ミクリッツ病とは?ステロイド治療は必須?原因と症状を解説!

病気・症状

ミクリッツ病とは、
直接的な目の病気ではないですが
目にも影響を与える自己免疫疾患の一つです。

ステロイドなどによる治療が必要になる病気で
もしも、このミクリッツ病だと診断された場合には
医師の経過観察のもと、しっかりとした治療を
行っていくことが大切になります。

1888年に初めて報告された病気で、
当初はシェーグレン症候群の一亜種として
扱われていたようです。

この病気についての概要や治療法について、
それぞれ見ていきましょう。

どのような病気か?

体内に存在する免疫の一つを原因とした
自己免疫疾患です。
小難しく説明しているところもありますが、
小難しい部分は、患者側にとってはそれほど
重要ではないため、
自分の中の免疫が原因の疾患だと覚えておくぐらいで十分だと思います。

ただちに命に関わるものではなく、
ミクリッツ病自体の症状で命を落とすようなことは
ありませんが、放置しておくことによって、
臓器の病変だとか、そう言うことに繋がってしまう可能性は
充分にありますから、その部分に関しては、
しっかりと注意をしなくてはなりません。

診断を受けた場合は、しっかりと治療をしていきましょう。

原因は何か?

上でも書いた通り、体内の免疫の働きによって
発症する自己免疫疾患です。
IgG4と呼ばれるものに関係する疾患で、
この値が大幅に増加しているのが特徴になります。

では、このIgG4とやらが異常を起こさないためには
どうすれば良いのか。
ザンネンながら具体的な予防方法はありませんし、
示されていません。
ミクリッツ病を「こうすれば防げる!」という方法については
存在しないので、
運に身を任せるしかない、というのが現状になります。

どのような症状なの?

ミクリッツ病の症状はどのようなものになるのか。
涙腺や唾液腺に影響を与えることにより、
涙や唾液の分泌に影響を与える、というのが
主な症状になります。

そのため「目が乾く」「唾液が減る」などの
症状が出現します。
これが、この病気の主な症状ですね。

目の方面で言えば、目が渇いでしまうことにより、
ドライアイだとか、その他の病気に
進行する可能性についても0ではなく、
目の全体的な不快感を伴う可能性があります

ほかに、臓器病変などを起こし、
別の病気を併発することになる可能性があり、
こちらが真に恐るべきことになります。
ミクリッツ病自体の症状が命に関わることはないですが
臓器病変などを起こせば、重大な結果を招くことに
なる可能性もあるため、しっかりとした対応が
必要になります。

悪性腫瘍の発生リスクについての指摘もされており、
経過観察が必要となると共に、これらの発生に
関しても注意を払う必要があるとされています。

いずれにせよ、放置しておくことは危険なものになりますし、
しっかりと対処していくことが大切になります。

怪しいなと感じたら?

自分で、「あ…ミクリッツ病かな?」なんて感じることは
あまりないかと思います。
上にも書いたように、症状としては唾液の減少や
目の渇き、という症状になるため、なかなか病気だと
言う風には思わないでしょうし、
自分から怪しいな?と思うようなこともないかと思います。

あるとすれば、眼科などでドライアイが見つかって
そこから…だとか、その他の病変が見つかってそこから…
だとか、そんな感じになるかと思います。
なかなか、自分から意図的に発見するのは難しいでしょう。

それでも、身体のどこかにおかしいな?と思う部分が
あるのであれば、ミクリッツ病に限らず
放置することなく、対応する病院を受診することは
とても大切なことになりますから、
忘れないようにしましょう。

検査と診断方法

ミクリッツ病の診断は容易なものではありません。
”この検査をすれば”この病気かどうか分かる、
という類のものではなく、
数か月間かけて、しっかりと経過を観察しながら
診断していくカタチとなるようです。

血液検査なども行われるほか
(IgG4の増加の確認などのために行われます)
病変が生じている部位の組織を採取する検査なども
行われる場合があります。

これらは、自分では判断できないことであると思いますから
医師の判断を仰ぎながら、しっかりと検査を
進めていくようにしましょう。

治療方法はあるの?

このミクリッツ病と呼ばれる病気の治療方法はあるのかどうか、
それを見ていきましょう。

ミクリッツ病の治療には
「ステロイドの投与」が行われるケースが多いようです。
ただし、ステロイドには重大な副作用なども存在しており、
場合によっては、その副作用で苦しむことになってしまいますから
治療の開始には慎重な判断が必要とされます。

医師の判断のもと、
ステロイド投与が必要だと判断された場合
ステロイドによる治療が開始となります。
ただし、自覚症状が無い場合や、併発症状が無い場合など、
治療を行わずに、経過観察などをするケースもありますから、
医師の判断に従って治療を続けていくことが大切になります。

ステロイド治療を始めた場合、
長期にわたってそれを内服することになります。
分量に関しては、症状に応じての治療となり、
出来る限り減らすように、という方針が取られることになります。

ただし、完全に投与を中止することは難しい一面もあり、
長期にわたる治療が続くことになるため、
根気のいる治療になります。

目の渇きなどによりドライアイを生じた場合は、
そちらはミクリッツ病そのものの治療とは別に、
ドライアイ治療を行うことになります。
ドライアイの治療としては目薬だとか、そういった対症療法的な
治療になるかと思います。
原因がミクリッツ病である場合、それを治療することが
できなければ、ドライアイ自体も治しきることはできません。

対症療法をしながら、根本的な原因の治療を
同時に行っていく、というのが
基本になるでしょうか。

ちなみに、ステロイドを使わない治療法なども
研究はされているようですが、
今現時点では、実用段階に至っている治療法は存在せず、
ステロイド投与を行うことが基本となります。
先にも書いた通り、副作用のリスクもありますから、
慎重な治療が望まれます。

放置しておくとどうなる?

唾液や、涙に関係する症状なので、
そもそもなかなか気づかない、という人も
多いかと思います。
ですが、進行すれば次第に自覚症状が
出てくるようなケースもあるでしょうし、
ドライアイで眼科を受診して、そこから
ミクリッツ病の可能性が示唆されることもあるかと思います。

もしも自分がこの病気だと分かった場合、
”大した症状がないから”と放置したりしないようにしましょう。
放置していれば、いずれ、併発症状により、臓器の病変などを
もたらしてしまう可能性も十分にあるのです。
そうなってしまってからでは、治療がより大変なことになりますし、
最悪の場合は命に関わるような事態になってしまう
可能性も否定はできません。

病気の診断を受けた場合、必ず、面倒臭がらずに
しっかりと医師の診察を受けながら
治療を進めていくようにしましょう。

まとめ

目の症状としてはドライアイのような症状になりますが
放置しておけば、臓器の病変などにも繋がる可能性のある
危険な病気です。
なかなか診断が下されるまでには時間を要すると思いますが
もしも、この病気だと判明した場合に関しては、
しっかりと治療を行っていくことが大切になります。

長い闘いにはなりますが、しっかりと対応し、
医師と意思疎通をしながら、
地道に治療を行っていくことが大切になるかと思います。
苦しい道のりですが、なんとか、乗り越えていきましょう。