ぶどう膜炎とは?炎症を引き起こす様々な症状の総称!治療法は?

ぶどう膜炎。
名前だけ聞いても、どんな病気・疾患なのかどうか、
パッと思い浮かぶ方は少ないと思います。

また、目の病気なのか、どこの病気なのかも分からない!
という方も居ると思いますし、
名前を聞いたことがない方も、たくさんいると思います。

ぶどう膜炎、というのは
その名の通り、目の中に存在するぶどう膜、と呼ばれる部分が
炎症を起こし、様々な症状を引き起こしてしまう症状です。

色々な種類が存在しており、
その症状も様々です。
こちらでは、この症状の治療法や原因など、
全体的な部分について、ご説明していきます。

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どのような病気なの?

目の中のぶどう膜(虹彩、毛様体、脈絡膜)に炎症を引き起こす症状です。
炎症によって、目に関する症状が出たり、
目以外の部分にも症状を引き起こすことがあるので、
しっかりとした治療が必要な症状になります。

また、視力低下なども引き起こすことがあるため、
”炎症”というと軽いイメージを抱いてしまう人も居るかもしれませんが
場合によっては長い間、向き合わなければいけない症状に
なる場合もあるのです。

では、原因や治療法などについて、順番に見ていきましょう。

原因は何なの?

ぶどう膜炎の原因は、色々なものが存在しているほか、
場合によっては原因が分からないケースも存在しています。
病原菌による感染や免疫異常などが原因となります。

サルコイドーシス(詳細はこちら)、原田病(詳細はこちら)、ベーチェット病はぶどう膜炎の
主たるものとして名前が挙げられているほか、
膠原病、関節炎、糖尿病、悪性腫瘍や、各部位の疾患などなど、
他の病気などが、ぶどう膜炎を引き起こすこともあり
原因としては多岐に渡ります。

上でも書いたとおり、原因が特定できない場合も
存在しているようです。
ベーチェット病の詳細はこちらでご覧ください)

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どのような症状が出るの?

ぶどう膜炎になってしまうと、どのような症状が
出てしまうのかどうか。
ぶどう膜炎の症状は非常に多岐にわたり、
炎症の部位や程度、他の病気の有無などによっても
その症状は大きく変わってしまいます。
出てくる症状としては、下記のようなものが挙げられています。

・目の痛み
・視界が霞んで見える
・まぶしく感じるようになる
・飛蚊症の症状が出る飛蚊症の詳細はこちら
・充血する
・視力が低下する
・他の病気に繋がる(白内障や緑内障など)
・目以外の症状(皮膚炎や関節痛、発熱など)

と、様々な症状が出てきます。
が、上記の症状は他の目の病気などでも
よく見られる症状が多いため
「これはぶどう膜炎かもしれない!」などと思うことは
なかなかないでしょう。

怪しいな?と思ったらどうすれば…

もしも、上で書いたような症状を見て
「あやしいな…」と思った場合、どうすれば良いのでしょうか。
基本的には、眼科を診察することが基本になります。
最悪の場合、視力低下や失明などを招く可能性もある病気に
なりますから、眼科でしっかりと治療を受けることが
大切になってきます。

また、上記で書いた症状は、ぶどう膜炎以外の場合でも
よく見受けられる症状です。
ぶどう膜炎ではなく、他の病気になっている可能性もありますし、
他の目の病気でも、放置すれば失明する可能性のある病気は
たくさんありますから、上のような症状が続く場合、
仮に何事もなければ、それはそれで喜ぶべきことですし、
一度は眼科を受診すること推奨します。

どのように検査するの?

ぶどう膜炎の検査は多岐に渡ります。
眼科で一般的に行われる視力検査や眼底検査、眼圧検査などを行うほか、
蛍光眼底造影、光干渉断層撮影、血液検査・胸部X線検査、ツベルクリン反応検査
など、必要に応じてあらゆる検査を行うことになります。
どの検査を行うかどうかは、眼科の先生が適切に判断してくれるかと思います。

ぶどう膜炎とは、ぶどう膜の部分に炎症を引き起こす病気の総称であり、
色々な原因が考えられるため、
それを特定することが大切となります。
そのため、検査も、場合によっては、色々な検査を行うことになるのです。

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治療方法は?

ぶどう膜炎を治療するためには、どのようにすれば良いのでしょうか。

基本的には内服薬や点眼薬、炎症などが酷い場合に関しては
注射などによる投薬も行われます。
原因となった病気や併発する症状によっては、
手術が必要になる場合もあります。
また、原因となる病気の治療も同時に行います。
目に出た症状に対する治療と、元となる病気の治療、
その両方を行っていくかたちになるわけですね。

ぶどう膜炎の治療は、医師による経過観察も欠かせません。
調子が良くなったからと言って治療を中断すると再び再発
したり、体調を崩すケースも多いため、
途中で眼科・病因へ通うのをやめたりせずに
しっかりと治療を継続することが大切なポイントとなります。

症状改善に使うための薬には副作用のリスクが比較的高いものが
あったり、白内障・緑内障などを併発する危険性があったりと、
医師による経過観察が必要な病気なので、
面倒くさい!という気持ちも分からないでもないですが
しっかりと定期的な診察を受けることが大事になります

場合によっては年単位の付き合いになる症状ではありますが
放置しておくと非常に危険なため、注意が必要な症状です。

併発する可能性のある症状

ぶどう膜炎は、目の他の病気を引き起こす可能性もあります。
代表的なものとしては、白内障、緑内障、網膜剥離、硝子体の混濁などの
名前が挙げられます。
これらは、どれも治療法は存在する病気ではありますが、
どれも放置すれば、最悪の場合は失明する可能性のある病気でもあります。

上でも書きましたが、こういった併発する可能性のある症状もあるため、
眼科医によって、しっかりと経過観察をしてもらうことは大切ですし、
もしもこういった症状が出てきてしまった場合に関しては、
その都度、対処していく必要があります。

併発しやすいそれぞれの症状については
下記で解説していますので、不安な方は下記をご覧ください。

白内障(はくないしょう)
水晶体が白く濁って行く病気です。視力低下などを引き起こします。

緑内障(りょくないしょう)
視野欠損を主な症状とする病気です。最悪の場合は失明を招きます。

網膜剥離(もうまくはくり)
網膜が剥がれてしまう病気です。こちらも失明の可能性があります。

放置しておくとどうなってしまうの?

ぶどう膜炎は、放置しておくと非常に危険な症状です。
原因としては色々な病気があり、危険度も様々ではありますが、
いずれにせよ、一度は眼科の診察を受ける必要があります。

上でも書いたように、ぶどう膜炎を放置していれば、
様々な併発する症状を引き起こす可能性もあります。
白内障、緑内障、網膜剥離…
いずれも失明の危険性もある病気です。

ぶどう膜炎かな?と自分で病名まで浮かぶことは
まずないとは思いますが、
もしも怪しいな?と思ったりだとか、
上記のような症状が続く場合は、ぶどう膜炎かもしれませんし、
他の病気が隠れている可能性もありますから、
しっかりと眼科で検査を受けて、治療が必要なのであれば
しっかりとした治療を受けることが、大切なポイントになります。

まとめ

「炎症」などと言うと、簡単に考えてしまうかもしれませんが
ぶどう膜炎は危険な症状を伴う病気です。
長い目で見る治療が必要になりますので、
決して我慢したりせずに、眼科を受診して、
もしも本当にぶどう膜炎なのであれば、
根気よく治療を続けていく必要があります。

くれぐれも、そのまま放置することのないように
しましょう。
場合によっては本当に失明してしまうので、
定期的な診察と、適切な治療が必要になります。
心配であれば、眼科を受診するようにしましょう。

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