要になる場合は、
眼科から別病院を紹介される可能性もありますが、
最初は眼科を受診するのが、一番良いのではないかと思います。

どのような検査を行うの?

眼瞼下垂の診断の際には様々な検査を行うことになります。
視力検査、視野検査、眼圧検査、眼底検査などを行うほか、
顕微鏡による検査や、まぶたに関係する検査、
筋力の確認など、色々なものが行われることになりますね。

ただし、いずれの検査も痛みを伴ったりするものではありませんので、
その点に関しては安心しても良いかと思います。
”眼底検査”を行う場合に関しては、散眼薬というものを用いるために、
6時間前後、光を眩しく感じるようになってしまい、
視界がぼやける作用が出ますが、これに関しては自然に治って行きますので
心配する必要はありません。
が、眼底検査を受ける場合に関しては
車やバイク、自転車で病院に行くことは控えるようにしましょう。

加えて、糖尿病など、他の部位の病気が原因となって、
眼瞼下垂の症状が出ている可能性も視野に入れて、
血液検査、CTMRI各種検査などが行われる可能性もあります。
どの検査も、症状の原因を特定するためには、非常に重要な
検査になりますから、医師の指示に従って、しっかりと
検査をしていくようにしましょう。

眼瞼下垂の治療方法は?

治療方針は病院によって異なりますが、
基本的に経過の観察などが行われるかたちになるようです。
日常生活に大きな支障が無い場合に関しては、
経過を観察しながら、場合によっては、
眼精疲労を予防するための、点眼薬などを
処方されることもあります。

日常生活に支障をきたすような視野障害が
出てしまったり、外見上、好ましくない状態に
なってしまった場合に関しては、外科的な手術に
踏み切るケースも存在します。
このあたりは眼科医の先生と、自分自身で相談を
しながら決めていくことになりますので、
しっかりと自分の意思を伝えつつ、先生の判断も
参考にしながら決めていくようにしましょう。

糖尿病など、別の部位の病気が原因になっている場合に
関しては、それらの治療が優先になります。
原因を残したままでは、その場しのぎの治療を
行ったところで、それは根本的な解決に
なることはありません。
そのため、別の病気が原因となっていると
考えられる場合に関しては、それらの治療を
優先的に行うようにしましょう。

放置しておくとどうなってしまうの?

ただちに治療しないと、どうこう、というようなものでは
ありませんが、放置しておくことは、おすすめできません。
症状が進行していけば、上瞼が黒目をふさぐようになってしまい、
モノが見えにくくなったり、視野が狭くなったりします。

さらには眼精疲労などにも繋がり、
どんどん目の調子を崩していき、見た目も、精神的にも
影響が広がって行くことが考えられます。
そのため、症状が出てきた場合は、放置しないように
することが大切になります。

まとめ

上瞼が下がってきてしまう…
厄介な症状の一つですね。
原因としては先天性、後天性とありますが、
いずれにせよ、視野に影響が出たりする可能性もありますし、
後天性の場合は、他の病気が原因となっている可能性もあるため、
決して放置してはならない病気です。

面倒臭がらずに、しっかりと症状の原因を突き止め
治療などを進めていくようにしましょう。