学校の視力検査を解説!検査方法と評価基準や視力が出ない場合の対処!

学校でも、目の検査が行われます。
視力検査はそのうちの一つで、
小学校、中学校、高校などなど、
学業に支障がないかを検査するために、
基本的に1年に1回、検査が行われるかたちになります。

学校での視力検査は、眼科で行う視力検査とは
若干の違いがありますが、基本的には、あの
穴の開いた輪(ランドルト環)の穴の開いている方向が
どこか、ということを答えながらやっていく検査になりますね。

検査方法や評価基準、検査で異常が見つかったら
どうすれば良いのかを、それぞれご紹介していきます。

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視力検査の方法は?

学校での視力検査はランドルト環の、穴が
開いている方向を答える、という簡単なものです。
大体数個聞かれるぐらいで、片目の検査は終了でしょう。
一人あたり1~3分程度で終わるかと思います。

基本、上、右、下、左の4方向だと思いますが、
稀に右上、右下、左上、左下も加わった8方向のもので
検査が行われる可能性もあります。
(実際に私も1度だけ8方向だったことがあります)

検査のやり方は学校によって若干異なる可能性も
ありますが、基本的には輪のあいている方向を
答える簡単な検査です。

検査方法についても、検査前に必ず説明されると思いますから
その説明を聞いて、ちゃんと検査を受ければ問題はありません。

それでは、学校の視力検査について、
もう少し詳しく見て行きましょう。

視力検査の評価基準

視力検査の評価は現在だと、
一般的には「370方式」という評価基準が用いられています。
これは、視力をA、B、C、Dの4形式で判断する基準で、
現在ではこれが主流になっています。

以前は、視力の数字が細かく測定されており、
0.1だとか、2.0だとか書かれていましたが、
最近では詳細な数字を書くようなケースは少なくなり、
4段階評価で採点されるようになっています。

一応、4段階評価の基準についても書いておくと、
「A」が視力1.0、
「B」が視力0・9~0・7
「C」が視力0・6~0・3
「D」が視力0・2以下という基準になっています。

学校にもよると思いますが、「B」以下の場合は
保護者の方に視力検査の結果を知らせ、
眼科受診勧告の用紙などが届けられる場合があります。

その場合はしっかりと対応していくことを
おすすめします。
放置しておくことで、視力がさらに下がったり、
病気などが原因の場合は、症状が悪化する恐れもあります。

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視力が出ていない場合はどうすれば?

視力検査の結果で、B、C、Dが出てしまった場合は
どうすれば良いか。
まず、元々BやCやDの評価を前年から貰っていた場合、
変化が無ければ特に何もする必要はないかと思います。

が、今までAだったのに、B以下に下がった場合、
もしくは、AからDや、BからDなど、
急激に視力が下がった場合については、
眼科を受診することをおすすめします。

視力が低下する原因に関しては、
色々あるため、眼科での診察を受けなければ
具体的なことまでは分かりません。
単なる視力低下の可能性もありますし、
何らかの病気によって、急激に視力が低下している可能性、
何かストレスを溜めていることによって
心因的な視力低下などなど、
本当に色々可能性があるのです。

そのため、学校の視力検査だけでは
「見えている」「見えていない」までは分かりますが
その先に何があるのか、という部分までは分かりません。

しっかりと眼科を受診して、原因を特定することを
おすすめします。
学校から、眼科受診のすすめの紙をもらった場合に
関しては、それをもって眼科を受診することで、
スムーズに検査などが進むのではないかと思います。

異常がないただの視力低下なのであれば
特に治療は必要ない場合もありますし、
視力低下が日常生活に支障を及ぼしている場合は
眼鏡やコンタクトレンズなどを作る必要が出てくる場合もあります。

また、何らかの病気が隠れていた場合に関しては
その病気の治療を行うことが優先です。

放置しておくと大変なことになるかも?

学校の視力検査の結果がよくなかったのに、放置しておくと
更なる視力低下を招いたり、病気などの場合は手遅れになってしまう
可能性も0ではありません。
そのため、なるべく早く眼科を受診することをおすすめします。

単なる視力低下だったとしても、
視力が落ちている、ということは、
黒板の文字などを見るうえで、非常に見えにくい状態に
なってしまう、もしくは見えなくなってしまうことが予想されます。

見えない場合に、目を細めたりして無理をして
黒板の文字を見たりすると、
さらに視力低下を招くことにも繋がりますから、
保護者の方が早めに対応し、
病気があるのか、ないのか、そして、眼鏡は必要なのか、必要ないのか、
ということも含めて、しっかりと考えていく必要があります。

まとめ

学校の視力検査は、子供の視力を知ることのできる
数少ない機会です。
中学生、高校生にもなってくれば、自分で目の異常にも
気付けるかもしれませんが、まだ小学生のうちだと
なかなか目の調子に気付けないようなこともあるのです。

そのため、視力検査の検査結果は非常に重要な
ものですし、もしも視力が下がっているようであれば
その原因を突き止めて必要であれば、色々と対処する
必要が出てくるかと思います。

大きな病気に繋がる可能性としては低いかとは思いますが
確実とは言い切れませんし、単純な近視なども
放置しておくと、どんどん目に負担がかかって
視力が下がってしまうので、注意しましょう。

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